湯川理論から行くとしたら、光速度の80%でπ中間子が陽子間を飛ぶとすると、0.8cΔt=10^-15(m)であり、概算によって、Δt=4.2×10^-24(s)となり、ハイゼンベルクの不確定性原理より、ΔE・Δt=h/2πであるので、ΔE=6.6×10^-16÷4.2×10^-24=1.6×10^8(ev)、つまり、だいたい160Mev/c^2という質量が予想されるわけだ!
ところがローレンツ係数が効いてきて、光速度の80%で飛ぶπ中間子のエネルギーは約230Mevもある・・。
陽子間距離は今でもいい加減だから、ここから逆算することも可能であって、それは計算すると約0.7×10^-15(m)になる。ちょっと小さな値だが「π中間子は光速度の80%で飛ぶ」というのがそもそも出鱈目だから、数字の遊戯の域を出ない。これが光速度の90%だとしたらΔEは180Mevになるんだが、ローレンツ係数は小さくなるので、π中間子のエネルギーは300Mevを超えてしまい、陽子間距離の推定値はもっと小さくなってしまう!
読者諸君は光速度の60%の場合には陽子半径(陽子間距離と一致する)が幾らぐらいか計算してみたら良いだろう・・。
ここで時間変数にπ中間子の固有時間を用いるわけにはいかない理由を注意しておくとしよう。π中間子が出現する場というのは、核子(陽子や中性子)が静止していなければならないわけだ、だからπ中間子を静止させる場で考えて「ΔEに静止エネルギーをとってΔtに固有時間をとる」という手段は使うことが出来ない。それで計算したら飛翔する距離は陽子間距離の数倍にも匹敵するだろうが、核力の場においては仮定すること自体が許されない!
それが、エバネッセントニュートリノに対しては使うことが出来るのである・・。
そのことが、そもそも、エバネッセント光の場合における「群速度も位相速度も共に光速度を超える」ということの原因であるやもしれぬ。ニュートリノはきわめて軽い素粒子だと思われているが、それは主として電子ニュートリノの場合であって、これまでのところミューニュートリノには「電子質量の三分の一よりは重くない」という最大値が定められているだけであり、勝手に“きわめて軽い”などと断定して歩くわけにもいかないというのが現実だ!
それにしても、その軽いニュートリノの静止エネルギーをΔEにとるならばΔtは結構大きくとることが出来るし、
さらに、そのΔtは光速度の90%以上の亜光速で飛翔しているニュートリノを静止させる系で観測される固有時間だから、全体として900㎞内外の今回の実験において“有意な意味”を持たせることが出来る可能性は否定されない。ΔEにミューニュートリノの最大値である170kev(=1.7×10^5ev)を代入すると、Δtは3.9×10^-21(s)になり、ローレンツ係数の逆数が約7倍になることと合わせれば、Δxはだいたい8.1×10^-12(m)ということになる。
これじゃ、原子核は通過できるかもしらんが、原子の直径にも満たないな・・。
もちろん、この結果は、見積もりの最大値を選んだせいであって、例えば、ここに電子ニュートリノの最大値である2.5evを代入すれば5桁は大きくなり、光速度の99.99%で飛ぶとしたら(併せて)6桁は大きくなるから“ミクロンオーダー”になってくる。無論、電子ニュートリノで実験したのではないから、この概算はまったく無根拠なんだが「じつは本当の質量はもっと小さいだろう」と思われていることからしたら無意味というほどでナイ。それにしても、超光速ニュートリノの秘密がそんなところに有るのだったら、そこらじゅうでベータ崩壊をさせていくことになるニュートリノビームというモノは「きわめて危険な物質だ」ということになるのが残念だ!
で、さらに本心としては「Δxはもっと大きくとれるだろう」と踏んでいるところだ・・。
UFTの仮説として「KsとKlの質量差は2νの質量で近似される」と考えているので検討している次第!
イイ読書の秋となりそうです、では!
ところがローレンツ係数が効いてきて、光速度の80%で飛ぶπ中間子のエネルギーは約230Mevもある・・。
陽子間距離は今でもいい加減だから、ここから逆算することも可能であって、それは計算すると約0.7×10^-15(m)になる。ちょっと小さな値だが「π中間子は光速度の80%で飛ぶ」というのがそもそも出鱈目だから、数字の遊戯の域を出ない。これが光速度の90%だとしたらΔEは180Mevになるんだが、ローレンツ係数は小さくなるので、π中間子のエネルギーは300Mevを超えてしまい、陽子間距離の推定値はもっと小さくなってしまう!
読者諸君は光速度の60%の場合には陽子半径(陽子間距離と一致する)が幾らぐらいか計算してみたら良いだろう・・。
ここで時間変数にπ中間子の固有時間を用いるわけにはいかない理由を注意しておくとしよう。π中間子が出現する場というのは、核子(陽子や中性子)が静止していなければならないわけだ、だからπ中間子を静止させる場で考えて「ΔEに静止エネルギーをとってΔtに固有時間をとる」という手段は使うことが出来ない。それで計算したら飛翔する距離は陽子間距離の数倍にも匹敵するだろうが、核力の場においては仮定すること自体が許されない!
それが、エバネッセントニュートリノに対しては使うことが出来るのである・・。
そのことが、そもそも、エバネッセント光の場合における「群速度も位相速度も共に光速度を超える」ということの原因であるやもしれぬ。ニュートリノはきわめて軽い素粒子だと思われているが、それは主として電子ニュートリノの場合であって、これまでのところミューニュートリノには「電子質量の三分の一よりは重くない」という最大値が定められているだけであり、勝手に“きわめて軽い”などと断定して歩くわけにもいかないというのが現実だ!
それにしても、その軽いニュートリノの静止エネルギーをΔEにとるならばΔtは結構大きくとることが出来るし、
さらに、そのΔtは光速度の90%以上の亜光速で飛翔しているニュートリノを静止させる系で観測される固有時間だから、全体として900㎞内外の今回の実験において“有意な意味”を持たせることが出来る可能性は否定されない。ΔEにミューニュートリノの最大値である170kev(=1.7×10^5ev)を代入すると、Δtは3.9×10^-21(s)になり、ローレンツ係数の逆数が約7倍になることと合わせれば、Δxはだいたい8.1×10^-12(m)ということになる。
これじゃ、原子核は通過できるかもしらんが、原子の直径にも満たないな・・。
もちろん、この結果は、見積もりの最大値を選んだせいであって、例えば、ここに電子ニュートリノの最大値である2.5evを代入すれば5桁は大きくなり、光速度の99.99%で飛ぶとしたら(併せて)6桁は大きくなるから“ミクロンオーダー”になってくる。無論、電子ニュートリノで実験したのではないから、この概算はまったく無根拠なんだが「じつは本当の質量はもっと小さいだろう」と思われていることからしたら無意味というほどでナイ。それにしても、超光速ニュートリノの秘密がそんなところに有るのだったら、そこらじゅうでベータ崩壊をさせていくことになるニュートリノビームというモノは「きわめて危険な物質だ」ということになるのが残念だ!
で、さらに本心としては「Δxはもっと大きくとれるだろう」と踏んでいるところだ・・。
UFTの仮説として「KsとKlの質量差は2νの質量で近似される」と考えているので検討している次第!
イイ読書の秋となりそうです、では!