celtis

日々思うことを

下村槐太の歌から

2022-05-04 20:40:00 | 日記
くらがりに活けしあやめや時鳥

夜中のあやめの青さと夜鳴く時鳥の高い声
5月の夜は意外と深く
心を不安定にしてくれる

ふきのとうが歌う「ほととぎす」も

もうはばたけぬ ほととぎす
その身をなげいてか 故知れず悲しげに
と歌い

古の歌にも

ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば
ただ有明の 月ぞ残れる
とうたわれていて

あの存在感を表す声と
存在の不確かさが
どうもあやうい感覚を引き起こすのかも知れません



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