「サイタサイタ サクラガサイタ」こゑ揃へ唱へし子らはヘイタイになり
水原紫苑さんの本、「桜は本当に美しいか」を読み始めました。
水原さんも、歌人のおひとりです。
戦争時代、「桜のように潔く散るのが、日本男児だ」と教えられ、
信じて散っていった男性がたくさんいます。
母の実家へ行くと、弟さんの海軍時代の写真がかざられていました。
おじさんも、犠牲になったひとりです。
桜には魔性があるとか、神秘的とか言われますが、
命を散らすことを奨励するために使われたくはないです。
桜は好きだけれど、ときどき恐ろしくもなります。