宇宙の起源を無に求めるということは、あたかもガラスケースの中に入っている宝石を外に取り出す手品を考案するのに似ている。素朴には不可能であるのだが、なるべく違和感のないプロセスを工夫することによって、あたかも無から始まる宇宙に見えるようにできるのではないかと考えた。
手品のタネとして使えそうな物とはクーパー対である。
真空物質としてのクーパー対とは電子と陽電子のようなフェルミオンと反フェルミオンとがスピン0で結合している物だが、そのままでエネルギーが0であることは自明ではない。反例としてポジトロニウムをあげることが出来るが、現状の標準模型の説得力では無分別であり不完全だと思う。
クーパー対とポジトロニウムの区別をはっきりさせていくことは標準模型のあり方を批判していくことにつながる。標準模型では電子が時間逆行すると陽電子になるという。ユニバーサルフロンティア模型では電子が時間逆行した物は騾馬陽電子であり陽電子そのものとは異なる。クーパー対は電子と騾馬陽電子とが結合してエネルギー0を実現している物であり、ポジトロニウムは電子と陽電子の結合系だからエネルギーは電子質量二つ分を持っている。
すなわちクーパー対とはフェルミオンの時間順行逆行対であり、それは粒子反粒子対ではない。
フェルミオンが時間を往復すると排他原理の適用を受けて、あたかも消えてしまうように見えるのではなくて、明確に対を造るのであろう。クーパー対を造るという現象を時間反転させれば無から物質が出てくるように見える。手品のタネとして優れていると言えるが、どんなクーパー対から対創生したとしても粒子と反粒子が一対一で出てくるだけであって、ちっとも宇宙物質の創生になんかなってくれない。そこで考えたのはインフレーション期間の活用である。最初の仮定としてインフレーション宇宙はアイソ対称だったとすることにした。
アイソスピン対称から最初のゲージボソンが出たら、それはアイソスピンの異なる二つのクォークに崩壊してくれるのではないか。
手品のタネとして使えそうな物とはクーパー対である。
真空物質としてのクーパー対とは電子と陽電子のようなフェルミオンと反フェルミオンとがスピン0で結合している物だが、そのままでエネルギーが0であることは自明ではない。反例としてポジトロニウムをあげることが出来るが、現状の標準模型の説得力では無分別であり不完全だと思う。
クーパー対とポジトロニウムの区別をはっきりさせていくことは標準模型のあり方を批判していくことにつながる。標準模型では電子が時間逆行すると陽電子になるという。ユニバーサルフロンティア模型では電子が時間逆行した物は騾馬陽電子であり陽電子そのものとは異なる。クーパー対は電子と騾馬陽電子とが結合してエネルギー0を実現している物であり、ポジトロニウムは電子と陽電子の結合系だからエネルギーは電子質量二つ分を持っている。
すなわちクーパー対とはフェルミオンの時間順行逆行対であり、それは粒子反粒子対ではない。
フェルミオンが時間を往復すると排他原理の適用を受けて、あたかも消えてしまうように見えるのではなくて、明確に対を造るのであろう。クーパー対を造るという現象を時間反転させれば無から物質が出てくるように見える。手品のタネとして優れていると言えるが、どんなクーパー対から対創生したとしても粒子と反粒子が一対一で出てくるだけであって、ちっとも宇宙物質の創生になんかなってくれない。そこで考えたのはインフレーション期間の活用である。最初の仮定としてインフレーション宇宙はアイソ対称だったとすることにした。
アイソスピン対称から最初のゲージボソンが出たら、それはアイソスピンの異なる二つのクォークに崩壊してくれるのではないか。