神楽坂でランチした後は、買い物&お茶をしてから歌舞伎座へ。
お茶はお気に入りの喫茶店でカプチーノ。
虎年にちなんで寅の絵を描いてくれました。なんという可愛さ♪
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もったいないので崩さないようにそぉっと飲んでみたら、最後まで虎ちゃんを崩さず飲めました、やった!
夜の部は壺坂験記のみ初見。
あとは舞踊劇の高杯と、籠釣瓶だったのですが、籠釣瓶は見るのに力が入ったけど全体的にさらっと見れた気がします。
たぶん台詞が聞き取りやすい芝居が多かったんだろうと思いますが、いつもは終わると腰とお尻がすごく痛いのに、今月は昼夜どちらもそんなことはなく、あっという間に終わった気がしたので、それだけ楽しめたのかなって思います。
歌舞伎座さよなら公演
<二月大歌舞伎>
十七代目中村勘三郎二十三回忌追善
平成22年2月1日(月)~25日(木)
夜の部
一、壺坂霊験記(つぼさかれいげんき)
座頭沢市 三津五郎
観世音 玉太郎
女房お里 福 助
目の見えない夫と、夫のために毎日観音様にお祈りを続ける妻の愛情溢れる物語。
献身的に夫に尽くす福助の姿がとっても可愛いのと、人の良い沢市の三津五郎さん、2人の雰囲気が暖かくて、見ていてほっこりしました。
観音様が出てきたりと、歌舞伎にしては珍しい展開なのが新鮮でした。
観音様の玉太郎君、めっちゃ可愛い♪お客様からの「加賀屋!」掛け声も沢山かかってました。
二、高坏(たかつき)
次郎冠者 勘三郎
大名某 彌十郎
太郎冠者 亀 蔵
高足売 橋之助
先代勘三郎が復活させたという狂言風の舞踊劇。
酔っ払った勢いで高下駄履いてタップダンスをするというなんとも楽しい踊りです。
こういう陽気な役をやらせたら勘三郎の右に出るものはいない、と思えるほどのハマリ役。
昨年染様の次郎冠者を観た時は足さばきの見事さに感動したけど、勘三郎は染様ほどの勢いはないものの、リズムの取り方や、表情や上半身の動きがすごく柔らかくて絶妙でした。
橋之助さん演じる高足売りの、ズル賢い表情や踊りも小気味よく、最初から最後までひたすら楽しく、ずーっと見ていたいなぁと思う踊りでした。
三、籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)
序幕 吉原仲之町見染の場より
大詰 立花屋二階の場まで
佐野次郎左衛門 勘三郎
八ツ橋 玉三郎
九重 魁 春
治六 勘太郎
七越 七之助
初菊 鶴 松
絹商人丈助 亀 蔵
絹商人丹兵衛 市 蔵
白倉屋万八 家 橘
釣鐘権八 彌十郎
おきつ 秀太郎
立花屋長兵衛 我 當
繁山栄之丞 仁左衛門
籠釣瓶は数日前も見たけど、何度も観たい!と思うお芝居。
前半は玉様の絢爛豪華な花魁道中は、言葉にならないほど美しいし、仁左衛門さん演じる栄之丞のいい男ぶりにうっとり。
玉様が振り返ってニヤッと笑う場面は以前観た福助の八ツ橋よりも気品があって強い女って感じで素敵でした。
それにしてもあの衣装、いったい何キロあるんでしょ?
後半はこっぴどく次朗左衛門を振る玉様とじっと我慢する勘三郎の演技に緊張感があってハラハラドキドキ。
そこまで言わなくてもいいのに・・・って位の振り方にびっくりだけど、それだけに次郎左衛門の悔しさが伝わってきて、息を飲むシーンでした。
妖刀籠釣瓶で八ツ橋を切り殺すシーンは若干あっさりめだったような気がしたけど、狂気に満ちた勘三郎の表情がゾッとするほど恐ろしくて、理性を失った人間の恐ろしさを感じました。
脇を固める役者陣の演技も素晴らしく、見ごたえのある芝居でした。
2/20時点で歌舞伎座あと70日・・・。
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幕間には歌舞伎茶屋で買った「日本橋玉ゐ」さんの上ちらし800円。
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酢飯とあなごのタレの相性が意外にも合ってて美味しかったです。彩りもいいし、柔らかいあなごと、漬物のポリポリという食感が楽しめました。
おやつは2階の芝居茶屋の芋あんとカスタードクリームのドラ焼き。
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さつまいもは好きじゃないけど、ここの芋あんは美味しいって思えます。オススメ。
3階のめでたい焼きは早々と売り切れ。さよなら公演中に食べれるといいなぁ。
歌舞伎座もそろそろ最後だし、ってことで売店で手ぬぐいを買いました。
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この他に「さよなら公演」という文字が入った手ぬぐいや、春夏秋冬が描かれた歌舞伎座の手ぬぐいもあって、そちらもすごく素敵だったので来月あたり買ってしまいそうです。
最後に、歌舞伎繋がりってことで。
寺島しのぶさん、ベルリン国際映画祭、優秀主演女優賞受賞おめでとうございます!
日本人女性の受賞は35年ぶりなんですね、すごいなー。
前からすごい演技をする人だなとは思っていましたが、世界に認められるなんて素晴しい!
「キャタピラー」、とてもメッセージ性が強い映画で苦手なジャンルですが、公開されたら観に行きたいと思います!
