ボンゴレリング争奪戦第4戦雨の守護者対決。
敗れたスクアーロが鮫に食われた。
にわかには信じられぬ光景に、ベルフェゴールもマーモンも開いた口がふさがらないといった感じだ。
並盛中学校からの帰り道。
B「ぶったまげ。」
M「まさか、こんなことになるとはね。」
L「・・・ボス。」
X「・・・。」
B「大体さ、スクアーロも遊び過ぎだよね。あんな素人相手にさ、大技のオンパレード。しかも手を抜いていたのは明白だよ。」
M「まぁ、久々にボスの前で戦えたんだから、張り切るのも無理ないけどね。見せたかったんじゃないのかな?自分の技。」
B「それにしたってさ、はしゃぎ過ぎて負けてたら元も子もないじゃん。アホとしか言いようがないね。」
M「ベルだって勝ったとはいえ、結構相手の奴に苦戦したじゃないか。」
B「王子は久々に切れたかったんだからいいの。第一勝ったんだから文句は聞かないよ。」
M「別に文句は言ってないよ。」
B「ま、いいや。明日の霧戦、もしかしなくても負けないよねマーモン。」
M「当たり前だろ。負けたって一円の得にもならないんだから。」
喋り続けるベルとマーモンを余所に、無言で歩き続けるXANXUS。
その後をレヴィと椅子を抱えたモスカが付いて行く。
レヴィからはいつものボスの背中が幾分小さく見えた気がした。
L「・・・ボス。」
かけられた声を無視して歩き続けるXANXUS。
B「ねぇ、ボス大丈夫かな?」
M「何がだい、ベル。」
B「先輩がいなくて、専用サンドバックがなくなっちゃったジャン。」
M「専用サンドバックって・・・仮にもヴァリアーの第2席だよ。」
B「そんなの関係ねぇじゃん。ボスのはけ口になんの、王子は嫌だから。」
M「僕やベルじゃ、スクアーロの代わりは勤まらないよ。」
B「そうだよね。王子殴られるのは嫌だな。先輩みたいにMじゃないからね。」
M「確かに、ベルはSだと思うよ。ボスの次くらいにね。」
B「やっぱり先輩の代わりを勤めるのは、モスカかレヴィってことになるのかな?」
L(ぴくっ!)
M「順当に行けばレヴィなんじゃない?」
L(ぴくぴくっ!!)
B「そうだよね。サンドバック候補としちゃ、モスカは硬すぎるし、ルッスは入院中だし。」
M「確かにレヴィはどちらかといえばM属性だからね、適任かもしれないね。」
B「ただね、絵的にね~。」
M「それは言えてる。」
B「王子さー、正直言ってレヴィの鼻血顔は見たくない。」
M「僕だって願い下げだよ。」
L(か~んっ!!)
M「第一あんなにボスボス言ってるのに、世間の腐女子に歯牙にも懸けられてないからね。ルックスに問題ありなのは明白だよ。」
B「先輩ルックスだけは良かったからなぁ。口さえ開かなきゃ結構いい線行ってたと思うよ。王子の次の次の次ぐらいに。」
M「君が基準なのは問題があると思うけど、確かにスクアーロはルックスが良かったからね。ボスも殴り甲斐があったと思うよ。」
L(がが~んっ!!)
L「ボ、ボスゥー。俺を!俺を殴ってくれぇ!!」
XANXUSは、レヴィが後ろから飛びついてきたのを横にかわしながら、反射的に蹴りを入れていた。
ぼすっ!
ブーツのつま先がレヴィの鳩尾にクリーンHITして、はるか前方へ吹き飛ばされていった。
L「ぶぼばぁ~っ!!」
B「飛んでったね。」
M「うん。飛んでったね。」
B「顔だけじゃなくて、悲鳴も酷過ぎるね。」
M「そうだね。スクアーロは濁声で吼えるけど、あれほどじゃないね。」
B「見なよ、ボス気持ち悪くてしゃがみ込んじゃったよ。」
M「ほんとだ。大丈夫かな?」
B「あれじゃボスのストレス解消どころか、逆にストレス増やしちゃうよね。」
M「だね。帰ったら、もう余計なこと考えないように言って置かなきゃね。」
B「王子はめんどくさいからマーモンやりなよ。」
M「僕も嫌だよ。」
B「モスカが喋れたらなぁ。」
M「ホントだよ。モスカがやってくれればいいのに。」
B「モスカの中の人やってくれないかなぁ?」
M「中の人出てくると話がややこしくなるから駄目だよ。」
B「あーあ、こんなとき先輩がいたらいいのに。」
M「ベル、それじゃ本末転倒だよ。」
X「うっ・・・・気持ち悪りぃ。」
道端にしゃがみ込んで口元を押さえるXANXUS。
椅子を抱えたモスカが心配そうにそっと後ろにたたずんでいた。
その後、大空戦までの3日間、ことある毎にレヴィからの殴ってください攻撃を受けたXANXUSは、心底スクアーロを失ったことを後悔したとかしないとか。
何事も、過ぎたるは及ばざるが如し。
敗れたスクアーロが鮫に食われた。
