ふくふくの顔

昨日、ふくふくが「ふくふくだけ変な顔って言われた」と
べそをかくので、詳しく聞くと、なんでも小６の男の子から
友だち二人は名前で呼ばれるのに、ふくふくだけは
「変な顔」とよばれるんだそう。

ま、たいした意味もないでしょうと、
「にらんだり、怖い顔をたまたましてたんじゃないの？」みたいな
いい加減な返事をしたところ、
「ママもいつも変な顔っていう～」
と泣き始めました。

そう、私はうちの娘二人が私に似ていないことがかなり
不満なんです。父親と祖母にそっくりのむしむしは
もう誰も真似のできない吊り目を武器に、新たなる
道を開拓して欲しいと思っています。

一方のふくふくですが、これは微妙で
私の目からは夫の父親・兄にそっくり、義父と義兄を知らなかったら
もう少し違った感想を持てるかもしれないのですが、
もう、そこどまりです。

それなのに、主に２歳の頃ですが、
「かわいい、モデルにしたら？」とか
「うちでは『あゆにそっくり』って言ってるよ」とか
私からすると「なんで？」という反応がありました。

謙遜でもなんでもなくて、「このまま本人勘違いしたら
かわいそう」と本気で思って、本人には「変な顔」と
言って育ててきました。この「変」ですが、英語でいう
「ｆｕｎｎｙ」って感じなのですが、まぁ、子どもに
そんなこと理解できるはずもなく、密かに傷ついていた
みたいなんです。

しばらく「えーん」と泣き続けたので
「もう、変な顔っていわないよぅ」と約束をしました。
亀ちゃんだって、変な顔だけどちょっとしたしぐさや表情で
日本中の女の子をキャーキャーいわせてるんだけどなぁと
実例を示しても、なぐさめにも何にもなりませんでした。

ただ、私は「変な顔」のほかに「将来の美人さん」とも
言っていたんです。どんな人でも服装や姿勢や
しぐさに気をつければ美人になれるんじゃないかというのが
私の持論で、うちのこ二人もやりよういよっては
美人として生きていけるよとも思っていました。
そっちはスルーのようです。

でも、これからは容姿についてはやたらなことを
言わない方がいいのかなぁと激しく反省しました。