伏線

女の子に会えなかったので早くから帰っていた。
なぜか、携帯を置きっぱなしにしておいても良いだろう。と、ふと、思った。
食事の準備を家族が始めた。
「携帯を置き忘れているよ。」
「うん、わざと置いてあるんだ。」
また、「携帯、置いてあるよ。」
怒りを感じた。
「置いといて」つられて言った。
こちらのさぎの作業がめんどくさくなってきた。
「携帯が濡れるよ。」
苛ついた感じに
「大丈夫だよ。」
イライラしてきた。
「携帯邪魔！」
テーブルまで行って、携帯を叩き落として、自分の部屋に戻った。
その後は､いつもの通りだった。