本日、やっとやっと、御名残四月大歌舞伎を観に行くことができました。
歌舞伎座が今月で最後だというのに、一体全体私は何をやってたんだ、って感じですよね。
実際4月前半は週末お花見やコンサートの予定を入れていたので、後半しか予定を組めなかったわけですが、初日が開いてから昨日の観劇日が本当に待ち遠しくてしょうがありませんでした。
しかも気づいたら歌舞伎座カウントダウン時計が13日になってるじゃないですか・・・私が前回歌舞伎座で観劇したのが1ヶ月以上前のことなので、残り日数の少なさに愕然として切なくなりました。
今日は一部を観劇。
今月は3部制でそれぞれ1回づつの観劇予定です。
チケットをもっと取ろうとも考えたけど、生活のこと、他の趣味のことを考えるとセーブしないといけないと思いました。
なので、その分最後の歌舞伎座の一瞬一瞬をしっかりと胸に刻み込もう、と真剣に、本当に集中して昨日は観てきました。
1部は御名残木挽闇爭、熊谷陣屋、連獅子の3演目。
どの演目も最高の配役、最高の芝居で、本当に素晴しく、感動で胸が震えっぱなしでした。
●だんまりは若手花形役者勢揃い。これからの歌舞伎界を引っ張っていく彼らです。
現歌舞伎座の別れを惜しみ、3年後の新歌舞伎座で会いましょう、という内容で歌舞伎ファンにとってたまらない演目でした。
絵面に決まった曽我兄弟の海老×菊コンビの美しいこと、もううっとり。
若手と言ってもなかなかこうやって一同に会する機会はなかなかないので、やっぱりさよなら公演ならではの貴重なお芝居だったと思います。
●熊谷陣屋。
古典の名作ではあるのですが、重々しい雰囲気の作品なので正直ちょっと苦手でした。
でも直実役の吉右衛門さん、相模役の藤十郎さん、藤の方の魁春さんとベテラン役者の演技が素晴らしく、特にわが子を亡くした直実の無念さや、相模の亡くなったは実はわが子だったと知った時の悲しみが痛いほど伝わってきて、この芝居で初めて泣いてしまいました。
吉右衛門さんが制札を持って決める見得はお見事。
藤十郎さんの背中の演技はとにかく泣けました。
後半に登場する富十郎さんも存在感がすごかったし、義経役の梅玉さんの品のあるたたずまい・・・とにかくなにからなにまで素晴しかった!
●そして最後は中村屋親子による連獅子。
子が2人いる連獅子は中村屋さんだけですから、後シテの3人の勇壮な毛振りは迫力満点!
3人の息ぴったりで全く乱れることない毛振りに客席から割れんばかりの拍手とかけ声。
若い息子二人のキレのある動きはもちろん素晴しいのだけど、それに負けず劣らず軽快な動きを見せる勘三郎さんの動きには感服しました。
以前に演舞場で同じ連獅子を観た時も良かったけれど、客席に伝わる音の響き方や重厚な空気感は歌舞伎座ならではなので、このさよなら公演最後の月に、中村屋親子の連獅子が見れて、本当に良かったって思いました。
橋之助さん、扇雀さんによる宗論もコミカルでとっても良かったです。
今日は最後の歌舞伎座を観てほしくて、友達5人をエスコートしました。
歌舞伎初めて、もしくは2回目というメンバーがいる中、全員がすごく楽しかったと言ってくれて、すごく嬉しかったです。
これで一人でも今後も歌舞伎を好きになってくれて見続けてくれれば、言うことなしなんですけどね。
お昼は事前に予約していた2100円の幕の内弁当を3階のやぐら茶屋で。
旬の食材を使用していて、とっても美味しかったです。
菜の花のからし和えは今月ならではです。
これにおまんじゅうがついてました。
おやつはめでたい焼き。もしかしたら食べるのこれが最後かも?
私達が買ってちょっとして売り切れてしまったのでラッキーでした♪
歌舞伎座のあとはお気に入りの喫茶店へもご案内。
久々にケーキセットをいただきました。
アイスシナモンロイヤルミルクティーとイチゴクリームとチョコスポンジが入ったプランタニエ。
どちらも美味しい~♪
6人の大所帯だったので予約しておいたらこんな素敵なカードを用意してくれてました。
この温かい気づかいに、とっても癒されました。いつもありがとうございます。
<歌舞伎座さよなら公演>
御名残四月大歌舞伎
平成22年4月2日(金)~28日(水)
第一部
一、御名残木挽闇爭(おなごりこびきのだんまり)
悪七兵衛景清 三津五郎
典侍の局 芝 雀
工藤祐経 染五郎
曽我十郎 菊之助
曽我五郎 海老蔵
鬼王新左衛門 獅 童
小林朝比奈 勘太郎
片貝姫 七之助
半沢民部 團 蔵
秩父庄司重忠 松 緑
大磯の虎 孝太郎
小林舞鶴 時 蔵
一谷嫩軍記
二、熊谷陣屋(くまがいじんや)
熊谷直実 吉右衛門
白毫弥陀六 富十郎
藤の方 魁 春
亀井六郎 友右衛門
片岡八郎 錦之助
伊勢三郎 松 江
駿河次郎 桂 三
梶原平次景高 由次郎
堤軍次 歌 昇
源義経 梅 玉
相模 藤十郎
三、連獅子(れんじし)
狂言師後に親獅子の精 勘三郎
狂言師後に仔獅子の精 勘太郎
狂言師後に仔獅子の精 七之助
