ねこのひたい

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おとぼけな日々のことをいろいろ書きたいです。

リハビリの病院へ転院

2009年05月26日 | いろいろ
世の中、知らないことってまだまだあって
知らないことが不利益を生んでいるんだなぁと
しみじみ思った、父の転院の話です。

普通脳梗塞は2週間前後で症状が安定するんだそう。
その頃リハビリの専門病院へ移るのが
世のスタンダートらしいです。

父の場合も10日足らずで転院を打診されました。
入院中のA病院では主にB病院とC病院を紹介してる
んだそう。主治医からは
「近いほうのB病院を中心にベッドの空きを聞いてみます」
と言われたので、
「はぁ・・・よろしくお願いします・・・」
と答えておきました。

日をおかずB病院より電話がありました。
入院の説明をするので病院に来てくれとのこと。

出かけました。入院の日にちも決めました。

が、私の頭の中は
「本当にこの病院でいいんだろうか・・・」
という疑念でいっぱいになってしまいました。

理由は、
・偶然会った近所の人より、つい最近まで
 家族が入院していて、あんまりよくなかったと言う
 感想を聞いた。
・費用に関して納得がいかない
・入院の説明がなんか営業トークのようだった

と言うところでしょうか。
費用に関して、ちょっと詳しく説明します。

入院患者にとってなくてはならないテレビ。
父の入院していたA病院では、テレビと冷蔵庫と
引き出しが一体化していて、テレビはテレビカードを
使ってみます。使った分だけ課金される訳です。

ところが紹介されたB病院では、このテレビセットの
管理費を取ると言うんです。一日2700円位。
ちなみに差額ベッドと言われるベッドは
このテレビセットの管理費が差額ベッド代に含まれてるんだとか。

しかも差額ベッドの料金については、入院時の説明の
書類に明記されているのですが、テレビセットの管理費は
口頭での説明だけ。
「ご了承下さい」
と言われて、
「いや、了承できかねます」
と言える人は滅多にいないと思います・・・

だって家族の転院がかかってるんだもの。
「今なら1つだけベッドが空いてます」
とか言われると、了承しない訳にはいかなくなるし。

でも・・・
こんな気持ちで父をB病院に転院させていいんだろうか。
頭の中で不安がぐるぐる回ってしまいました。

その不安をA病院の看護師さんに取りとめもなく語ったところ
案外あっさり
「主治医がC病院をあたってくれるそうです。
もしかして空きがなければ一時的に家で療養することに
なるかもしれませんが、いいですか?」
との返事をもらえました。

そう言う訳で、C病院のベッドの空きを待ちました。
しばらくして空きが出て、家に帰ることもなく
A病院からC病院へ直接移動することができました。

この件を知り合いに話しました。
彼女も脳梗塞を煩った実母を抱えています。
そしたら次のことを教えてくれました。

まず、家族が脳梗塞で入院したら
すぐに次の転院先を調べる必要があるんだそう。
そして主治医に転院先を自ら希望する。
そして症状が安定し次第の転院を申し出る。

リハビリ専門病院で働く看護師の友人から
教わったんだそうです。

最初からこれを知っていれば・・・
でも、たいていの人は家族の急病にびっくりして
病院側の言うがままになっちゃうよね。

C病院に転院したと言うと
「あそこは厳しくリハビリしてくれるよ」
「いいところに行ったねぇ」
と評判は上々です。

実際、環境もよく、もちろんテレビもテレビカードで
見れます。更には入院保証金というのを入院時に
払うのですが、それもなく、入院時の書類もなんだか簡単。

いろいろな意味で
「こっちにしてよかった・・・」
と思えてなりません。

ただ父の場合、症状としては軽く、家に戻っても
あまり家族の負担にならない気がしたので
「ベッドの空きを待つ」
という選択ができたんだと思います。

これが寝たきりだったりしたら
やはり病院側の言うがまま、リハビリの病院への
転院をしてしまいそうです。

すごく長くなってしまいましたが、
とにかく誰かに言いたかったです。

紹介される病院の費用のことなど
紹介してくれる病院からはなんの説明もありません。
結局頼りになるのは「評判」。
今回は偶然、近所の人に会えて評判を聞けたけど、
もっと積極的に情報を集めるべきだった・・・と
1つの教訓を得ました。
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2 コメント

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Unknown (ぽぽんがぽんきち)
2009-05-26 10:55:32
長期にわたり私がサボっている間に、いろいろあったんですね。。。
病院のこと、要介護者に対する対応についてはいろんな問題がありますね。。。私の実家のあたりは医療過疎とまでは言わないけれど、介護者を抱えるものにとっては厳しい環境です。
そうそう、私の父が18年ぐらい前に最初の脳梗塞で倒れたとき、リハビリは中伊豆の病院でした。当時はリハビリの病院も実家近くにはなくて、母が泊り込みでついていました。
家族がつきそいできない人は家政婦さんがついていました。それも日系ブラジル人の人が結構いました。
お父さん、お大事にね。


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Unknown (chabonosuke)
2009-05-26 15:34:04
ぽんきちさん、お久しぶり!
本当にいろいろあるよね人生、って感じ?

今回父が入院して思ったんだけど、
定額給付金でなくて、もっと介護施設を増やすとか、
介護職の給料をあげるとか、そうしたことにお金を使えばよかったのに・・・
と思ったよ。

ぽんきちさんのお父さんのリハビリの病院は、
うちの辺りでは評判いいですよ。でもうちからだと
遠すぎかな・・・
昔は泊り込みしたんだね。それがないだけましかな、今は。

さっき父の様子を見てきたら、若い女性のリハビリの先生と楽しそうにやってました。すごく幸せそうでした(笑)
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