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「スティリアの女」の事情

2024年11月18日 | 洋琴アルバム
3月の発表会の演奏曲として自薦で決まった「スティリアの女」。彼女とは面識はありませんが(笑)、私は次の事情でこの曲を選びました。

1 レントラーであること。
レントラー(Läntler)はオーストリア、バイエルン地方などで行われた舞踏で4(または8)分の3拍子の田舎風の舞曲です。その旨は何も書かれていませんが曲想から素朴な、ゆったりとした性格が窺えるレントラーだと思われます。速度の指示♩=176を無視して安全運転で弾けばうまくいきそうです。

2 繰り返しがお得
この曲は、序奏―第1ワルツ―第2ワルツ―第3ワルツ―第1ワルツ―第2ワルツという順番で演奏されます。つまり、第3ワルツまでを覚えれば、あとは第1と第2ワルツを繰り返せばよいのです。練習が効率的に行えそうです。

ということで「スティリアの女」にしました。
ところが、実際に弾いてみるとやさしそうに見えてなぜか間違いやすいのです。素朴ながら美しい旋律なのですが指が覚えてくれません。左手の伴奏は指の間隔が離れているし、第3ワルツは右手が派手な跳躍をします。

そんなわけで、まだ序奏すら満足に弾けません。これを3月までに仕上げなければいけないのですが、3か月なんてあっという間に過ぎてしまいます。もうすぐ師走。年末年始は忙しく十分な時間がとれるかどうか。2月は28日しかありません。そして、迫りくる年度末の壁。大丈夫かな。



ブルグミュラー:25の練習曲 スティリエンヌ,Op.100-14  pf. 赤松 林太郎:Akamatsu, Rintaro
(ピティナ ピアノ曲事典) *後半のワルツの再現前に序奏が入るバージョンです。)