と言われても寒いですね!
今週は、今までの一番というくらいの
寒気が流れ込むそうです。
亀甲竹です。
きょうは、近くの「洛西竹林公園」をご紹介します。
そこで詠んだ短歌20首も、読んでいただけたら嬉しいです。
昨年末発行の「けやき8号」に収録してもらいました。
池には、赤い鯉がいます。
百々橋
亀甲竹
すんすんと竹ばかりなる公園の空の青きに秋の気配す
この春の若竹ならむ竹稈(ちつかん)のみどり濃くして皮が残れ
り
資料館へ続ける道の片側にテイカカズラの返り花咲く
地下茎の標本置かれガシガシと土を掴める様を思へり
葛のつる桜の枝を這ひあがり赤むらさきの香をこぼしをり
エジソンの電球の中に光りゐし八幡(やはた)の竹はくるりと曲
がる
連続の千二百時間灯りしとふ竹フィラメント細くて丈夫
京扇子、京団扇のなかの骨となり人は手にする竹のしなやかさ
友のくれし扇子にひまはり描かれをり十月なほも暑きを煽ぐ
円いまま末枯れてゐたるあぢさゐは夏の名残の陽を浴びてをり
黒竹の下には射干の濃きみどりつやつや強き光をかへす
竹紙でタケノコを折るを教はりぬ皮の模様があざやかに見ゆ
豆莢をたくさん付けて合歓の木は吹かれてをりぬ台風の風に
キーウには桜の咲ける公園があるとふその名「京都公園」
キーウ市長入洛記念に植ゑられし亀甲竹は亀甲模様
ドローンが人を殺傷する映像流れて耳も目もふさぎをり
もうすぐに千日となる戦禍の日々 誰も報われぬ時が重なる
鉄筋の代はりとぞ竹は戦中のコンクリートの中に入りて
銃弾の跡の付きたる飯盒が納戸の奥にしまつてありぬ
顔のない石仏群と百々橋(どどばし)を照らして秋のひと日は暮
れぬ
これを詠んだときは、ウクライナが攻撃されて
もうすぐ千日でしたが、今ではもう3年近くの
なりますね! 早く平和を、と願います。
きょうの潮流
戦後80年。多くの人々が犠牲になった先の戦争は、動物も無関係ではありませ
んでした。
▼犬やウサギ、馬などが“物言わぬ兵士”として戦場へ送られました。「決戦下、犬は
重要な軍需品として立派な御役にたちます 何が何でも皆さんの犬をお国へ献納し
て下さい」と当時の町内回覧板に。
▼各地の動物園では、空襲で檻(おり)が壊れたら危険と言う理由で多くの猛獣が殺
処分されました。これには「動物だって犠牲になるのだから、人間ならもっとがん
ばれ」と戦意高揚のねらいもあったとも。
▼東京・上野動物園のインド象トンキーも毒入りのエサを与えられましたが、毒の部
分をさけて食べるため、エサも水も与えられず餓死。芸をすればエサがもらえる
と、懸命に芸をして見せていた…。園内には犠牲になった動物などの「慰霊碑」があ
ります。
▼戦後生き残ったゾウは名古屋・東山動物園の2頭だけに。戦争を生き延びたゾウに
会いたい―子どもたちの願いを乗せ各地から特別列車が名古屋へ走って、今年で7
5周年。その感動を歌った合唱組曲「ぞうれっしゃがやってきた」が初演から来年
で40年を迎えます。
▼今月、東京・杉並区内で各地の「ぞうれっしゃ合唱団」が集い公演を開きました。
子どもからおとなまで一つになって歌い上げた舞台。「小さな僕たちでも 心を一
つにすれば 夢だってかなうと 信じよう今こそ」とフィナーレを飾る子どもたち
に惜しみない拍手が。幸せと平和への願いを乗せて「ぞうれっしゃ」はこれからも
走り続けます。
寒さに負けず春到来待ちたいですね。
今月もよろしくお願いします。
お返事が大変遅くなり、申し訳ありません。
まさに寒波にやられたのか、体調を崩していました。
きのうやっと外出できましたが、とても寒かったです。
そして今朝、辺りは銀世界、15センチほど積もっていました。
今夜まで降るらしいです。
お互いに気をつけて過ごしましょう!