さくら花幾春かけて老いゆかん身に水流の音ひびくなり(馬場あき子)
先月中頃に申し込んでいた学習会に行ってきました。
たぶん行けるだろうと予想していたのですが、
堅いコルセットが取れて、軟らかいコルセットをして、
行ってきました。
馬場あき子さんは、昭和3年生まれの85歳の歌人です。
そんなご高齢とは思えないくらいお元気で、
張りのある声でご自分の歌を朗読してくださいました。
坪内稔典さんは、昭和19年生まれのもうすぐ68歳の俳人&歌人。
自作の俳句を朗読してくださいました。
そのあと、お二人で俳句や短歌のあれこれを対談されました。
一番心に残ったのは、「575」あるいは「57577」の定型が、
言葉をしっかり支えるんだということでした。
遊女が歌ってくれて初めて、良い歌と認められたことになったということ、
「老い」は尊いものだということ、悪lくはないんだということ、
俳句も短歌も、声に出して読むことで自分が読者になれるから、
そうする方がいいということ・・・・・いろいろ学びました。
エレベーターを降りてきたところに植えられていた花たち。
休憩を入れて、3時間ほど座っていました。
途中すこししんどかったですが、背筋を伸ばして座ると、
気持ちが良かったです。