長くてピリピリした一日（後編）

人事異動が発令される当日の月曜日、わたしはもやもやした気分の中で職場へ向か
いました。
きっと、今回の異動で自分が対象になるのだ、との確信のもとに重い足取りの中
会社へ向かったのでした。。


社内で朝の合同朝礼が終了し、
「そろそろ上司から個別に呼ばれて異動の説明があるんだなー」
そう思い、わたしはデスクにあるＰＣに向かっていつものように作業をこなしてい
たのですが…

一向に連絡がありません。
しかも、同僚も同じ部署の人たちのだーれも声がかかってきません。
わたしは少し不審に思ったのですが、結局そのまま帰る時間まで迎えてしまいま
した。

「なんだろなー」

そう思いつつ、帰る身支度を始めたそのとき…

同僚のひとりの年配の男性から、
「異動になっちゃった」とひとこと。
どうやら、わたしが一時的に外出している間（トイレやお昼時）に異動の交付を
済ませたようです。



…結局、今回は残留というかたちで終了しました。
自分が「異動するのではないか？」と思ったとき、この１年半いまの部署で仕事を
していたときのミスを走馬灯のようにぐるぐる回っていたのでした。。
自分に異動がでなかったことがわかると、一気に気持ちが楽になり体全体で安堵の
息をついたのでした。
「もう今後は、同じミスもおこさないし、もっと会社に貢献できるようにがんばら
なくっちゃ」と、自分に言い聞かせて家に帰宅したのであった。。



（おしまい）



※ここ数日の間、会社のことで頭がいっぱいだったので釧路の出来事を更新
できませんでした。後日、必ず更新致します。