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機械モノはシンプルが一番!5 スマートキーでさえ危険なのに

目次

  1. リレーアタック対策(最新)
  2. リレーアタックの対策は不要?
  3. スマホを鍵代わりに?!(16/2/24公開日の記事)
  4. 犯罪例

リレーアタック対策

盗難台数自体は、ピークの1/6、ここ10年でも約1/3の1万台くらいに減っています。
が、国内でもリレーアタックの手口が確認されるようになってきました。(最新ツールは増幅するらしい)

グーグルアースで目星を付けたか?お宝物件情報が出回っているようで、立て続けに何度も狙われる家も。
そこで今回は、リレーアタック対策をまとめてみます。

  • 窃盗団に狙われない車を買う!
    プリウス・アクア、ハイエース、ランクル、レクサスは買わない。トヨタ様の国内シェア独占回避にもなるし。
  • 中古車を買う!
    盗難車両に保険なんか出してたら、保険料が上がってしまう。みんなボロい中古にしましょう。
  • スマートキーを節電モードに。
    トヨタ、レクサスは現行か先代くらい(6年前のフルチェンジ車)から、(スバルは2年前のフルチェンジ車以降)、スマートキーからの電波を止めれるようになっています。
    (施錠を押しながら開錠をダブルクリック)
    ベンツは(Aクラス以降フルチェンジ車)リレーアタック対策済み。勝手に電波を止め節電モードになります。
    (少し古いのは、施錠をダブルクリック)
    もちろんスマートキーにはなりません。何かキーを操作すると戻っちゃいます。
  • アルミホイル・缶等で包む。電波を遮断すればいい。

って、機械モノはシンプルが一番!ですね。キーレスまでだな。
それにしてもマスゴミは。このご時世にもかかわらず、あちこちで報道されてるの見たが、同じ事件のばかり。
それで5割7割がリレーアタックでしょう!って、よく適当な事が言えますね。

リレーアタックの対策は不要?

17/5/28 12日の日経新聞以降、日本でもちょっと話題になっているので。

でも、国内での犯罪例はまだはっきりしていない。

そもそも下で書いてたように、外国とキーの電波の強さが違うのだ。
=当然、日本の方が手口を使い難い

便利な「スマートキー」ですが、その弱点を突いた盗難が海外で発生していることなどから、警察庁が各都道府県警やメーカーに注意を呼びかけています。~
通常、キーがクルマの周囲約1m以内になければ作動しませんが、警察庁によると、海外の事例やネット上にアップロードされた動画から、その弱点を利用した、新たな盗難の手口が確認されるといいます。
その手口とは通称「リレーアタック」。クルマから離れた運転者に犯人の一人が接近し、特殊な装置を使ってキーの電波を受信したあと、増幅させた電波を仲間に送信し、電波を「リレー」するというもの。
クルマに、キーから発信された電波だと誤認させ、解錠してエンジンをかけた上で、犯行に及んでいるとみられます。
警察庁によると、2016年の自動車盗の認知件数は約1万1600件で、このうち施錠した状態で被害に遭うケースは7割以上。~(17/5/28 乗りものニュース)

スマホを鍵代わりに?!

16/2/24 ボルボが、カギを完全になくして、スマホ・アプリにするというので話題。

さすが中華企業。スマホになんか仕込んであるんだろ。
(メーカーは、売った車が盗まれようが痛くも痒くもない。また買ってくれるから)
窃盗団大歓迎!のボルボになるんですね。

>自動車のロック解除やエンジン始動に欠かせないキー。このキーを完全に廃止した車が、2017年に登場する。
これは2月19日、スウェーデンのボルボカーズが明らかにしたもの。
同社は、「2017年、ボルボは車のキーを完全に廃止する世界初の自動車メーカーになる」と発表している。
ボルボカーズによると、現在のキーの役割は、スマートフォンに移行。
ボルボ車の顧客は、スマートフォンに専用のアプリケーションをダウンロード。
スマートフォンを身に着けていれば、ブルートゥースによって接続される「デジタルキー」によって、車両のロック解除やエンジン始動が行われるという。
また、デジタルキーは、レンタカーやカーシェアリングなど、不特定多数が運転する場合での活用も計画。
もちろん、従来のキーを望む顧客に対しては、通常のキーが納車の際に手渡される。
ボルボカーズのヘンリック・グリーン商品戦略担当副社長は、「ボルボは、技術のための技術に関心はない。新技術は顧客の利便性を高め、時間を節約するものであるべき」と述べている。(16/2/21 レスポンス)

