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【完全版】ロープと鎖のツインピーク!西上州「鹿岳」
驚きの姿「鹿岳」
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西上州と言えば、群馬県南牧原村、下仁田町周辺を指し、この界隈の山々は特徴のあるものばかり。「鹿岳(かなだけかなだけ1015m)」は標高こそ低いながら奇異な山容は人目を引きます。一ノ岳と二ノ岳がそそり立つツインピークスは、図らずも登山者の興味をそそるでしょう。今回は隣にある「四ッ又山(よつまたやま899m)」から縦走する周回ルートを紹介します。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/33/9f15df381686db6941de3cd1593082ae.png)
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鹿岳登山口駐車場をスタートする周回縦走コース
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スタートは「鹿岳登山口駐車場」から。ここから「鹿岳」へ直接ピストンもできますが、この界隈を楽しむならやはり周回縦走コースが一番!
駐車場から車道を上れば「鹿岳登山口」ですが、今回は下って大久保集会所を左へ入った「四ッ又山登山口」からスタートします。
四ッ又山へは樹林帯の上り
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四ッ又山登山口にも駐車は可能ですが、個人責任ということです。ありがたいことに私有地ながら許可が出ています。しかし落石などによる保証はしないそうです。そもそも資材置き場を開放しているだけなので、もちろんトイレもありませんが、3~4台は可能でしょうか?
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沢沿いを上っていきます。この界隈は熊の出没も頻繁なので熊鈴などの配慮は大切!さらに夏季はヒル対策も忘れないようにしましょう。
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道標に従って天狗峠経由で四ッ又山を目指します。
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尾根に出ると勾配も緩やかになり、四ッ又山の特徴である多くのコルを越えるアップダウンが始まります。
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四ッ又山山頂では鹿岳の姿を眺められます。
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ここから鹿岳に向かってアップダウンを繰り返しマメガタ峠まで足を進めます。山頂直下にあった分岐まで戻り、倒木を越えるようにマメガタ峠へ進みます。マメガタ峠は四ッ又山登山口への分岐ですが、これを直進し鹿岳の稜線に入っていきます。
鹿岳のコルを目指す
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鹿岳のコルは見た通り一ノ岳と二ノ岳の間の所。ここまでは四ッ又山までより路面もかなり変わってきます。
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ロープもかなり出てきます。
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ザレた斜面もあるので、十分注意!
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鹿岳のコルまでの登り返しには、両脇がアカヤシオのすがすがしい尾根も通過!ここまでくれば鹿岳のコルはもうすぐ!
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鹿岳のコルから、二ノ岳、一ノ岳を目指す
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鹿岳山頂は二ノ岳の1051mなので、本来一の岳をピストンし、次に二ノ岳へ行きたいところですが、下仁田側への登山道が通行止めなので、今回は二の岳~一の岳の順番でピークを制覇します。
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木製の長いはしごが有ります。
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山頂へは長めの鎖場も出てきます。
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二ノ岳の山頂は広めで、休憩に最適。
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山頂からの下りは慎重に
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鹿岳のコルまで戻り、今度は一ノ岳へ
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一ノ岳へは短いはしごを上り岩場を行きます
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一ノ岳からは二ノ岳がよく観えます。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/82/1f9c0826d33463c11d76a5113002e065.jpg)
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再び鹿岳のコルへ戻り、今度は高原方面へ下山
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ここから鹿岳登山口までは樹林帯の急な下り。すべりやすいので十分注意を
鹿岳登山口に出たら、林道を左へ少し行くと「鹿岳登山口駐車場」にたどり着きます。
中級者向けの手ごたえのある山登り
標高こそありませんが、手ごたえの点では十分な「鹿岳」。四ッ又山のいくつものコルを越えてたどり着く鹿岳のコルからの峻険な上りは、満足感が得られるでしょう。初心者にはお勧めしませんが、鹿岳登山口からのピストンならチャレンジしてみる価値はあり。なかなか稀有な山でしょう。
鹿岳・四ッ又山の基本情報
住所:群馬県甘楽郡南牧村大塩沢1674-3
電話:0274-87-2011(南槇原村観光課)
アクセス:下仁田駅~南牧バス13分「小沢橋」下車~徒歩45分(大久保登山口)
参考サイト http://www.nanmoku.ne.jp/modules/kanko/index.php?content_id=4