気持ちよく晴れて冷え込んだ朝、せっかくなので筑波山へ冬鳥の様子を見に行くことにする。
いつも通り深峰歩道往復でサクサク行こうと思っていたら、キャンプ場に向かう道の分岐で通行止めというか駐車場が使えないと。あらら。
でもせっかく来たし、ということで、キャンプ場コースから登ることにする。
2回登ったことあるので様子はわかってるし。
鳥はというと、シジュウカラ、ヤマガラがあちこちで鳴いているけれど、なかなか姿は見えない。
チラチラ見えても写真撮れる感じでもなく、休み休み登る。
すると聞いたことのある声と一緒に10羽ほどの群れが飛んできた。
アトリやマヒワより大きい、そしてこの声。
1羽だけなんとか見えるところにとまってくれたので急いで双眼鏡で確認すると、ツグミ!
そうだよ、この声はツグミだよ。季節の変わり目ってパッと鳥の名前が出てこなくて困ってしまう。
写真は撮れなかったけれど、やっと来てくれてうれしかった。
深峰歩道は軽トラが登れるように作られているので、登山する人はあんまり面白くないと思うけど、さすがにこちらのコースは雰囲気がある。
このコースのゴール(?)は女体山山頂。
いや、山頂目指して登ってきたわけではないんだけど(笑)せっかくなのでお詣りがてら行っておく。
脚がガクガクになっちゃって戻ってこられない年齢高めの女性がいたので、手を貸して差し上げた。
男体山も行こうと思ってたけど、このままロープウェイで帰るそうです。うん、そのほうがいい。
こっちに着いちゃうと、目的地の御幸ヶ原までも500mくらいあるし、途中は岩だらけの下りだったりするので、ちょっとそこがしんどかったりするんだよな。
登っている途中にヘリコプターが何度も近づいていたので何かなと思っていたら、水道管の工事とのこと。あー、だから工事車両で駐車場が使えなかったんだ。納得。
以前ミヤマホオジロを見かけたベンチの後ろにある建物屋上にいろいろ運んでいるようだった。
そんなわけでそのエリアは鳥どころではなかったんだけど、ソウシチョウだけは群れを作って元気に鳴いていた。
筑波山は特に紅葉が美しい山ではないんだけど、これから週末は混むんだろうな。
このあと、ロープウェイ乗り場から登ってきた幼稚園の親子遠足の人たちでいっぱいになった御幸ヶ原。
水場ではキツツキの声はしたけれど鳥の姿はなく、自然探求路にアトリとかいないかなと探してみたけど、こちらも静まりかえっている。
双眼鏡とカメラを持った女性がゆっくり歩いていたので「何かいましたか?」と声をかけてみると、「カヤクグリが鳴いてましたよ。」と教えてくれた。わー、しばらく見てないな。
深峰歩道自体は通行止めにはなっていなかったので、カヤクグリを探しながら下山。
以前ハギマシコが来ていたあたりに近づくとさっそく鳴きながら飛びだしてきた。
落ち着いた色合いと鳴き声、かわいいー!
しばらくの間じっとしていてくれた。なんていい子!
このカヤクグリと一緒にいた鳥が飛び出して、高いところにとまる。
ホオジロだ。ちょっとおちゃらけた感じ。
やっぱりホオジロは裏切らないね。
深峰歩道の下りもカラ類の鳴き声だけ。ルリビタキにはちょっと早かったかな。
いつも使っていた駐車場。でも「駐車場ではありません」って書いてある。
どうなるんだろう。5月の探鳥会の集合場所でもあるんだけど。
ここからキャンプ場は1kmちょっとあるんだけど、下り+平坦な道がほとんどなので、問題なく戻れた。
思ってたより冬鳥は少なかったけど、それでもツグミにもカヤクグリにも会えて、いい日になった。
●この日見た/声を聞いた鳥
- キジバト
- コゲラ(声)
- アカゲラ(声)
- アオゲラ(声)
- ハシブトガラス
- ヤマガラ
- シジュウカラ
- ヒヨドリ
- ウグイス
- エナガ
- メジロ
- ソウシチョウ
- ガビチョウ
- ツグミ
- カヤクグリ
- カワラヒワ
- ホオジロ