つぶれる

♪～　「愛してる」の響きだけで強くなれる気がしたよ
　　　ささやかな喜びもつぶれるほど抱きしめて
　　　ズルしても真面目にも生きてゆける気がしたよ
　　　いつかまた　この場所で　君とめぐり合いたい　～♪


何度、いつ、聴いても泣けてくる。


もう、「愛してる」の響きだけで強くなれる自信はない。
愛していても、この愛とその愛が同じ方向を向いていないなら、いっそ、
「愛せない」と言い合うほうが現実との落差が少ないのだと、思う。


距離や存在が近いほど、「愛せない」苦しさと切迫しているのだと、痛感する。
途方もなく、どうしようもない。

もう、きっとここまでなのだ。
これ以上近付くのも、甘い顔をするのも、やめよう。
笑ったまま、永遠の距離を作らなくては、私が先立ってしまう。



♪『チェリー』は、どんな悩みの時も私の心をお見通し・・・

悲しくてやりきれない

たいがい長く生きてきた。
自分の想定以上に生きてしまった。
だけど、
久しぶりに、嫌気が差した。

昔から、私が生きることに消極的だった。
原因がやっとわかった。

親の言葉遣いだ。
常に、マイナス思考で否定形。
滅多に「ありがとう」や「ごめんなさい」は言わない。
たとえ「ありがとう」を言ったとしても「もう今後はしないで。」と迷惑感をゆがんだ顔で言う。

これだ、
これだったんだ。
私は「生きていてはいけない」「存在価値がない」と考え方の癖を持った原因は、これだったんだと、はっきりと実感してしまった。

もう高齢な親だけれど、これ以上付き合うと、私が命を縮めるしかなくなる。
壊れそうだ。
とりあえず、引きこもる。

「平成の大遷宮」

歴史好きと旅行好きの友達に誘われるがままに、出雲大社に参拝してきました。

60年に1度だけ公開される「御本殿特別拝観」だそうです。
1日に1万人限定らしく、整理券が配られます。
祀られている“大国主大神”に失礼のない服装でなければ整理券はもらえません。
日本全国から、ツアーで来る団体もあり、整理券が午前中で終了の日もあったそうです。

私は、歴史にも拝観にも、興味は全くありません。
だからこそ、親しい人の誘いで未知なる体験ができたのはラッキーなことでした。
60年に1度ってことは、60年前でも60年後でも無理、なんですよね。
歴史の一瞬に立ち会ってる奇跡を楽しみました。