週末の土曜日は、浅草歌舞伎の1部を観てきました。
↑今年のポスター。毎年素敵なデザインです。
浅草歌舞伎は私が歌舞伎にはまるきっかけになった公演で、大河ドラマ新選組!の放送以来だから・・・もう6年目ですか。
月日が経つのは早いものです。毎年恒例になっているので浅草に来ると、あぁやっと新年を迎えたんだなぁって気持ちになります。
お正月から大分経っていたけど、まだまだ仲見世はお正月の名残があって、おめでたい雰囲気に包まれていました。
お約束の雷門。
「賀正」ってまだ掲げてていいのかな?
浅草歌舞伎の役者名も出ています!
相変わらず人が多くて、浅草に空いている日なんてないんじゃないかって思ってしまいます。すごい街だわ。
木村屋本店の人形焼き、浅草歌舞伎の時はなぜか買ってしまうロースカツサンドを買いこんでいざ公会堂へ。
<新春浅草歌舞伎>
平成22年1月2日(土)~26(火)
第1部(午前11時開演)
お年玉〈年始ご挨拶〉
この日のご挨拶は男女蔵さん。男女蔵さんの挨拶は実は初めて。
浅草歌舞伎を観たことある人、ない人、を聞いてから恒例のおめちゃんコール。
私の周りは結構反応悪かったけど、私はちゃんとフリ付きでおめちゃんコールやりましたよ。
一、正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)
曽我五郎 市川亀治郎
小林朝比奈 中村勘太郎
お正月には曽我物をよくやりますが、こちらは舞踊劇。
以前観たことある気がするけど、誰でやったか全く思いだせない・・・。
曽我五郎は「むきみ」とよばれる「隈取」をとった「荒事」、うって変わって「猿隈」という「隈取」やユーモラスなせりふ回しの小林朝比奈は「道化方」というように、様式美に溢れ、歌舞伎の醍醐味を満喫できる華やかな演目でした。
亀ちゃんは珍しく今回の浅草では女形を演じないんですよね。
なので荒事の五郎はどうかな?って思ってたけど、スッキリした面持ちでなかなか様になってました。
勘太郎君は、隈取りのせいで勘太郎くんかどうかはパッと見全然わからないけど、身のこなしの軽さ、足踏みの音のキレの良さは、さすが勘三郎さんの息子さんだけあるな~と思います。
最近の勘太郎君は色んな役に挑戦して芸の幅を広げようとしているのが分かります。
是非是非頑張って欲しいです!
二、元禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら)
御浜御殿綱豊卿
徳川綱豊卿 片岡愛之助
中臈お喜世 中村七之助
祐筆江島 中村亀 鶴
新井勘解由 市川男女蔵
富森助右衛門 市川亀治郎
叔父である仁左衛門さんの当たり役を愛之助さんが初役で演じると聞き、一番楽しみにしていた演目。
以前歌舞伎座で拝見した仁左衛門さんの綱豊卿がほんとに素晴しくて、感動したのを今でも覚えているのですが、今回の愛之助さん、仁左衛門さんに厳しく指導されただけあって、忠実に演じているのか「仁左衛門さん?」って思う瞬間が何度かありました。
お顔の方もどうしてこうして、似ているもんだから、ほんとに不思議な気がします。
亀ちゃん演じる助右衛門との台詞の応酬で声を荒げるところなんか、迫力があってとても素敵でしたし、若い愛之助さんがここまで演じられるというのは正直驚きであり、喜びでもあります。
これからもどんどん演じていってほしいし、いつか愛之助さんが綱豊卿を完全に自分のものに出来る日を見届けたいと思いました。
吉良を討とうとする亀ちゃんと、それを止める七之助君演じるお喜世の兄妹の緊迫した台詞のやり取りも良かったです。
亀鶴さんの女形、初めて観た気がするのですが、凛としていてとっても素敵でした。
三、忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの)
将 門
傾城如月実は滝夜叉姫 中村七之助
大宅太郎光圀 中村勘太郎
最近美しさにますます磨きがかかってきている七之助君が妖艶な傾城とガマの妖術使いを演じます。
真っ暗な舞台に蝋燭の灯りでぼうっと浮かびあがる出のシーンの七之助君の美しさと言ったら、もう溜息が出るほど。
色っぽく勘太郎君演じる光圀を誘う踊りでも、儚げでそしてしなやかで、その美しさは20代の若手の中では群を抜いている存在だなと思います。
ただやっぱり若いからか、妖術使いになってからも、怖いというより、溌剌とした美しさが勝ってしまって迫力がイマイチだったような気が。
でも可愛かったからヨシ!って感じです(笑)
でっかいガマの人形とか、妖術使ってどろんする場面や、大がかりな舞台装置の転換があり、見た目にも楽しめた演目でした。
公会堂の中からの浅草寺。ここからの景色、結構好きなんですよね。
おやつにいただいた人形焼き。浅草ならではの形が可愛い!
