ひまわりのちいさなつぶやき

日々思うこと、感じたことをつれづれなるままに綴っていきます。

菊の花

2021-12-04 19:40:25 | 短歌

 

この年も煙のやうに暮れゆくを昨日もけふも青空つづく

 

きょうの歌会は、「歳月」というテーマがある5首連作を読み合う会でした。

 

今年は、予防接種が済むまでは、郵送で参加していましたが、

済んでからは、会場まで行きました。

郵送の時は、

高槻に住んでいる方たちに、たくさんお世話になりました。

 

きょうは、一年間のまとめの冊子の校正もあり、

10時から15時まで、会場にいました。

これももう第5号になります。

 

 

 

♩ きれいな花よ 菊の花

    白や黄色の 菊の花  ♩

 

この歌が作られた頃は、色とりどりの菊の花は

なかったのかも知れませんね。

 

 

 

 

  きょうの潮流

 戦前、不治の病と恐れられた感染症の結核。東北帝国大学医学部を卒業し、岩手県志和(しわ)村(現紫波町)の診療

所で、結核の治療、調査にあたった若き医者がいます。

▼戦後、民医連の会長を務めた高橋實(みのる)医師です。貧しい農村では出稼ぎが多く、感染して帰村し死亡する人が

多くいました。療養する部屋は、納戸とよばれる窓のない小さな寝室に万年床を敷いただけ。同居する家族の感染も深刻

でした。

▼対策で画期的だったのが全村民5千人余へのツベルクリン反応の集団検診です。63人の患者を発見、感染の分布をつ

かみ、感染源を追求しました。B・C・Gの予防接種、病床20、結核病床10、レントゲンや結核菌検査の設備を備え

た診療所建設につながりました。

▼医師の熱情に押されるように、村民が自主組織、結核予防会を結成。村長、組合長、校長、警防団長らが積極的に動き

ました。経済的な事情を考慮し、無料・半額の医療費という減免も取り入れました。

▼こうした実践をもとに80年前、朝日新聞社から『東北一純農村の医学的分析』を出版。「講座派」のマルクス主義理

論の影響を強く受け、科学的な分析に徹しました。専門家からは「結核に関する限り、わが国の最高の水準にまで登り得

た」との高い評価を得ました。

▼この実践は、その後の結核とのたたかいに大きく貢献しました。無自覚者を発見するための全住民への検査、予防接

種、医療設備の充実、弱者救済の措置、科学の重視などは、コロナ禍だからこそ生かしたい教訓です。

                    (しんぶん赤旗より)

  


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