さてワインバーグとグラショウが犬猿の間柄だということはあまり知られていませんが事実です。1967年にワインバーグが己の電弱統一理論を《レプトンの理論》と題して発表したときにも先行論文の中に1961年のグラショウ論文は含まれていませんでした。後にワインバーグ-サラム理論略してWSTからグラショウ-ワインバーグ-サラム理論ことGWS理論と言われるようになった今日においても他のワインバーグ論文を読んでもグラショウの名は見当たりません。どれもがノーベル賞授賞理由になったものですのに・・。ま、グラショウは自己宣伝が巧かったということはあります。そして逆に言えばワインバーグが嫌忌するほどのものじゃないはずです。6年も早いのですからグラショウにだって権利はあるんです。本当の理由についての詮索はアメリカの事情通に任せると致しまして、結局のところGUTこと大統一理論はWSTにとって自然な展開によって造られたものではないことが分かってまいりました。ふむ、やはり喧嘩するだけのことはあって根本的なセンスが違うのだろう!
GUTではクォークの電荷を手で入れてしまっています・・。
WSTにおいてアイソスピン対称からの自発的破れによってレプトンの電荷が決定されているとした場合にGUTにはクォークの電荷を同じ手法で造る責務が生じるはずです。その肝心な点をスルーしているのは手落ちであると同時に彼らの不仲にも起因しているのではないでしょうか。UFTの視点からWSTを見直してみますればレプトンの理論であることに決定的な弱点が見つかりました。彼らは、SU(2)×U(1)の自発的対称性の破れによって生じる手はずの二つの複素スカラー場の性質はI’=1/2,Y’=1すなわちQ’=(0,1)の場なんですよね。つまり、電子とニュートリノに関する弱ゲージボソンの電荷は+1のW^+ボソンだと理論では雄弁に主張していらっしゃいますが、これではカミオカンデ実験における現象とも矛盾しています!
近接した電子とニュートリノが交換するゲージ粒子は電荷-1のW^-ボソンだから・・。
つまり、UFTによるストーリーだとそこが本質的に救済される、今までのように数式上の操作で人為的に反粒子を造って現象に間に合わせるというようなことをせずに済む、ということなんです。質量を手で入れなければならないとかそんな話はずーっと後の話であって今は電荷の問題から解決しなければなりません。フェルミオンに質量を与えるのに必要とされるSU(2)×U(1)対称性の自発的破れというのはクォークの話なんです。そしてそこではU(1)はまだ機能しておらないはず、さて、我ながらこれからの研究が楽しみなところにいるんです!
応援して下さい、ね・・。
GUTではクォークの電荷を手で入れてしまっています・・。
WSTにおいてアイソスピン対称からの自発的破れによってレプトンの電荷が決定されているとした場合にGUTにはクォークの電荷を同じ手法で造る責務が生じるはずです。その肝心な点をスルーしているのは手落ちであると同時に彼らの不仲にも起因しているのではないでしょうか。UFTの視点からWSTを見直してみますればレプトンの理論であることに決定的な弱点が見つかりました。彼らは、SU(2)×U(1)の自発的対称性の破れによって生じる手はずの二つの複素スカラー場の性質はI’=1/2,Y’=1すなわちQ’=(0,1)の場なんですよね。つまり、電子とニュートリノに関する弱ゲージボソンの電荷は+1のW^+ボソンだと理論では雄弁に主張していらっしゃいますが、これではカミオカンデ実験における現象とも矛盾しています!
近接した電子とニュートリノが交換するゲージ粒子は電荷-1のW^-ボソンだから・・。
つまり、UFTによるストーリーだとそこが本質的に救済される、今までのように数式上の操作で人為的に反粒子を造って現象に間に合わせるというようなことをせずに済む、ということなんです。質量を手で入れなければならないとかそんな話はずーっと後の話であって今は電荷の問題から解決しなければなりません。フェルミオンに質量を与えるのに必要とされるSU(2)×U(1)対称性の自発的破れというのはクォークの話なんです。そしてそこではU(1)はまだ機能しておらないはず、さて、我ながらこれからの研究が楽しみなところにいるんです!
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