物理学の革命児だったニールス・ボーアは、さらなる革命的変革を封じるために方策を用意していた・・。
【対応原理】
「質的で不連続な変化とみなされることが多い新しい物理学においても、数学的に量的で連続的な違いだと看做される解釈が可能であり、数式のリサーチからのアプローチによって唐突な革命的天才の出現を防止できることが期待される」
ニールス・ボーアに限って言えば、ある時期から以降、この対応原理を自らの言論の戒めとして自戒していた可能性もある。《量子ジャンプ仮説》によって自然界の不連続性を説くボーア=ハイゼンベルク率いるコペンハーゲン学派にとって、連続関数によった記述を特徴とするシュレーディンガーの波動力学は「格好の攻撃対象であるが難攻不落」であり、さらに追い打ちをかける形でディラックが両者の同一性を数学的に証明した。
軌道間に存在するエネルギーギャップを、連続と考えるか、不連続と捉えるか、は現象論からは「いずれも偏見」と看做されたのであった!
ゲージ粒子が真空中のクーパー対を励起して粒子と反粒子を対創生する場合でも、ボーア=ハイゼンベルクは「不連続現象として基底状態(L軌道)から励起状態(H軌道)にジャンプする」ように解釈するが、その際に根拠として用いる不確定性原理を逆に「波動による連続した現象として速やかに移行する」と波動力学では解決可能だからだ。
ところが、南部がカイラリティーによって指摘したように、自然は常に質的な相違をはらんでいる・・。
このことは「対応原理は質量の有無の話に至っては破綻する」ことを意味しており、質量0のフェルミオン(ここではニュートリノはまだ例外として考慮しておりません)は、カイラル対称性が保存されているが、素粒子(ここではニュートリノ以外のフェルミオン)が質量を持ってしまえば(電子のよう)に完全に破れることになる!
電子のスピンは、左巻きと右巻きとが恒常的にフィフティーフィフティーであり、中間的な(どちらかに偏った)確率の観測は全く不可能だ・・。
それがニュートリノの場合には、質量機構が異なる(シーソー機構による)せいで、V-A相互作用によって(進行方向に向かって)左巻きに出現したら、ニュートリノよりも、もっと光速度に近い系から観測(ほぼ実行不可能を意味する)されない限り、ニュートリノは左巻きのままで進行する。このことは(万が一にも)ニュートリノと反ニュートリノとが出会ったとして、その場所においてクーパー対を形成したとしても、その大きな運動量から来るエネルギー値の減少はあったとしても、質量は完全には0にならないであろうことが(UFTによって)予言される!
なぜならば
H軌道上の存在が
L軌道に
逆ジャンプを果たすためには崩壊現象が必須だからです・・。
「ニュートリノには崩壊先が存在しない」(buturikyouiku)
このようにニュートリノ質量の有無にしても例外ではなく対応原理は成立していません・・。
すなわち、
ニュートリノが、
マヨラナ粒子だとしたら、
標準模型は完全に崩壊を余儀なくされても奇妙なことではないのだよ?
【対応原理】
「質的で不連続な変化とみなされることが多い新しい物理学においても、数学的に量的で連続的な違いだと看做される解釈が可能であり、数式のリサーチからのアプローチによって唐突な革命的天才の出現を防止できることが期待される」
ニールス・ボーアに限って言えば、ある時期から以降、この対応原理を自らの言論の戒めとして自戒していた可能性もある。《量子ジャンプ仮説》によって自然界の不連続性を説くボーア=ハイゼンベルク率いるコペンハーゲン学派にとって、連続関数によった記述を特徴とするシュレーディンガーの波動力学は「格好の攻撃対象であるが難攻不落」であり、さらに追い打ちをかける形でディラックが両者の同一性を数学的に証明した。
軌道間に存在するエネルギーギャップを、連続と考えるか、不連続と捉えるか、は現象論からは「いずれも偏見」と看做されたのであった!
ゲージ粒子が真空中のクーパー対を励起して粒子と反粒子を対創生する場合でも、ボーア=ハイゼンベルクは「不連続現象として基底状態(L軌道)から励起状態(H軌道)にジャンプする」ように解釈するが、その際に根拠として用いる不確定性原理を逆に「波動による連続した現象として速やかに移行する」と波動力学では解決可能だからだ。
ところが、南部がカイラリティーによって指摘したように、自然は常に質的な相違をはらんでいる・・。
このことは「対応原理は質量の有無の話に至っては破綻する」ことを意味しており、質量0のフェルミオン(ここではニュートリノはまだ例外として考慮しておりません)は、カイラル対称性が保存されているが、素粒子(ここではニュートリノ以外のフェルミオン)が質量を持ってしまえば(電子のよう)に完全に破れることになる!
電子のスピンは、左巻きと右巻きとが恒常的にフィフティーフィフティーであり、中間的な(どちらかに偏った)確率の観測は全く不可能だ・・。
それがニュートリノの場合には、質量機構が異なる(シーソー機構による)せいで、V-A相互作用によって(進行方向に向かって)左巻きに出現したら、ニュートリノよりも、もっと光速度に近い系から観測(ほぼ実行不可能を意味する)されない限り、ニュートリノは左巻きのままで進行する。このことは(万が一にも)ニュートリノと反ニュートリノとが出会ったとして、その場所においてクーパー対を形成したとしても、その大きな運動量から来るエネルギー値の減少はあったとしても、質量は完全には0にならないであろうことが(UFTによって)予言される!
なぜならば
H軌道上の存在が
L軌道に
逆ジャンプを果たすためには崩壊現象が必須だからです・・。
「ニュートリノには崩壊先が存在しない」(buturikyouiku)
このようにニュートリノ質量の有無にしても例外ではなく対応原理は成立していません・・。
すなわち、
ニュートリノが、
マヨラナ粒子だとしたら、
標準模型は完全に崩壊を余儀なくされても奇妙なことではないのだよ?