●731部隊 ペスト研究、攻撃用か(1988年朝日新聞)
●防疫研究室と昭和天皇の関係
●1940年と2020年の東京オリンピック
●731部隊と国立感染症研究所の問題
●731部隊 行動示す新資料・埋もれた公文書
●ABC企画委員会
●731部隊・100部隊展
●記憶の継承を進める神奈川の会
ミャンマーの親族、安否不明 不安募らす少数民族―越境の避難民追い返すタイ
2021年ABC企画委員会総会のお知らせ
情報公開裁判
米中の生物兵器開発?
20201107 UPLAN 西里扶甬子「生物戦部隊731研究の現在地~今を生きる日本人が知るべきこと」
3月3日の『化学学校記事』の傍聴
日本の労働問題
日本のコロナ対応にみる731部隊・100部隊の影
「日本のコロナ対応にみる731部隊・100部隊の影 」 お話:加藤哲郎さん
中国人ビザ発給拒否・入国拒否裁判、東京高裁不当判決!!
日本でワクチンが出来ない訳は
慰安婦訴訟4月に判決へ、韓国 裁判所、日本政府に賠償請求
731部隊の史実を語り継ぐ連続学習会・第5回
「731部隊・100部隊」と「人獣共通感染症」
□日時:2021年5月27日(木) 18:30~
□お話:今井雅巳さん 岐阜大学講師「平和学」□オンライン中継(ZOOM)
□主催:731ネットワーク
◎ 「日本人の戦争認識」 =近代日本の戦争被害と加害の実相
◎ 哈爾濱「侵華日軍第731部隊罪証陳列館」の変遷 「731部隊展」全国ツアー
◎ 長春「偽満皇宮博物院」と「100部隊」の展示 撫順・太源戦犯管理所と中国帰還者連絡会
◎「人獣共通感染症」の過去・現在
ペスト・鼻疽・炭疽・鳥インフルエンザ・豚コレラ・SARS・MERS・COVID-19
◎ 戦前の獣医師(馬医者)を輩出した三大獣医学科
東大・北大・盛岡高等農林学校(岩手大)獣医学科と博物館(動物の病気標本資料)
◎ 戦後の獣医師(馬の医者から人の医者へ・動物実験のプロ・製薬会社顧問)
安東洪次と動物実験研究会・チンパンジーの老後(サンクチュアリー)
◎ 獣医師の本 『軍馬と鼻疽菌』小河孝著 『馬疫』茜灯里著
◎「人獣共通感染症」との共存=COVID-19との向き合い方・私たちの未来
◎「加害民族の末裔」としての自覚と現代日本人の責任
*日本のどこかに「731部隊」罪証陳列館分館建設を目指して!! 金成民館長の願望
□ 連絡先・申込 nobu51@jcom.zaq.ne.jp(五井)
(zoomの定員100人、定員になり次第受付終了です。)
「部外秘 参考資料 CBR講習資料」11頁 作成日時不詳 陸上幕僚監部化学科より
d旧日本軍の細菌戦活動
旧日本軍の石井部隊は又の名を関東軍防疫、給水、731部隊、加茂部隊、特25204部隊と呼ばれた。細菌戦闘専門の特殊部隊であった。隊の設立は昭和6(1931)年で満州の研究所完成は昭和10(1935)年である。日本軍細菌戦部隊の本拠は満州ハルビン郊外濱江省(ひんこうしょう)双城県平房の4階建近代建築でその中で遮断隔離の生活をしていた。設備は爆撃機(細菌撒布用)10機、1000kwタービン発電機2台である。この本部の元に、孫呉、海拉爾(ハイラル)、牡丹江、林口、大連の5支部があり、大連のものは大連研究所または松林機関とも言われていた。他の部課は細菌の攻撃方法、容器散布方法、防疫問題を研究していた。最も力を入れたのはヒタツリ菌(注:脾脱疽菌)であった。この菌を粉末にして榴散弾の70g位の鉛製弾子に混ぜ、これを砲弾内に詰め、炸薬が爆発すると弾子が飛散して人馬に感染さすようになっている。実験場所は731部隊研究所から北に300(?)㎞ばかりのアンダ飛行場を使用した。そして砲弾が爆発しても菌の40%は生きていること及び培養器に飛ばされた菌は確実に付着する事、負傷者は発病することが確認されている。1938年中国廬山の戦闘で日本軍が毒ガス、ホスゲンを使用したという2,3の細菌記録がある。この記録を持つ731部隊は1945年8月9日午前6時ハルビンの工兵、歩兵、砲兵によって徹底的に破壊され付属設備は地上から姿を消した。ソ連の対日参戦による退却の結果である」
長岡大学 研究論叢 第16号より(2018年8月)
・・・731部隊に関する概要が正確に記述されており、更に1938年に毒ガスを作戦で使用したことまで記している。これは化学学校の教育部長が、特殊課程の学生に講義した内容である。内容は事実であると確認して行ったと考えるほかはない。戦後自衛隊は731部隊の実態とその活動を把握した上で、何ら反省することなく自衛官に「教育」してきたのである。また教科書裁判では日本政府は長きにわたり731部隊の活動の事実認定さえ回避してきたが、陸上自衛隊の内部教育資料にも明記されるほど、自衛隊幹部周知の事実だったのであり、日本政府は一貫して内外に虚偽の主張をしてきたと言える。