前回は、WEBデザインの構成について谷宜樹が解説しました。
今回は、その解説で出てきた「LP(ランディングページ)」について、詳しく見ていきましょう。
企業のホームページやブログ、サイトのLPとは何でしょうか。
■「LP」とは?
LP(ランディングページ)とは、大きく分けて2つの意味があります。
広い意味での場合と、狭い意味での場合では定義が違います。
・広義でのLP
訪問者が最初にアクセスするページという意味です。
例えば、「りんご」と検索していくつかの結果が表示され、そのうちの1つ「青森県産りんご直売店」のサイトをクリックしたとします。
クリックしてから一番最初に出てきた「青森県産りんご直売店」サイトのトップページがLPです。
また、他のサイトを見ている時にポップアップ広告などが出てくることもありますよね。
それをクリックして出てきたページもLPになります。
・狭義でのLP
訪問者が何らかのアクションを起こすことを誘導するためのページという意味です。
例えば、先ほどのりんご直売店を使って考えてみましょう。
狭義では、実際にりんごを購入させるための注文入力画面や、りんご直売店へ直接メールを送るためのお問合せフォーム画面がLPとなります。
検索からの流入の場合、「りんご直売店 注文」「りんご直売店 問い合わせ」というワードからこのページにたどり着くことが多いでしょう。
■WEBデザインでは狭義を考えよう
LPには広義・狭義があり、それぞれかなり意味が違いますね。
Googleアナリティクスというアクセス解析ツールで出てくる「ランディングページ」は、広義の意味です。
検索からのアクセスを増やしたい、広告を貼ってアクセスを増やしたいという場合は、広義LP、つまりトップページの工夫が必要になります。
しかし、WEBデザインにおいて注目すべきは狭義の方です。
WEBマーケティングやWEBデザイン制作についての解説では、サイトのトップページを「LP」とは言わないのが普通だと谷宜樹は思います。
ここで語られているのは狭義のLPなので、間違わないように注意しましょう。
■LPの特徴は?
狭義のLPについて見てみましょう。
これは営業のためのページであるため、集客から注文・問い合わせまでを1枚で表現することが求められます。
営業担当者がセールスしているような内容となり、情報量も多くなるので、縦長のページであることが一般的です。
また、トップページなどと違って1枚で完結する内容にしているので、他のページへのリンクがあまり貼られていないでしょう。
逆にリンクを貼ってしまうと、注文・問い合わせページから離脱し、訪問者のアクションを逃してしまう可能性があります。
LPには広い意味と狭い意味があることが分かりましたか?
SEO対策には広義の方を、WEBデザインには狭義の方を考えると覚えておいてくださいね。
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