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ジャニーズ、特に嵐(相葉さん)をこよなく愛するチャミのブログ。みんな違ってみんなイイ。

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ@新宿FACE

2008年04月14日 | 舞台
先週の金曜日、ロックミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」@新宿FACEに行ってきました。

この作品は1997年にオフ・ブロードウェイで上演された大ヒットミュージカルで、その後映画化、日本では三上博史主演で2度上演され、昨年は山本耕史主演で上演、今年が再演となります。

大まかなストーリーは、旧東ドイツ生まれの性転換ロック・シンガー、ヘドウィグが、幼い頃に母から聞いたプラトンの「愛の起原」にあるような自分のかたわれ(=愛)を探して全米各地を巡る物語。そんな彼女の人生が彼女自身の魂の歌と共につづられる。というもの。

初演に何回か観ていたこともあって、今回は一回のみの参加。←観劇というよりライブに行くような感じなのです。

今年最初で最後の山本ヘドウィグ。神席で堪能してきました。

再演ではイツァーク役が韓国人歌手ソムン・タクさんに代わりましたが、それ以外の、スタッフ、舞台装置、衣装などは一年前のままだったので、最初はノリに付いていけるかなと心配でしたが、すぐにヘドの世界に戻ることが出来ました。

奥が深い内容なので初演の時は色々調べたり映画を観たりもしたのですが、その時は考えても考えても、自分の中で明確な答えが出ずに終わってしまいました。

今回は一度だけだし、そういう難しいことは一切考えずに素直に目の前の山本ヘドという人物に身を任せてみようと思って観たので、すごく入り込んで観ることができました。

どぎついメイクにド派手な衣装、最初はビックリするのだけど、体中にズッシリと響く迫力のある演奏と、耕史君の叫ぶように歌い上げるヘドを観たら熱いものがこみ上げて来て、一曲目から拳を振り上げてました。

このミュージカル、とにかく曲が素晴らしいので演奏だけ聴いても相当テンション上がります。
耕史くんは高いヒールをはいて動き回りながら歌っているのに声が全然ぶれないのはさすが。
英語の曲も完璧に歌いこなしていて文句なしにかっこいい。

共演のソムン・タクさん、この人もまたメチャクチャ歌が上手くてびっくりでした。今回彼女のソロ曲もありました。
韓国ではイツァークを3度演じ、日本版TOMMYにも出演していたそう。
存在感のあるイツァークなんだけど、目立ちすぎないのにはさすがだなって思いました。
日本語も違和感なかったです。

耕史くんのビジュアルはもう本当に素晴らしく、引き締まった身体と小さなおしり、透き通るように白い肌はそれはそれは綺麗で彫刻のようでした。これだけでも観に行く価値ありです。

顔もドラマの時よりほっそりしていて、悲しげな表情の時は胸にくるものがありました。
体つきはすごく男らしいのに、演技してるとちゃんと女性に見えてくるから不思議なものです。
メイクを落として素になったヘドも、とにかく綺麗でした。

前回と比べるとより自由に奔放に耕史くんがヘドを演じているなぁというのと、ヘドの悲しみがよりリアルに、というより自然に伝わってきて、確実に進化しているんだなぁと思いました。

2時間弱の舞台で激しいライブパフォーマンスとヘドの壮絶な人生を体感し、終わるころにはもうぐったりな状態だったけど、すごい充実感でした。
こんなに熱くなれる舞台はなかなかないです。

もう一回新宿FACEで観たかったなってちょっと後悔です。まぁ仕方ないかな。

演出的には前回でわかりずらかった台詞がなくなってすっきりし、ストーリーがわかりやすくなって良かったと思います。
でも前回と今回通して思うのは全編英語詩で歌う必要はあるのか?ってことです。

このミュージカルは歌詞の内容がかなり重要で、私のように何回も通うファンはいいのですが、一度だけ見に来る人にとっては、理解しずらいと思うんです。
演出家のあえての決断なんでしょうけど、私はできれば日本語詞で聴きたかったです。

耕史君は私が最も信頼する舞台俳優さんで、耕史君のお芝居、歌は絶対に裏切らないので彼の出る作品は全部観たいと思うのだけれど、最近はドラマのお仕事も多いので舞台は年に一回のペースだし、舞台も再演が多いのが少し残念です。

耕史くんはまだまだ色んな可能性を秘めた素晴らしい舞台俳優だと思うので、もっと舞台、もっと新たな作品に挑戦して行って欲しいと思います。

ドラマ「居眠り磐音シリーズ」の後に舞台もう一本やってほしいなって思います





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