CAPITAL DIATY ~『資本論』ダイアリー

マルクス『資本論』日記

「毎朝死んでおけ」これは自分がいつも反芻している一文である。

2021年05月16日 | Library

『葉隠』は三島由紀夫が好んで読んだ書物としても知られている。自分は三島の『葉隠入門』ではなく、中公の「日本の名著」で初めてこの作品に触れた。

とかく右派的なイメージの濃い書物ではあるが、読んでみれば右とか左とかの些細なことはすぐに吹き飛ぶだろう。そして、開くたびにいつも自分がリセットされたような気持ちになる。

「毎朝死んでおけ」これは自分がいつも反芻している一文である。マルクス主義者であっても『葉隠』を読むのである。

 


すべての国民が読むべき、いわば国民課題図書だと思う。

2021年05月09日 | Library

憲法の基本書といえば、昔は清宮・宮沢、その後は佐藤幸治を使う人が多かったが、今はこの芦部憲法を読む人が多い。佐藤憲法は読むのに骨が折れるが、本書ははじめて憲法を学ぶ人も読みやすいのが特長。

著者がなくなったあとも高橋和之氏が補訂し、新しい判例も加えて版を重ねている。この本はすべての国民が読むべき、いわば国民課題図書だと思う。憲法の条文や基本原理すら知らずに改正論議などもってのほか。


読み物としても面白く、日々ランダムに開いている。

2021年05月02日 | Library

週末は自転車朝練があるため、平日のように早朝から『資本論』を読むことはない。読んでも文庫をめくるぐらいだが、英語と歴史は資本論に比べれば短い時間でも気楽に読めるので毎日開いている。

テキストは山川の詳説研究。日本史とかわりばんこで読んでいる。中身が詳しく「参考」や「人物」などのコラムがとても充実していて飽きることがない。こちらは読み物としても面白く、日々ランダムに開いている。今月から週末は『資本論』関係以外の本を取り上げようと思う。