*******************************************************
お芝居が終わって、せっかくだからと浅草寺へお参り。
浅草寺はしばらくこんな感じでシートに覆われてます。来年の初詣には修復が終わっているようですよ。
おみくじ引いたら「大吉」でした~!
大吉なんて何年ぶり?見たらいいことしか書いてなくて、こんな上手くいくわけないじゃん!なんてひねくれものの私は思っちゃったりして。
でも素直に嬉しかったです。今年一年精進します。
一休みは仲見世をちょっと小路に入ったところにある甘味処「蜂の木」さんへ。
初めて入ったお店でしたが、掘りごたつ式の小上がりがあったり、内装も和の雰囲気で統一されていて、すごく落ち着いて素敵なお店でした。
なにより流れる音楽が古武道のアルバムだっていうのが素晴らしい♪
お店のイチオシのクリーム三社みつまめをいただきました。
黒みつの甘さが控え目でとっても美味しかったです♪
浅草は遠いためあまり来る機会がないけど、浅草歌舞伎があるのでこうやって来れる1月がほんとに楽しみだったりします。
また来年も観にこなくちゃです♪
この日は年末に購入したぜんまい紬を初おろし。
ぜんまい紬は、ごく限られた時期にわずかな量しかとれないぜんまいの綿を丹念に採って緯糸にからめ、糸を紡いで細糸をつくり織り上げたもの。
ぜんまいは、保湿性や防水性に優れている上に、綿自体が害虫から身を守る役目をしてくれ、他の着物にも虫がつかないことより、ぜんまい紬は古くから人々に重宝されているのだそうです。
着付けの先生が以前着ていて、私も欲しいなと思っていたらデパートの催事で安かったので買っちゃいました。
草木染め(紅花染めかな?)の色合いも可愛くてすでにお気に入りの一枚です。
帯はフリマで買った紬地の帯に、全体的におとなしめだったのでアクセントをつけようとフリマで買ったバラの帯留をつけてみました。
半衿は着物好日さんで買った別珍のもの。襟元が暖かくて重宝します。
公会堂内でのショット。後には浅草歌舞伎メンバーの羽子板が飾ってありました。
観客にプレゼントしているらしく、残念ながら4枚しか残ってませんでした(^_^;)
↑今年のポスター。毎年素敵なデザインです。
浅草歌舞伎は私が歌舞伎にはまるきっかけになった公演で、大河ドラマ新選組!の放送以来だから・・・もう6年目ですか。
月日が経つのは早いものです。毎年恒例になっているので浅草に来ると、あぁやっと新年を迎えたんだなぁって気持ちになります。
お正月から大分経っていたけど、まだまだ仲見世はお正月の名残があって、おめでたい雰囲気に包まれていました。
お約束の雷門。
「賀正」ってまだ掲げてていいのかな?
浅草歌舞伎の役者名も出ています!
