5時だよ、ゴハンだにゃん

(元)外ねこさんに支えられる日々と、
野良猫さん一家TNRの記録

災難だにゃん

2005年10月06日 | TNR
おいっ!朝になったら雨は止んでいるんじゃなかったのかっ!
4時、土砂降りじゃないかい…。どうすんだよ…と思っていたら5時、小降りに。
7時止みました。今日は一日ぶちとくぅは定位置に居られない。店の外壁などを塗装しなおすのだ。定休日の作業はやめて欲しかったが、雨ばかりで仕事も遅れていることだろうし、今回は我慢。ごめんね、ぶちくんとくぅちゃん。

捕獲作戦展開中。
本日は、「オセロ」が入ってくれました
このところVETが忙しいらしく、先週に引き続き無理を言ってオペしてもらいました。だってもう二度と捕まらないもんね~。
おとこのこで、おとなしかったとの事。明日お迎え。

Sさんが、オセロを欲しいと言っていたので一応声をかけてはあるが、どうも無理そうな感じ。全く人馴れしていないしね。まぁ、兄弟のところへ戻るのもよしでしょ。

そんなこんなで職人さんのお世話に追われ忙しい一日。なんと夕方6時まで働く職人さん。日当ってことを考えると嬉しいけど、ぶちとくぅには災難。ダンナが出かけていてぶちぶち号は無いうえに、サンダーでガリガリやってる塗装工事で居られない。結局7時までお庭で待機。ゴハンもお庭でアセアセ食べる羽目に。
なんと、「来週の木曜日に仕上げの塗装しますねっ」と笑顔で言われて、KO

Sさん情報によると、みけちゃんのコは3頭らしい。やはり私が思っているあたりにいるらしい。相変わらず、庭に侵入し、茹で鶏を運んでいる。はやくでかくなれよ~。

ちびぶち帰宅する

2005年09月30日 | TNR
朝いちで車を走らせ、ちびぶちをお迎えに行く。
まだ8時半過ぎだというのに、病院の待合室はいっぱいだ。
みなそれぞれに心配顔の飼い主さん達。少しでも早く、大切な家族が良くなりますように…。

程なくしてちびぶちを渡される。「いいこにしてました?」聞いてみる。
「…」あれぇ~返事がないぞ。
「今までのコのなかでは、一番慣れてない感じでした」と副院長。
どうやら、相当てこずらせたらしい。自ら進んでケンネルキャブに入ったとこまではお利口だったんだけどねぇ…ちびぶち。

当の本人は、キャブの一番奥でじっとしている。こころなしか表情も変わってしまっているようだ。無理もないよね。恐怖の体験の連続だもの。
さぁ、早く帰ろう。

話しかけながらダッシュで帰宅。
藪の前に車を止め、ドアを開けて空気のにおいを嗅がせる。
小さな声でにゃぁぉんと鳴き始めた。わかったようだ。
そっとキャブの扉を開け放つと、腰を低くしたままそろそろと外へと出て、藪に消えていった。小さくにゃおと言い残して。

夕方ちょっと早めにゴハンを届ける。明るいうちに姿を確認したかったからだ。
お…いたいた。いつものように走ってくるが、途中で「このひと危ないんだった」とでも思ったのか、向きを変えて藪に戻る。
いつものようにゴハンくれるけど、信用していいのかどうなのか一生懸命考えてるんだろうな…。
怖い思いさせてごめん。明日もあさっても、ゴハン届けるよ、約束。

いのちは大切にしてね。

2005年09月17日 | TNR
←クリックして拡大手前がさびちゃん♀、後ろがくろくろ♀
              リリース直前の1ショット

なんとも涼しい朝。土曜日で車の少ない道に虫さえ飛んでいない。
ぶちとくぅには、嬉しい季節。夜中ずっと遊んでいたのだろう、おなかがすいたよぅ~とぶちくんが、勝手場の入り口で大きく「にゃお~ん」と啼く。おいおい、じいさんの耳に入ったらまずいぞ。急いで支度するから待ってねと声をかける。
食欲旺盛、あっちこっちへフットワークも軽い。ここ何ヶ月か見せたことがない
生き生きとした表情に、夏もホントに終わりだなと思った。