お茶はお気に入りの喫茶店でカプチーノ。
虎年にちなんで寅の絵を描いてくれました。なんという可愛さ♪
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もったいないので崩さないようにそぉっと飲んでみたら、最後まで虎ちゃんを崩さず飲めました、やった!
夜の部は壺坂験記のみ初見。
あとは舞踊劇の高杯と、籠釣瓶だったのですが、籠釣瓶は見るのに力が入ったけど全体的にさらっと見れた気がします。
たぶん台詞が聞き取りやすい芝居が多かったんだろうと思いますが、いつもは終わると腰とお尻がすごく痛いのに、今月は昼夜どちらもそんなことはなく、あっという間に終わった気がしたので、それだけ楽しめたのかなって思います。
歌舞伎座さよなら公演
<二月大歌舞伎>
十七代目中村勘三郎二十三回忌追善
平成22年2月1日(月)~25日(木)
夜の部
一、壺坂霊験記(つぼさかれいげんき)
座頭沢市 三津五郎
観世音 玉太郎
女房お里 福 助
目の見えない夫と、夫のために毎日観音様にお祈りを続ける妻の愛情溢れる物語。
献身的に夫に尽くす福助の姿がとっても可愛いのと、人の良い沢市の三津五郎さん、2人の雰囲気が暖かくて、見ていてほっこりしました。
観音様が出てきたりと、歌舞伎にしては珍しい展開なのが新鮮でした。
観音様の玉太郎君、めっちゃ可愛い♪お客様からの「加賀屋!」掛け声も沢山かかってました。
二、高坏(たかつき)
次郎冠者 勘三郎
大名某 彌十郎
太郎冠者 亀 蔵
高足売 橋之助
先代勘三郎が復活させたという狂言風の舞踊劇。
酔っ払った勢いで高下駄履いてタップダンスをするというなんとも楽しい踊りです。
こういう陽気な役をやらせたら勘三郎の右に出るものはいない、と思えるほどのハマリ役。
昨年染様の次郎冠者を観た時は足さばきの見事さに感動したけど、勘三郎は染様ほどの勢いはないものの、リズムの取り方や、表情や上半身の動きがすごく柔らかくて絶妙でした。
橋之助さん演じる高足売りの、ズル賢い表情や踊りも小気味よく、最初から最後までひたすら楽しく、ずーっと見ていたいなぁと思う踊りでした。
三、籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)
序幕 吉原仲之町見染の場より
大詰 立花屋二階の場まで
佐野次郎左衛門 勘三郎
八ツ橋 玉三郎
九重 魁 春
治六 勘太郎
七越 七之助
初菊 鶴 松
絹商人丈助 亀 蔵
絹商人丹兵衛 市 蔵
白倉屋万八 家 橘
釣鐘権八 彌十郎
おきつ 秀太郎
立花屋長兵衛 我 當
繁山栄之丞 仁左衛門
籠釣瓶は数日前も見たけど、何度も観たい!と思うお芝居。
前半は玉様の絢爛豪華な花魁道中は、言葉にならないほど美しいし、仁左衛門さん演じる栄之丞のいい男ぶりにうっとり。
玉様が振り返ってニヤッと笑う場面は以前観た福助の八ツ橋よりも気品があって強い女って感じで素敵でした。
それにしてもあの衣装、いったい何キロあるんでしょ?
後半はこっぴどく次朗左衛門を振る玉様とじっと我慢する勘三郎の演技に緊張感があってハラハラドキドキ。
そこまで言わなくてもいいのに・・・って位の振り方にびっくりだけど、それだけに次郎左衛門の悔しさが伝わってきて、息を飲むシーンでした。
妖刀籠釣瓶で八ツ橋を切り殺すシーンは若干あっさりめだったような気がしたけど、狂気に満ちた勘三郎の表情がゾッとするほど恐ろしくて、理性を失った人間の恐ろしさを感じました。
脇を固める役者陣の演技も素晴らしく、見ごたえのある芝居でした。
2/20時点で歌舞伎座あと70日・・・。
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幕間には歌舞伎茶屋で買った「日本橋玉ゐ」さんの上ちらし800円。
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酢飯とあなごのタレの相性が意外にも合ってて美味しかったです。彩りもいいし、柔らかいあなごと、漬物のポリポリという食感が楽しめました。
おやつは2階の芝居茶屋の芋あんとカスタードクリームのドラ焼き。
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さつまいもは好きじゃないけど、ここの芋あんは美味しいって思えます。オススメ。
3階のめでたい焼きは早々と売り切れ。さよなら公演中に食べれるといいなぁ。
歌舞伎座もそろそろ最後だし、ってことで売店で手ぬぐいを買いました。
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この他に「さよなら公演」という文字が入った手ぬぐいや、春夏秋冬が描かれた歌舞伎座の手ぬぐいもあって、そちらもすごく素敵だったので来月あたり買ってしまいそうです。
最後に、歌舞伎繋がりってことで。
寺島しのぶさん、ベルリン国際映画祭、優秀主演女優賞受賞おめでとうございます!
日本人女性の受賞は35年ぶりなんですね、すごいなー。
前からすごい演技をする人だなとは思っていましたが、世界に認められるなんて素晴しい!
「キャタピラー」、とてもメッセージ性が強い映画で苦手なジャンルですが、公開されたら観に行きたいと思います!