いま物理学者は迷路の中で立ち往生している迷える子羊だと言える

標準模型を神の方程式として宣伝するよーではねｗ

　カミオカンデ（神、置かんで：意訳「前提として神を置かない、の意」）あたりから宗教的傾向を断ち切ったと思われていたのに、あろうことか「神の方程式」とは笑わせますな。そーじゃない、神の理論とはユニバーサルフロンティア理論のことだ、いや、失敬、そんなことを言いたいワケじゃないですのや。よーするに科学理論を正当化する手段として、神を持ち込むのは、それは論理的なルール違反ではないかと思われるのですよ。

そーだよ、そら、かえって冒涜ですがな！

　だいたいね、一神教の信者が「宇宙は神の方程式によって造られている」という宣伝を聴いたらね、いったいどんな心地がするかというね、そんな話に帰着すべきだよ、それは。「宇宙に成り立っている方程式がある」というのと「宇宙の森羅万象は方程式から成り立っている」というのとでは、そら、千里の開きがありまっせ、それは。

人間原理だって、ちょっと違うんだなあ！

　彼らは、ディッケを筆頭に「何かしらの人為的な仮定を含んだ物理理論のどれかが正しいという意味」だとか言ってますけど、そんなの変じゃないでしょーかねー。「アインシュタインの一般相対性理論は人為的な仮定を含まない宇宙原理で、自らのブランス・ディッケ理論は人間原理で、だから～～」とか言ってたいらしいが、こらっ、自己宣伝のために使えると思うなー、一般相対性理論の方が正しいぞおー、ってな具合でっしゃろ。宇宙における人間原理とは「我われは我われが生存する宇宙を選択する権利が有る」という意味ですがな、そこは。

選択されるパラメーターが光速度定数とプランク定数だ、というのが私の意見ですがなｗ


（ご贔屓に・・）