記録的な猛暑をもたらした夏が過ぎていこうとしています。あれほど暑く辛い日々でしたが、いざ遠のきはじめると淋しい想いが去来します。
季節の変わり目のこの時期、朝晩気温が下がったり、風の中に秋の気配が交ったり、その空気が透明に近づくほどに悲しみが増していくのを覚えます。
悲しみとは言っても、その内容は、コロナでまだどこにも行けてないとか、猛暑で散歩に出られず体重が減り悩んだ?とか、魚眼写真がマンネリだとか、練習時間が減っちゃったとかいうとりとめのないこと。どれも自らに帰着する情けない事情で、結局、勝手なセンチメンタリズムなのでしょう。悩みの種は尽きまじ。
祖光院は松戸市金ヶ作にある曹洞宗の寺院で天明年間に創建されました。
モズが鋭い声で秋の幕開けを告げた頃から彼岸花が見頃を迎えています。彼岸花では名の知られた祖光院を初めて訪ねてみました。猛暑のせいか数が少ないということなのですが、目に鮮やかな赤や白、中には黄色い彼岸花を観て歩くにも猛暑太り(?)で足取りが重く、悲しみがいやましになるのでした。∎
iPhone SE/2 + Kenko Real Pro Clip Lens(魚眼)
Nikon D5600 / AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6 G VR II
季節の変わり目の悲しみにはやはりモーツァルトかな。ニ短調が染みます。
モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番、ニ短調、K. 421(1783年)
W.A.Mozart - String Quartet K 421 in D Minor