celtis

日々思うことを

水の流れに

2022-05-22 12:52:00 | 日記
オフィーリアを描いた

ミレーの絵は
ハムレットの一場面から描かれている





「すてきな花輪を、垂れた枝にかけようと、柳によじ登ったとたん、意地の悪い枝が折れ、花輪もろとも、まっさかさまに、涙の川に落ちました。裾が大きく広がって、人魚のようにしばらく体を浮かせて―――そのあいだ、あの子は古い小唄を口ずさみ、自分の不幸が分からぬ様子―――まるで水の中で暮らす妖精のように。でも、それも長くは続かず、服が水を吸って重くなり、哀れ、あの子を美しい歌から、泥まみれの死の底へ引きずり下ろしたのです。」
オフィーリアは、どんな歌を歌っていたのだろう

オランダの設定の舞台だけれど
オランダにはこのような流れはなくて
この川の流れはミレーの故郷 イギリスのものだそうです

思わずオフィーリアが現れそうと思ってしまう景色が

安曇野でも見られます







大王わさび農場のここは
黒澤明監督が「夢」の撮影のために
この水車を立てたそうだけれど
昔からここにあるような景色です


黒澤監督はここで
どんな夢を見たのだろう




この流れを見るためだけでも

また、この地を訪れてみたい


https://youtu.be/cxtAqpVOAT8