celtis

日々思うことを

いつでも 心に 花束を

2022-05-09 14:18:56 | 日記
最近
寺社を訪れると
手水鉢が使えないためか
代わりに
花手水が設てあり
それぞれ彩り鮮やかで
暖かい気持ちにさせてくれます

花の盛りを切り落としてどうなのか?
という人もいるようだけれど

これからお参りするひとたちが
花たちを見て
ある人は思い詰めた気持ちを少しほぐせたり
ある人はより健やかな気持ちでお社に向かう

心に癒しを求める人たちは
まず花手水に出会い
ひとつ違う心象風景に出会う

そんな力があると思う空間です





時間を感じるためには、心がある

2022-05-09 10:03:00 | 日記
ミヒャエル・エンデの「モモ」に出てくる言葉

「光を見るためには目があり、音を聞くためには耳がある。

 それと同じで、時間を感じるためには心がある。」


はじめてエンデの本に接したのは

たしか大人になりかけの頃  ーなにが大人 かは知らないけれどー

バブル期に続くキャッチアップ 追いつけ追い越せの時代

時間をいかに有効に使うかがハウツー本などにも溢れていて


そんな時代の中で出会ったエンデは

はてしない物語 が先だったかも知れない

モモもはてしない物語も児童書として販売されたけれど

どちらも大人が一歩立ち止まって

振り返ってみるのに最適な本

効率的なことを否定するわけではなく

どこに大事なポイントを置くのか

数値を求める人にも

説明できる自分でいること

いや、それも時間に振り回されることかな

難しい


心がなくなるということかと深く考えました

とりわけ

時間が有限だと考えるようにな年になってから尚更です


少し話がずれるけれど

映画になったネバーエンディングストーリーは酷かったですね

映画的にはNEVER ENDING ではストーリーが完結しないけれどね

エンデが訴訟を起こして

原作者から削除させたけれど

お子様の見るファンタジーでしかなかったです