WEBデザイナーを目指す人は、「UIデザイン」や「UXデザイン」についても知っておくべきだと谷宜樹は思います。
WEBデザイナーと業務内容が同じになることもありますが、UIデザイナー・UXデザイナーにしかできない仕事もあるでしょう。
人によってはWEBデザインよりも、UI・UXデザインの方が向いている場合もあります。
今回は、UIデザイン、UXデザインについて学び、自分の適性と照らし合わせてみましょう。
■「UI」とは?
パソコンやスマホなどの機器と、それを使うユーザーの関係からデザインを考えていくことを「User Interface」といいます。
これを略したのが、「UI」です。
見やすく分かりやすいサイトにしていくのがWEBデザインであるならば、UIはさらにユーザーの操作性を重視するものです。
例えば、画像やボタンなどがUIデザインの代表的なものとして知られています。
画像が文章の意味を分かりやすくし、ボタンがユーザーの行動(商品注文、詳細ページへの移動など)を簡単にしているでしょう。
■UIデザイナーの仕事とは?
WEBデザインと同じく、クライアントとの打ち合わせから仕事が始まります。
アプリやWEBサイトがユーザーにとって使いやすいものになるようにデザインするのが基本ですが、クライアントの要望とのすり合わせも行う必要があります。
■「UX」とは?
WEBサイトによってユーザーが得ることができる体験を「User Experience」、略して「UX」といいます。
サイトから商品を購入する、観光情報サイトから地域の特産品について知るというのは、ユーザーが得た「体験」と言えるでしょう。
UXデザインとは、ユーザーがサイトからの体験を得るためのWEBデザインを考えていくことです。
■UXデザイナーの仕事とは?
WEBデザイナーやUIデザイナーと大きく違う点はありませんが、UXの場合、デザイナーはアプリ・サイト作成に留まらず幅広い分野の仕事を受け持つこともあるでしょう。
例えば、ユーザーが求める体験を知るために、マーケティングリサーチやインタビューなどをするのもUXデザイナーが担当します。
単にユーザーが使いやすい、見やすいサイトを作るWEBデザイン・UIデザインとは違い、ビジネス戦略をデザインに落とし込んでいくのがUXの仕事です。
■UXデザイナーは格上?兼任する人も
WEBデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナーはそれぞれ別の求人が出されていることもあれば、まとめてWEBデザイナーとして募集しているところもあります。
また、就職してから兼任することになるかもしれません。
ちなみに、UXデザイナーはマーケティングに関する知識も求められるため、WEBデザイナーやUIデザイナーよりも格上だと考える人も多いでしょう。
谷宜樹は、WEBデザインを勉強していくうちに得意な分野・苦手な分野が分かってくると思います。
大学の経済学部などでマーケティングを学んでいた人は、UXに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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