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マハロ船長の航海日誌2

ハイカットワーキングジブ

諸磯のヨットハーバーは、以前、風にファーリングジブが開き暴走事故が起きて以来、停泊中はファーリングジブを取り外さなければならないルールになり、出航するたびにジブをセットする作業が必要になり、シングルないしショートハンドで乗る我らがゴンベⅢ(バンドフェット)は「だったらハンクス式でいいんじゃね?」という感じになっちゃってます。


できればもうちょっと少人数でも揚げ易いワーキングジブが欲しいなあと思ってました。それがあればシングルないしショートハンドでの出航が楽になるような気がするのです。
今あるジェノアは、毎回収納しているおかげで大変キレイな状態で、これをいきなりリメイクするのはちょっと勿体ない気がするので、リメイクしなくても済む中古セイルを探していたのですが、なかなかちょうど良い加減のセイルは見つからず、やむなくリメイク前提で安くゲットしたものがこのFirst-300Spiritで使用していたというアラミドラミネート素材のミディアムジブ。

むしろダクロンの方が扱い易くてリメイク向きだと思うのですが、たまたまこれが一番安く手に入れることができたので、新素材(といってもこの金色帆は今や旧素材らしい)のセイルになりました。ダクロンより軽量で伸びにくいのはメリットですが、折り畳みによる傷みは早いでしょう。というか中古で既にかなり傷んでるし、破れ補修している箇所がそのうち破れが拡がる恐れもあります。
ですので、暫く使って、もし使い勝手が良いようなら元からあるセイルをキチンとリメイクする決断ができると思うので、"お試し用"としてはまぁこれでいいのかな?


この設計図?に基づき、大胆にカット!


大胆に、DIYリメイクしてみた結果がコチラ! 
重量も8.7kgあったものが5.3kgの40%減!減量手術は成功?これだけ軽くなれば揚げる労力の大幅減になり、ひとりでも楽に揚げることができました。

フット付近の横縞が気になるが、ちゃんと風をはらめば伸びるかな?

タックの処理。あまりラフに強いテンションはかけないことを前提に作ってます。


クリューの処理。ここには大きな力がかかるので、もっと頑丈に作るべきとは思いますが、やり過ぎると手縫いの針が通らないので、このくらいで良しとしましょう。あくまでシングルハンド時の軽風下の展開を想定してますので、多分大丈夫。破れたら既存のジェノアのリメイクを外注します。それまで凌げれば良いかと・・・


ハイカットのワーキングジブ(別名ヤンキージブとも呼ぶらしい。)の出来上がり!

このジブの利点は、帆面積が小さくなる欠点を補って余りあるのでしょうか?
サイズはノンオーバーラップ程度。これでタッキングがとても楽になります。
クリュー位置がブームのちょい上あたりに来るので、前方視界がとても良くなりました。
そしてこれが重要だと思うのですが、大きなジェノアをリーフして帆走すると、登り角度が悪くなりますが、始めから面積が小さいので中強風下でリーフせずに帆走できるので、登り角度が良い筈です。レース艇ではなくて一般的クルージング派には十分にメリットがあるという意見を良く聞きます。

早く実際に走ってみて確かめたいものです。


それにつけてもエンジン整備の完了が待ち遠しいです。


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コメント一覧

マハロパパ
行燈入道さん
私はまったく手先は不器用なのですが、ただただお金がもったいないので、自分でDIYしております。
ただ、他人にやってもらうより、自分で工夫してやるほうが、はるかに楽しいです(笑)
行燈入道
器用なパパさんはなんでも出来て
しまうのですね。
とは言え師走になってしまいましたね。
早く海に出たい気持ちお察しいたします。
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