相変わらず人が多くて、浅草に空いている日なんてないんじゃないかって思ってしまいます。すごい街だわ。
木村屋本店の人形焼き、浅草歌舞伎の時はなぜか買ってしまうロースカツサンドを買いこんでいざ公会堂へ。
<新春浅草歌舞伎>
平成22年1月2日(土)~26(火)
第1部(午前11時開演)
お年玉〈年始ご挨拶〉
この日のご挨拶は男女蔵さん。男女蔵さんの挨拶は実は初めて。
浅草歌舞伎を観たことある人、ない人、を聞いてから恒例のおめちゃんコール。
私の周りは結構反応悪かったけど、私はちゃんとフリ付きでおめちゃんコールやりましたよ。
一、正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)
曽我五郎 市川亀治郎
小林朝比奈 中村勘太郎
お正月には曽我物をよくやりますが、こちらは舞踊劇。
以前観たことある気がするけど、誰でやったか全く思いだせない・・・。
曽我五郎は「むきみ」とよばれる「隈取」をとった「荒事」、うって変わって「猿隈」という「隈取」やユーモラスなせりふ回しの小林朝比奈は「道化方」というように、様式美に溢れ、歌舞伎の醍醐味を満喫できる華やかな演目でした。
亀ちゃんは珍しく今回の浅草では女形を演じないんですよね。
なので荒事の五郎はどうかな?って思ってたけど、スッキリした面持ちでなかなか様になってました。
勘太郎君は、隈取りのせいで勘太郎くんかどうかはパッと見全然わからないけど、身のこなしの軽さ、足踏みの音のキレの良さは、さすが勘三郎さんの息子さんだけあるな~と思います。
最近の勘太郎君は色んな役に挑戦して芸の幅を広げようとしているのが分かります。
是非是非頑張って欲しいです!
二、元禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら)
御浜御殿綱豊卿
徳川綱豊卿 片岡愛之助
中臈お喜世 中村七之助
祐筆江島 中村亀 鶴
新井勘解由 市川男女蔵
富森助右衛門 市川亀治郎
叔父である仁左衛門さんの当たり役を愛之助さんが初役で演じると聞き、一番楽しみにしていた演目。
以前歌舞伎座で拝見した仁左衛門さんの綱豊卿がほんとに素晴しくて、感動したのを今でも覚えているのですが、今回の愛之助さん、仁左衛門さんに厳しく指導されただけあって、忠実に演じているのか「仁左衛門さん?」って思う瞬間が何度かありました。
お顔の方もどうしてこうして、似ているもんだから、ほんとに不思議な気がします。
亀ちゃん演じる助右衛門との台詞の応酬で声を荒げるところなんか、迫力があってとても素敵でしたし、若い愛之助さんがここまで演じられるというのは正直驚きであり、喜びでもあります。
これからもどんどん演じていってほしいし、いつか愛之助さんが綱豊卿を完全に自分のものに出来る日を見届けたいと思いました。
吉良を討とうとする亀ちゃんと、それを止める七之助君演じるお喜世の兄妹の緊迫した台詞のやり取りも良かったです。
亀鶴さんの女形、初めて観た気がするのですが、凛としていてとっても素敵でした。
三、忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの)
将 門
傾城如月実は滝夜叉姫 中村七之助
大宅太郎光圀 中村勘太郎
最近美しさにますます磨きがかかってきている七之助君が妖艶な傾城とガマの妖術使いを演じます。
真っ暗な舞台に蝋燭の灯りでぼうっと浮かびあがる出のシーンの七之助君の美しさと言ったら、もう溜息が出るほど。
色っぽく勘太郎君演じる光圀を誘う踊りでも、儚げでそしてしなやかで、その美しさは20代の若手の中では群を抜いている存在だなと思います。
ただやっぱり若いからか、妖術使いになってからも、怖いというより、溌剌とした美しさが勝ってしまって迫力がイマイチだったような気が。
でも可愛かったからヨシ!って感じです(笑)
でっかいガマの人形とか、妖術使ってどろんする場面や、大がかりな舞台装置の転換があり、見た目にも楽しめた演目でした。
公会堂の中からの浅草寺。ここからの景色、結構好きなんですよね。
おやつにいただいた人形焼き。浅草ならではの形が可愛い!
