じじい、無駄な抵抗はよせ!

無駄な抵抗はよせ! 
だが、一度きりの人生じゃ
映画のタイトルに触発されて、じじいの抵抗はいかに??

旅先のハプニング3

2019-12-10 16:22:06 | 行きたい旅先
★海外で初めて車を運転した

場所はスペイン、セビリアからレンタカーを友人に
借りてもらい、約200キロ離れたアルハンブラ宮
殿までドライブした。車はフォードのジーゼル車だ
が左ハンドル、右側通行ゆえに真っ直ぐ走るのがや
っとだった。ナビが付いているので道に迷うことは
無かった。だが、信号機の無いスペインでは、交差
点がサークルになっている。どこで入り、どこで抜
けるかが難しい。しかも、右側通行なのでなおさら
だ。アルハンブラ宮殿は宿泊することができる。
国営の宮殿ホテルは沢山あり、少し値段がいいがパ
ラドールといって宮殿内に泊まることができる。

目的のホテルの駐車場に車を置いて、宮殿を先に見
学するつもりでいた。なれない運転で時間も押して
いたし、ナビが示すホテルの駐車場のゲートは閉ま
っている。記述してある案内板はスペイン語で意味
が分からない。宮殿の入場券はネットで購入済みだ
がホテルの駐車場の入り方が分からない。

と、そこに問題の奴が現れた。何やら「俺が案内し
てやるから付いて来い」と言っているらしい。この
おやじ、車を持ってきて「俺に続け」と言っている
らしい。仕方なくついて行くと、どんどん宮殿から
離れて行くではないか。丘をずいぶん降りてから、
これはおかしいと思ったので付いて行くのを止めた。
行ってしまったと思ったがまた付いてきた。付いて
行くふりをして、途中のGSに入って隠れていた。
すると、また何やら言いながらやって来て、再び丘
の方で運転し、最初に出合ったパラドールのゲート
前まで案内された。そして、ゲートの脇にあった小
さなボタンを押すとゲートが開いた。おやじが何や
らしきりに言っている。しかし、何を言っているか
分からないが雰囲気で金を要求しているようだ。

時間も押していたので、追い払う意味で10ユーロ
出すと、もっと寄越せという。結局、何度も手を出
すので50ユーロも取られてしまった。いい加減に
だまされた自分に腹がたった。もっと強く拒否すれ
ば良かったか、または警察を呼べば良かったなど。
そのオヤジは常習なのかも知れない。観光客相手に
網を張っていたようだった。

何とか時間に間に合い、宮殿の見学を終え、予定の
パラドーレ・グラナダにも宿泊できた。
アルハンブラ宮殿は向い側のグラナダの丘から眺め
るのが観光スポットになっている。車はあるのだが
そちらへ行くのはタクシーを往復利用した。学生時
代、下宿にギターの名人が居て、よく夕暮れ時には
縁側でアルハンブラの思い出を演奏していた。それ
でiPadに曲を仕込んで宮殿内で聞こうと思って
準備していたが、夕食にはギターの生演奏があり、
当然にその曲も宮殿内で聴くことができた。

しかし、あのくやしい思い出が忘れられない。

つづく



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