お店を開けて、とりあえずの仕事を片付け、さびちゃんとくろくろをお迎えに行く。
診察開始時間ぴったりに着いたのに、もう待合室はいっぱいだ。2匹を待っている間に、でかいゴールデンにとび蹴りをいただいた。

くろくろがはしっこくて、キャブへの移動が危険とのことで、さびちゃんとくろくろを一つのケージに入れ、ケージをお借りすることに決めてあった。
「この子達は、顔見知り?」看護師のMさんが聞いてきた。
「お母さんがおんなじだよ」と私。
「それでかぁ~、一緒にしたら嬉しそうににゃおにゃお言うから。」とMさん。

いつも大勢で暮らしているから、ひとりになったことなんてないものね。知らないところで、小さなケージに閉じ込められて、たったひとりで、自分だけのお皿でゴハンを食べたことなんてないもの。どんなに心細かっただろうと思う。

車にケージを積み込む。途中で仕入れてきた商品とか、置いておけない捕獲器とかでごちゃごちゃだ。
荷物とケージを交互に見ながら、Mさんがポツリ「●●さん(私のこと)も大変だね」
いやいやMさん、事故で半身不随になった子猫を2匹、自宅に引き取ってお世話しているあなたに、私はとても頭が上がらないよ。

さびちゃんは、なんだか半分諦めた様な表情で見上げている。くろくろはさびちゃんにぴったりくっついている。
さぁ、帰ろう。みんな待ってる。

もう新しいいのちを育むことはできなくなっちゃけれど、その分自分たちのいのちをたいせつにするんだよ。
もう道に座らないでね、くろくろ。
さびちゃん、ちゃんとゴハン食べに来るんだよ。



おんなのこ ふたり

2005年09月15日 | TNR
ぶちくんに迎えられて、今日も忙しい一日が始まった。
いつまでも泣いてはいられない。いつかまた会えるから、もう泣くのはやめよう。

昨日、my捕獲器が届いた。これから先も続けていくために、1つ手元に置いておきたいと思ったからだ。踏み板式の折りたたみできるものをチョイスした。送料込で約7000円くらい。借りたり返したりの労力を考えたら安いと思った。「動物を虐待しないでください」という注意書きがついてきた。そんなつもりはないけれど、あのこたちにとっては、それに近いものはあるんだろうな…。

とりあえず、から揚げを放り込んで、1台セット。みけちゃんが入りそうだったので、ギョニソを投げてブロック。「ガッシャン」振り向いたら【サビちゃん】が
しっかり入っていた。サビちゃんは、白キジ混じりのなんちゃってみけ猫だ。おそらくメスと考えて(子育て中の可能性を否定できない)、今回の捕獲リストからは一応排除していた。みけちゃんに気を取られている間に、現れたようだ。
正直、迷った。もしも赤ちゃんがいたら、まだ1ヶ月経っていないはずだ。母親を
2晩入院させることは危険だ。…でもこれを逃したら二度と捕まらないかもしれない。サビちゃんは、たいていゴハンの時間にきっちり現れていたし、お腹が大きかった様子もない。おっぱいも張っている感じはしない。9割がた大丈夫、自分の感覚を信じようと思った。もしも、はずれていたら、子猫の生命力を信じて、VETに一晩の入院でお願いしようと決めた。

目の前で捕獲劇があったので、もうダメかなとは思ったが、とりあえずもう一台セット。あっけないくらいに【くろくろ】が入った。
道の真ん中で座り込んで、車が来てもどかないコ。度胸が据わっているのか、それとも恐怖で固まっちゃうのか…。どっちにしても危ない。できればリリースしたくない№1だ。

とりあえず、病院へ搬入。助成金は1人1年に2件までなので、本当は今日の1匹分は実費になるところだが、母親(この病院の超お得意さん)の名前を借りてあと2匹分確保してもらえることになった。来年からはこの助成金そのものが無くなるかもしれないという。清水市と合併したためらしいが、改悪するような合併ならしないで欲しかった。