*******************************************************
お芝居が終わって、せっかくだからと浅草寺へお参り。
浅草寺はしばらくこんな感じでシートに覆われてます。来年の初詣には修復が終わっているようですよ。
おみくじ引いたら「大吉」でした~!
大吉なんて何年ぶり?見たらいいことしか書いてなくて、こんな上手くいくわけないじゃん!なんてひねくれものの私は思っちゃったりして。
でも素直に嬉しかったです。今年一年精進します。
一休みは仲見世をちょっと小路に入ったところにある甘味処「蜂の木」さんへ。
初めて入ったお店でしたが、掘りごたつ式の小上がりがあったり、内装も和の雰囲気で統一されていて、すごく落ち着いて素敵なお店でした。
なにより流れる音楽が古武道のアルバムだっていうのが素晴らしい♪
お店のイチオシのクリーム三社みつまめをいただきました。
黒みつの甘さが控え目でとっても美味しかったです♪
浅草は遠いためあまり来る機会がないけど、浅草歌舞伎があるのでこうやって来れる1月がほんとに楽しみだったりします。
また来年も観にこなくちゃです♪
この日は年末に購入したぜんまい紬を初おろし。
ぜんまい紬は、ごく限られた時期にわずかな量しかとれないぜんまいの綿を丹念に採って緯糸にからめ、糸を紡いで細糸をつくり織り上げたもの。
ぜんまいは、保湿性や防水性に優れている上に、綿自体が害虫から身を守る役目をしてくれ、他の着物にも虫がつかないことより、ぜんまい紬は古くから人々に重宝されているのだそうです。
着付けの先生が以前着ていて、私も欲しいなと思っていたらデパートの催事で安かったので買っちゃいました。
草木染め(紅花染めかな?)の色合いも可愛くてすでにお気に入りの一枚です。
帯はフリマで買った紬地の帯に、全体的におとなしめだったのでアクセントをつけようとフリマで買ったバラの帯留をつけてみました。
半衿は着物好日さんで買った別珍のもの。襟元が暖かくて重宝します。
公会堂内でのショット。後には浅草歌舞伎メンバーの羽子板が飾ってありました。
観客にプレゼントしているらしく、残念ながら4枚しか残ってませんでした(^_^;)
時折拝読させていただいています。
自分も土曜に浅草昼夜で行ってました。ニアミスかな?
固い演目が揃いましたが、草摺引も御浜御殿も将門も花形らしい勢いを感じました。
コメントありがとうございます。
yukinama様も土曜日行かれてたのですね!
きっとロビーとかですれ違っていましたね(*^_^*)
今年の浅草は去年より面白かった気がします。
来年は私も昼夜観に行こうと思います。
私も「ぜんまい紬」持っています。でもまだ着物の形になっていません。和裁教室で縫っているのですが、停滞中なのです。お蔵入りにならないよう頑張らねば^^;
ちなみに、紅花紬の着物も持っています♪私のはピンク系のグラデーションですが、チャミさんのお着物とすごく似ている気がします。
↓これです。いかがでしょ。
http://blog.goo.ne.jp/akikoct/e/36b569285ecf69345eeeabb41bef86a5
別珍の半衿っていですね。あったかそうです。着物好日さん、私も見てみます。
コメントありがとうございます♪
aki様の紅花紬、確かに私の紬と似ていますね~!びっくり!
実はピンク系もあって、悩んだんですけど、黄色っぽい着物を持ってなかったのでこちらにしたんです。
紅花(たぶん私のも紅花だと思われる)の暖かみのある色合い、いいですよね~。
この冬たぶん何度も着ちゃうと思います♪
着物好日さん、対応もすごく丁寧でオススメです。半衿はいつもここで買っています♪
ぜんまい紬の仕立て、頑張ってください!