僧蓮念 橋之助
僧遍念 扇 雀
歌舞伎座が今月で最後だというのに、一体全体私は何をやってたんだ、って感じですよね。
実際4月前半は週末お花見やコンサートの予定を入れていたので、後半しか予定を組めなかったわけですが、初日が開いてから昨日の観劇日が本当に待ち遠しくてしょうがありませんでした。
しかも気づいたら歌舞伎座カウントダウン時計が13日になってるじゃないですか・・・私が前回歌舞伎座で観劇したのが1ヶ月以上前のことなので、残り日数の少なさに愕然として切なくなりました。
今日は一部を観劇。
今月は3部制でそれぞれ1回づつの観劇予定です。
チケットをもっと取ろうとも考えたけど、生活のこと、他の趣味のことを考えるとセーブしないといけないと思いました。
なので、その分最後の歌舞伎座の一瞬一瞬をしっかりと胸に刻み込もう、と真剣に、本当に集中して昨日は観てきました。
1部は御名残木挽闇爭、熊谷陣屋、連獅子の3演目。
どの演目も最高の配役、最高の芝居で、本当に素晴しく、感動で胸が震えっぱなしでした。
●だんまりは若手花形役者勢揃い。これからの歌舞伎界を引っ張っていく彼らです。
現歌舞伎座の別れを惜しみ、3年後の新歌舞伎座で会いましょう、という内容で歌舞伎ファンにとってたまらない演目でした。
絵面に決まった曽我兄弟の海老×菊コンビの美しいこと、もううっとり。
若手と言ってもなかなかこうやって一同に会する機会はなかなかないので、やっぱりさよなら公演ならではの貴重なお芝居だったと思います。
●熊谷陣屋。
古典の名作ではあるのですが、重々しい雰囲気の作品なので正直ちょっと苦手でした。
でも直実役の吉右衛門さん、相模役の藤十郎さん、藤の方の魁春さんとベテラン役者の演技が素晴らしく、特にわが子を亡くした直実の無念さや、相模の亡くなったは実はわが子だったと知った時の悲しみが痛いほど伝わってきて、この芝居で初めて泣いてしまいました。
吉右衛門さんが制札を持って決める見得はお見事。
藤十郎さんの背中の演技はとにかく泣けました。
後半に登場する富十郎さんも存在感がすごかったし、義経役の梅玉さんの品のあるたたずまい・・・とにかくなにからなにまで素晴しかった!
●そして最後は中村屋親子による連獅子。
子が2人いる連獅子は中村屋さんだけですから、後シテの3人の勇壮な毛振りは迫力満点!
3人の息ぴったりで全く乱れることない毛振りに客席から割れんばかりの拍手とかけ声。
若い息子二人のキレのある動きはもちろん素晴しいのだけど、それに負けず劣らず軽快な動きを見せる勘三郎さんの動きには感服しました。
以前に演舞場で同じ連獅子を観た時も良かったけれど、客席に伝わる音の響き方や重厚な空気感は歌舞伎座ならではなので、このさよなら公演最後の月に、中村屋親子の連獅子が見れて、本当に良かったって思いました。
橋之助さん、扇雀さんによる宗論もコミカルでとっても良かったです。
今日は最後の歌舞伎座を観てほしくて、友達5人をエスコートしました。
歌舞伎初めて、もしくは2回目というメンバーがいる中、全員がすごく楽しかったと言ってくれて、すごく嬉しかったです。
これで一人でも今後も歌舞伎を好きになってくれて見続けてくれれば、言うことなしなんですけどね。
お昼は事前に予約していた2100円の幕の内弁当を3階のやぐら茶屋で。
旬の食材を使用していて、とっても美味しかったです。
菜の花のからし和えは今月ならではです。
これにおまんじゅうがついてました。
おやつはめでたい焼き。もしかしたら食べるのこれが最後かも?
私達が買ってちょっとして売り切れてしまったのでラッキーでした♪
歌舞伎座のあとはお気に入りの喫茶店へもご案内。
久々にケーキセットをいただきました。
アイスシナモンロイヤルミルクティーとイチゴクリームとチョコスポンジが入ったプランタニエ。
どちらも美味しい~♪
6人の大所帯だったので予約しておいたらこんな素敵なカードを用意してくれてました。
この温かい気づかいに、とっても癒されました。いつもありがとうございます。
<歌舞伎座さよなら公演>
御名残四月大歌舞伎
平成22年4月2日(金)~28日(水)
第一部
一、御名残木挽闇爭(おなごりこびきのだんまり)
悪七兵衛景清 三津五郎
典侍の局 芝 雀
工藤祐経 染五郎
曽我十郎 菊之助
曽我五郎 海老蔵
鬼王新左衛門 獅 童
小林朝比奈 勘太郎
片貝姫 七之助
半沢民部 團 蔵
秩父庄司重忠 松 緑
大磯の虎 孝太郎
小林舞鶴 時 蔵
一谷嫩軍記
二、熊谷陣屋(くまがいじんや)
熊谷直実 吉右衛門
白毫弥陀六 富十郎
藤の方 魁 春
亀井六郎 友右衛門
片岡八郎 錦之助
伊勢三郎 松 江
駿河次郎 桂 三
梶原平次景高 由次郎
堤軍次 歌 昇
源義経 梅 玉
相模 藤十郎
三、連獅子(れんじし)
狂言師後に親獅子の精 勘三郎
狂言師後に仔獅子の精 勘太郎
狂言師後に仔獅子の精 七之助
僧蓮念 橋之助
僧遍念 扇 雀