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リトル・ニコンという選択

2025年01月20日 | カメラ・写真
ニコンのAPS-C判カメラのZ 50は、発売後5年経ってもモデルチェンジがなく、ニコンのAPS-C判の将来に暗いものが感じられました。そこで、他社に乗り換えようか、フォーサーズに変更しようかと悩みました。
昨年の秋、ついにZ50IIの発表があり、レンズ資産の活用を考えてニコン継続を判断しました。今回ばかりは予約開始と同時にダブルズームキットを申し込み、発売日に手にすることができました。

ところが、充電器(バッテリーチャージャー)が同梱されないことを知らず、慌てて通販で注文したり、ニコンの画像処理ソフトウェアがバージョンアップされたことも知らなかったったため大事な画像が見られないと焦ったり、当初は悲喜こもごものことが起こりました。
それもようやく落ち着いて、現在は、実写検証期間中というところで、このブログにも画像をアップし始めています。


上位機種と同じデザインを継承しているが、Z50IIの方が好ましく見えるのは気のせいか。Nikonロゴの下に内蔵ストロボの分割ラインがあるが、これはこれでよいアクセントになっている。手によく馴染む小ささがよい。(トイカメラの昔から小さいカメラ好き)


上から見た図。ピクチャーコントロールボタンが増えたが、基本シンプルな平面。また、接眼部の出っ張りが少なくなり収まりがよくなった(接眼目当ては一体式のようで、アングルファインダーは付かないらしい)。昔からグリップは別売にしてほしいと思っているが、こればかりは構造上仕方がないだろう。


以下、今まで使ってみて気付いた点です。(科学的、合理的な検証ではなく、個人的な感想や印象、希望です。)

気に入った点
(1)Z 50を使ったことがないので比較はできませんが、手にフィットして扱いやすいと感じます。
(2)ストロボ内蔵はなにかと便利。
(3)画像処理エンジン、システムが最新でよい画像(録画も)が得られる。
(4)進化したオートフォーカスは超楽ちん(外れもあるが)。
(5)Z 9からの共通デザインの流れではあるが、Z50IIの方がやや落ち着いていてよい印象を受ける。(古いが、ニコマート的な発想や、もっと斬新で近未来的な発想もあってよかったのでは、とは個人の感想です。)
(6)全体的には期待より(少し)上。これからのニコンのAPS-C判の注力度に(少し)期待が持てそう。できれば、レンズ群もさらに充実してほしい。
(7)望遠レンズのNIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 G VRは暗いレンズと後から気づいたけれど、常用感度が上がった現代においてはそれなりなのだろう。庭に来る野鳥撮影には役に立っているし(笑)。

とまどった点
(1)接写に必要なリモートコード(レリーズ)が所有のMC-DC2からMC-DC3に変わっていて接続できないことが分かった。その時はショックだった。
(2)メモリーカードはバッテリーといっしょに底部に格納されるが、超深爪の私にはカバーが開けにくい。パソコンへ転送のたびに辛い思いをする。(弦楽器奏者だけかもしれません。)カード収納は従来方式がよい。
(3)ネジバナ撮影専用のF系マイクロレンズ(40mm)をFTZを介して装着、試写しようとしたところ動作せず。FTZのソフトを最新にしなければならないらしい…
(4)正面レンズ脇の二つのファンクションボタンが押しづらい。(レタリングの角度に違和感あり。)
(5)メインコマンドダイヤルのギザが細く、やや回しにくい。粗い方がよいのでは。(一方、撮影モードダイヤルはよい感じ。)
(6)充電器別売の件は多様性の世の中、仕方がないのだろう。(私は充電器派。)
(7)同梱の「使用説明書」は簡易版。詳しい説明は「活用ガイド」をオンラインで見るか、ダウンロードしなければならない。購入すれば4,500円である。多様性の世の中、仕方がないのだろう。(私は紙派。)


総体的には待たされた甲斐があったよいカメラと思いますが、周辺事態でどぎまぎしました。
思っていた以上に小型、軽量なので、この小さなニコンを連れて、ハイキングや散歩に出かけるのが今から楽しみです。一眼レフのD5600とFマウントレンズ数本は売却したので、Z 6とZ50IIのミラーレス体制になりました。これからはZ50IIが主役になりそうな予感がしています。

Panasonic / LUMIX LX9