>~スマホに専用アプリをダウンロードすれば、車のドアやトランクの開閉や、エンジンのオン、オフなどができるようになる。
さらに、この“電子キー”は、家族や友人、職場の同僚らと共有できるのも、大きな特徴だ。
車を使いたいという人にいつでも“電子キー”を送信することができるほか、使用回数や使える時間帯も持ち主が自由に設定できるので、第三者に悪用される恐れもないという。
「一日中、駐車場にマイカーを止めっぱなしにするのではなく、より有効に、効果的に車を利用することができるようになる」(グリーン副社長)というのだ。~(16/2/24 産経新聞)

バックドアが仕込まれてたり、違法アプリで、盗み放題になるんですね。

カーシェア業者には便利だろうが、マイカーは普通にメカニカルキー(カギ)をくれ。
最近、スマートキーでさえ、危険だと言われてるのに。

スマートキー、イモビキーでも安心ではない!犯罪例

(流れの間に挟みましたので)一応、書いておきますが、
当社では、カーセキュリティー商売してません(笑)
「車両保険は付けましょう」って保険屋の回し者でもありません。

「万全の対策を」などと言う気はなくて、機械モノはシンプルが一番!
カギでロックを開錠、カギを差してひねりエンジンをかける
それでいいじゃないか。(スマートキー便利だけど)
そう思いません?

会社ぐるみで自動車を盗み、中古車として販売していたとして自動車販売店の経営者らが逮捕されました。
逮捕・送検されたのは自動車修理販売会社経営、高田由和容疑者(47)と従業員の男2人で12月20日の深夜、江南市の住宅からプリウス1台を盗んだ疑いです。
高田容疑者らはキーをささなくても車を操作できる「スマートキー」を悪用し、不正に改造した別のキーから操作する手口で窃盗を繰り返していたとみられています
調べに対し高田容疑者は容疑を認めています。
高田容疑者の店からはプリウスなど7台分の盗難車両や部品がみつかっていて、愛知県警は高田容疑者が会社ぐるみで同様の犯行を繰り返していたとみて余罪を調べています。(16/1/22 東海テレビ)

>自動車を盗むために別の車の鍵を本物と誤認させ、エンジンを始動させる装置を所持していたとして、愛知、三重両県警の合同捜査本部は14日、愛知県安全なまちづくり条例(車の窃取にかかる機器の所持禁止)違反の疑いで、名古屋市北区、飲食会社役員鈴村雅彦容疑者(36)=窃盗罪で起訴=を再逮捕した。
この装置は「キープログラマー」と呼ばれ、所持容疑での逮捕は全国初という。
県警によると、キープログラマーははがきほどの大きさで厚さは約2センチ。
鍵を手に持たなくてもドアロックを解除し、エンジンを始動できるスマートキーシステムの搭載車の盗難に悪用されている。
車の盗難防止装置としては「イモビライザー」が普及し、この装置を解除する「イモビカッター」を使って自動車が盗まれるケースが多かったが、メーカーなどの対策が進んだため、新たな手口としてキープログラマーが広がり始めているという。~
また、鈴村容疑者と共謀し、昨年10月2日、愛知県春日井市の会社員男性(54)方から乗用車1台とカーナビなど(約370万円相当)を盗んだとして、窃盗の疑いで同市味美町の中古車販売業、蛭川卓真容疑者(27)も逮捕。
鈴村容疑者は黙秘し、蛭川容疑者は否認しているという。(15/1/15 中日新聞)
>自動車の鍵を複製できる道具を所持したとして、愛知県春日井市の自動車修理販売業の男が逮捕されました。
逮捕されたのは、自動車修理販売業 蛭川卓真容疑者(32)です。
警察によりますと、蛭川容疑者は、ことし5月、春日井市の自身が経営する自動車修理販売店で、盗難防止装置のイモビライザーが取り付けられた自動車の鍵を複製できる電子機器「キープログラマー」を不正に所持した疑いが持たれています。
別の事件の捜査で蛭川容疑者の犯行が浮上しました。
警察の調べに対し、「僕のじゃないです」と容疑を否認しています。(19/12/5 CBC)

