月例の菅生沼探鳥会。朝まで降っていた雨も上がって晴れ間も見えてきた。
今日の上沼にはオナガガモご一行。20羽くらい。
カワセミは見逃したかと思ったら、別のところにとまっているのを参加者の方が探してくれた。
これがあるから探鳥会はありがたい。
スタート時からベニマシコとオオジュリンの声がさかんに聞こえてくる。
探しながら歩くけれど、ベニマシコは今イチ遠い感じだし、オオジュリンは砂漠で砂粒を探すかのよう。
数日前までは歩くたびに鳴き声が聞こえていたアリスイも、全然鳴かない。
アリを食べ尽くしちゃってどこかへ行ってしまったのかしら。
チュウヒも見当たらず。でもハイタカやトビは姿を見せてくれた。
反町閘門橋まで行って飯沼川の下流をみると、カワウのなる木。
カモたちはマガモの他に、コガモとヒドリガモを見つけた方がいた。
「シメがいますよ!」との声。指差す方向を見ても葉っぱしか見えませんが…。
望遠鏡に入ったのを見せてもらうと確かにシメ。今シーズン初だ。
いやしかし、言われたらわかるけど、私のカメラで最大限に寄ってこれ。
肉眼、いや双眼鏡でも葉っぱにしか見えなかった。これに気づけるすごい目と耳を持った方が多くて勉強になる。
西側の遊歩道は珍しいくらいの静けさ。
それでも折り返し地点の老人保健施設では、電線にずーっと声ばかりだったジョウビタキがとまってくれた。
「やっとジョウビタキいたねー。」
と言いながら元来た道を歩いていると、先を歩いていた人たちが足を止めてカメラを向けている。
なになに?
え、またジョウビタキ。そんなわかりやすいところに(笑)
さっきまでの苦労はなんだったの。
しかも全然飛ばない(笑) これトリミングしてないです。
野鳥の会の探鳥会なので(そうじゃなくても)、野鳥に負担をかけるような観察は避けるべき。
だけど、参加者全員が集まっても一向に飛ぶ様子はなく、じゃあせっかくだからとみんなで撮影タイム。
普段カメラを持ち歩かない方もスマホでパシャパシャ撮影していた。
なかなか小鳥をスマホでわかるように撮れることなんてないよね。
ひとしきりモデルをやってくれた後に川をはさんだ向こう岸に飛んでいったんだけど、また人工物にとまっていた。
天神山公園入口の坂道を下ると、エナガとコゲラの声。
鳥合わせ中には、1ヶ月前の探鳥会と同じようにミサゴが狩りを始めた。
下を横切っているのはカワラヒワか?
結局何度かこの体勢になったけど水面に向かうことはなく、どこかへ行ってしまった。
解散後はいつものように、いつものコースを歩いて帰る。
探鳥会では折り返した老人保健施設下を抜けた先、アオジのような声がするので立ち止まっていると、数羽が目の前を飛んで葦にとまった。
あれ、アオジの色じゃないぞ、ホオジロ? でも鳴き声は違ったけど…
えー、カシラダカ?
探鳥会で噂してたところだったのに。
あと少し先へ行ってから折り返したらみんなで会えたな。
先月はノビタキがこのパターンだったような。
まあ来月〜3月くらいまでは「またか」って言うほど会えるでしょう。
他の場所では激減と言われているカシラダカだけど、菅生沼周辺は減っている気配は感じない。
ちゃんと今シーズンも来てくれたしね。
最後に間違い探し。帰宅後に写真を見て気がつきました。
この中に1羽だけ仲間はずれがいます。
見つかりましたか?
右下に1羽だけシメが混じってました。
カワラヒワの群れ、全然丁寧に見てなかったけど、こういうこともあるのね。
今シーズン初の冬鳥に2種も出会えてうれしかった。
●この日見た/声を聞いた鳥 ※鳥合わせの結果含む。自分で見聞きしていないものは★
- ヒドリガモ★
- カルガモ
- マガモ
- オナガガモ
- コガモ
- キジ
- カワラバト★
- キジバト
- クイナ(声)
- バン
- オオバン
- カイツブリ
- カワウ
- ダイサギ
- アオサギ
- ミサゴ
- ハイタカ
- トビ
- カワセミ
- コゲラ
- モズ
- カケス
- ハシボソガラス
- ハシブトガラス
- シジュウカラ(声)
- ヒヨドリ
- ウグイス(声)
- エナガ
- メジロ
- ガビチョウ(声)
- ジョウビタキ
- スズメ
- セグロセキレイ
- ハクセキレイ
- シメ
- ベニマシコ(声)
- カワラヒワ
- ホオジロ
- オオジュリン
- アオジ(声)
行き帰りに見た鳥
- カシラダカ
- ヒクイナ(声)
- ノスリ
- アカゲラ