午後連絡有。さびちゃんもくろくろもメス。看護師さんから「おめでとう」って言われて複雑な気分。まぁね、おめでとうか…。そうだね。
さびちゃんは、見る限り出産の経験はないだろうとのこと。よかった。
くろくろは、小さくてどうかと思ったけれど、なんとかオペできたそうだ。
小さい割には、栄養は足りてるみたいで、お腹の中の脂肪は結構多かったと笑われた。
2晩入院で、土曜日お迎えに行く。
¥12,500×2=25,000支払い。

夕べからアイオニックシルバーを、ぶちとくぅに与え始めた。今のところ抵抗なく
摂取できている。くぅの傷に良い結果が得られるといいと思う。

モコご帰還

2005年09月09日 | TNR
昨日の暑さがうそのように、今朝は風がきもちいい。ここは田舎なので当然のことながら虫が多い。自販機の前にさまざまな虫が来ている。自然のものはちょっとした変化にも敏感だ。あんなに多かった大きい羽蟻は姿を消し、カメムシ一族が闊歩するようになった。果樹が甘くなっていくのをわかっているんだね。
ゆうべから、まったく居所がしれなかったくぅも、ご飯の時間には帰ってきた。
ぶちは今朝の缶詰が御気に召さなかったらしく、ガリガリを主体に食べた。

仕事が忙しくなる午後を避けて、朝いちで「モコ」を迎えに行く。
相変わらずケージの奥でひたすら小さくなっている。
VET曰く「おとなしかった」「本当にのらちゃんか?」
はい。正真正銘ののらにゃんです。えらかったね、モコ。

モコを乗せて家路を急ぐ。お迎えが早かったので、まだ朝食前だったせいも
あるのか、元気がない。「みんな待ってるよ」ずっと話しかけた。

そんなモコを、藪の前にケージごと降ろす。ぐるっと見廻して、表情が戻った。
どうやらココがどこかわかったようだ。そっと扉を開けると、確かめるように一歩
二歩。走り出して、藪に吸い込まれていった。
…あっ写真撮るの忘れた
ドライフードをドラム缶の影に隠して置いた。食べられるかな、モコ。
お夕飯には、出てくるんだよ。それまでおやすみ。

「もこ」はおとこのこ

2005年09月08日 | TNR
朝借りた捕獲器。最大2週間では相当効率良くやらないと。
午後3時過ぎ、ぶちはまだお昼寝中。くぅもお庭で寝そべっている。
どうやってキャブに移すかまだ検討中だが、どの道今日解決できるものでもなさそうだ。捕獲器のままでも受け入れてくれるというので、とりあえずやってみよう。

県道から見えないように、車を配置。
お昼の残りのからあげをセットし、天井面のえさ入れの鍵を確認して、その場を離れ車で待機。
しろきじの【ちび】茶トラの【モコ】が藪から出てきた。2匹ともおそらくみけちゃんのこどもだ。今はちいさいこたちの面倒をよくみている。
サイドミラーで様子を窺う。おもむろに【モコ】が中へ。扉が落ちない…と思った瞬間、[ガッシャン]何度聞いても嫌な音だ。驚いてパニックになっているので、急いで車に回収、大きな布で捕獲器ごと包んだ。ごめんねモコ。

病院へ車を走らせる。モコは一声もあげない。「かならず連れて帰るから」と何度も声をかけた。

病院でモコを引き渡し、手術の承諾書など数種類の書類を書く。のら猫の避妊・去勢をする場合、マイクロチップの埋め込みを条件に助成金が出る。そのための書類を1枚、動物登録の書類をさらに書いた。
マイクロチップの埋め込みには賛否あることは知っている。しかし少なくとも前向きな動きであることは事実だろう。かつて野良猫だったうちのコたちも、利用させてもらった。正直、金銭的にはかなり助かる。気持ちだけではどうにもならない。
助成金を出して頂いて、避妊手術¥24,000→¥12,500(2日入院)
去勢手術¥15,000→¥10,500(原則日帰り)とのこと。モコの性別が不明(私は男の子だと思う)なので、内金¥10,000入れて帰宅する。モコがんばれ。

帰宅途中、VETから連絡がある。「モコはおとこのこ。」「明日帰れること。」
明日お迎えに行くよ、モコ。みんな待ってるよ。