にわかには信じられぬ光景に、ベルフェゴールもマーモンも開いた口がふさがらないといった感じだ。
並盛中学校からの帰り道。
B「ぶったまげ。」
M「まさか、こんなことになるとはね。」
L「・・・ボス。」
X「・・・。」
B「大体さ、スクアーロも遊び過ぎだよね。あんな素人相手にさ、大技のオンパレード。しかも手を抜いていたのは明白だよ。」
M「まぁ、久々にボスの前で戦えたんだから、張り切るのも無理ないけどね。見せたかったんじゃないのかな?自分の技。」
B「それにしたってさ、はしゃぎ過ぎて負けてたら元も子もないじゃん。アホとしか言いようがないね。」
M「ベルだって勝ったとはいえ、結構相手の奴に苦戦したじゃないか。」
B「王子は久々に切れたかったんだからいいの。第一勝ったんだから文句は聞かないよ。」
M「別に文句は言ってないよ。」
B「ま、いいや。明日の霧戦、もしかしなくても負けないよねマーモン。」
M「当たり前だろ。負けたって一円の得にもならないんだから。」
喋り続けるベルとマーモンを余所に、無言で歩き続けるXANXUS。
その後をレヴィと椅子を抱えたモスカが付いて行く。
レヴィからはいつものボスの背中が幾分小さく見えた気がした。
L「・・・ボス。」
かけられた声を無視して歩き続けるXANXUS。
B「ねぇ、ボス大丈夫かな?」
M「何がだい、ベル。」
B「先輩がいなくて、専用サンドバックがなくなっちゃったジャン。」
M「専用サンドバックって・・・仮にもヴァリアーの第2席だよ。」
B「そんなの関係ねぇじゃん。ボスのはけ口になんの、王子は嫌だから。」
M「僕やベルじゃ、スクアーロの代わりは勤まらないよ。」
B「そうだよね。王子殴られるのは嫌だな。先輩みたいにMじゃないからね。」
M「確かに、ベルはSだと思うよ。ボスの次くらいにね。」
B「やっぱり先輩の代わりを勤めるのは、モスカかレヴィってことになるのかな?」
L(ぴくっ!)
M「順当に行けばレヴィなんじゃない?」
L(ぴくぴくっ!!)
B「そうだよね。サンドバック候補としちゃ、モスカは硬すぎるし、ルッスは入院中だし。」
M「確かにレヴィはどちらかといえばM属性だからね、適任かもしれないね。」
B「ただね、絵的にね~。」
M「それは言えてる。」
B「王子さー、正直言ってレヴィの鼻血顔は見たくない。」
M「僕だって願い下げだよ。」
L(か~んっ!!)
M「第一あんなにボスボス言ってるのに、世間の腐女子に歯牙にも懸けられてないからね。ルックスに問題ありなのは明白だよ。」
B「先輩ルックスだけは良かったからなぁ。口さえ開かなきゃ結構いい線行ってたと思うよ。王子の次の次の次ぐらいに。」
M「君が基準なのは問題があると思うけど、確かにスクアーロはルックスが良かったからね。ボスも殴り甲斐があったと思うよ。」
L(がが~んっ!!)
L「ボ、ボスゥー。俺を!俺を殴ってくれぇ!!」
XANXUSは、レヴィが後ろから飛びついてきたのを横にかわしながら、反射的に蹴りを入れていた。
ぼすっ!
ブーツのつま先がレヴィの鳩尾にクリーンHITして、はるか前方へ吹き飛ばされていった。
L「ぶぼばぁ~っ!!」
B「飛んでったね。」
M「うん。飛んでったね。」
B「顔だけじゃなくて、悲鳴も酷過ぎるね。」
M「そうだね。スクアーロは濁声で吼えるけど、あれほどじゃないね。」
B「見なよ、ボス気持ち悪くてしゃがみ込んじゃったよ。」
M「ほんとだ。大丈夫かな?」
B「あれじゃボスのストレス解消どころか、逆にストレス増やしちゃうよね。」
M「だね。帰ったら、もう余計なこと考えないように言って置かなきゃね。」
B「王子はめんどくさいからマーモンやりなよ。」
M「僕も嫌だよ。」
B「モスカが喋れたらなぁ。」
M「ホントだよ。モスカがやってくれればいいのに。」
B「モスカの中の人やってくれないかなぁ?」
M「中の人出てくると話がややこしくなるから駄目だよ。」
B「あーあ、こんなとき先輩がいたらいいのに。」
M「ベル、それじゃ本末転倒だよ。」
X「うっ・・・・気持ち悪りぃ。」
道端にしゃがみ込んで口元を押さえるXANXUS。
椅子を抱えたモスカが心配そうにそっと後ろにたたずんでいた。
その後、大空戦までの3日間、ことある毎にレヴィからの殴ってください攻撃を受けたXANXUSは、心底スクアーロを失ったことを後悔したとかしないとか。
何事も、過ぎたるは及ばざるが如し。
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