『New York Times』紙のコラムニスト、ニック・ビルトンは先日、目の前で少年たちが同氏のクルマに侵入したことをTwitterで世界に報告した。
ビルトン氏は4月16日付けのコラムで、この事件の詳細を語っている。
このコラムによれば、ビルトン氏が住むロサンゼルス近郊の住宅街ではそれまで、同氏だけではなく複数の人が同様の車上荒らしに遭ってきた。
同氏のプリウスは先月だけで3回も被害に遭ったという。
4月6日午前9時、彼は自宅の部屋から自分の車の車上荒らしを目撃した。
少年1人と少女1人が自転車でプリウスに近づき、バックパックから電子機器を取り出してから、プリウスの中に入り込んだという。
同氏が調査を開始した結果、スイスを拠点にするセキュリティ専門家、ボリス・ダネフにたどりついた。
ダネフ氏によれば、少年たちは「スマートキーの、キーと車の間の信号を増幅させることで解錠した」のだという。
スマート・エントリーシステムでは、キーをポケットやカバンに入れておけば、ボタンを押さなくても、車両に近づくだけでドアを解錠できる。
キーは車両から近距離にないと有効にならないが、少年たちが使った電子機器は、信号を増幅させてその有効距離を延ばすことができるものだとダネフ氏は説明した。
キーは実際には約15m離れた同氏の自宅のキッチンテーブルにあったのに、クルマはキーが圏内にあると思い込んだというわけだ。~(15/4/19 WIREDより)

ま、最後のアメリカの増幅装置については、日本では多分大丈夫なんだけど。
アメリカのキーレスは、アホみたいに強力な電波を出してるからね。

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コメント一覧

cia
Kenさん、お久しぶりのコメント連投ありがとうございます。(と、まとめてこちらに。)
VW・アウディなんて、10年落ちくらいでキーシリンダーが壊れ、「エンジンが止められない!」なんて事が多発、大がかりな解体作業になるらしいですw
機械すら普通に耐久性がない欧州車、どんどん電子化されていますが大丈夫なんでしょうか?
Ken
メカニカルキーにも避けようのない欠点がありまして。
長年使ってると、鍵もシリンダーも磨耗して段々がたついてくるんです。最後には、運転席だけ鍵が開けられなくなったり、始動スイッチを回せなくなったりします。

シリンダーを全数交換したくても、部品がないとやっかいで、一台動かすのに鍵が数本ある状況を許容するか、車のシリンダーでもタンブラーを組み替え出来る鍵屋さんに鍵合わせを依頼しないといけなくなります。

30年か40年位乗り続けないと起きないトラブルですが、旧車乗りはこれを嫌がって「ドアのシリンダーをなるべく使わずにロックを掛けようとして」インロックやらかして、ロードサービスのお世話になる羽目になったりもします。。

シリンダーの下にある電気接点のグリスが焼けて、通電したりしなかったりなんてのも、メカニカルキーならではの欠点でしょうね。ハコスカRでシリンダー全体が焼損固着してしまい、イベント会場からローダーで帰宅した人を見たことあります。レストアで家一軒分くらい金掛けたけど、始動スイッチは盲点だったわーと、オーナーさんは笑い飛ばしてましたけどね。

まあ上記いずれのやらかしも、修理に当たる技師さんがきちんとした技術を持ってれば十分対処可能なのが助かります。やはり機械は単純第一ですねw
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