2月に引き続き、行ってきました読売GINZA落語会。
この会は毎回有名な落語家が勢ぞろいするので、普通の落語会よりチケ代が高いけど落語初心者の私にとってはまさにうってつけの会だったりします。
今回のお目当ては米團治さん。楽太郎とたい平も生で見てみたい!
と気合い入れてチケ取りしたら2列目が取れてしまってビックリ。
もうかぶりつき状態で5人の師匠の高座を堪能してきました。
なんと言ってもこの日の一番は米團治さんの「たちぎれ線香」。
襲名披露公演がようやく落ち着いて、ほっとした様子の米團冶さん。
まくらでは、お馴染みのおっちょこちょい話を披露し、会場は爆笑の渦に。
他にもお茶屋遊びのことを話す姿が水を得た魚のようにイキイキとしていて、こういう噺をさせたらピカイチなはずだわ~と納得。でもいくらハッチャけても許されるというか憎めないのは、米團冶さんの人柄のなせる技なんだよなって思います。
ネタは初代米團治からのお家芸である「たちぎれ線香」、私これ聴きながら涙がボロボロこぼれてきて、落語でこんなに泣いたのは初めてかもって位泣いてしまいました。
確か以前吉弥さんで聴いた時は切ないなとは思ったけど意外とさらっとした印象だったんですが、この日の米團冶さんは情感たっぷりで、ぐいぐい惹きこまれてしまいました。
特に後半、若旦那が小糸が死んだことを知った時の悲しみの演技は若旦那その人じゃないかっていう位熱が入っていて、落語を聴くと言うよりまるでお芝居を見ているような感覚でほんとすごかったです。
三味線の音色が切なくてまた涙を誘うポイントなんですが、米團冶さんも涙と鼻水でボロボロになっており、まさに大熱演でした。
しかし米團治さんやってくれました、熱が入りすぎたのか、段取り忘れたのか知りませんが、予定時間を大幅にオーバーしてしまい、結局終演が30分ずれ込み、その後の楽太郎さんがやれやれといった感じでぼやいておられました(^_^;)
扇辰さんは「茄子娘」。
夏の雨や雷、茄子など夏を感じさせ、さらっとしたいい噺でした。
扇辰さんのシブい声に、こなれた話しぶりは聞いていて落ち着きます。
志ん輔さんを聴くのは初めて。
「鰻の幇間」はお調子者の太鼓持ちが、適当なことを言ってある旦那に食事にあやかろうとしたところ、逆にすっかり騙されてしまったという噺。
元気いっぱいで賑やかなしゃべりがテンポが良くていいなって思いました。
仲入り後、お待ちかねの楽太郎さん、TVで観るより痩せてるのにビックリ。友達とも話したのだけど、ちょっと病的?な細さでした。お体大丈夫かしら。
まくらで花火の話になったとき、たい平さんを呼んで花火の音マネをさせたのですが、このたい平さんの花火がすごく上手でした。
「たがや」の「たが」とは桶や樽などを締めるもののこと。最近の人は知らないからいちいち説明しなくちゃならない、そのうち音声ガイドも必要になるのか、なんておっしゃってました。
「たがや」は江戸時代の両国橋で起こった騒動の噺。
楽太郎さんは親切心なのか、少し難しい台詞が出てくるとすぐに説明を入れたり、別の話題に話が飛んだりして、なんだかグダグダな感じになってしまってました。
もっと正統派な高座を期待していただけに残念でした。
トリはたい平さん。
テレビで見る通りの陽気な感じの方だったので、「青菜」をやるのはちょっと意外な感じだったんですが、たい平さんらしいアレンジを加えた賑やかな「青菜」になっていて、笑うポイントが沢山あったし、それはそれですっごい面白いなと感じました。
この噺を聴くと、あぁ夏が来るんだって気がします。
日本酒は飲めないけど、冷酒を美味しそうに飲む仕草とかされちゃうと飲んでみたい気分になります。
この「青菜」がお客さんのウケが一番良く、いっぱい笑いが起こっていました。
でも私的には植木屋さんはもうちょっと粋な感じが好きかなって思います。
なんにせよ、思いっきり笑って泣いて、ストレス発散できたのか、終わった後すごくスッキリ。明日もがんばろうって思えるいい落語会でした。
★読売GINZA落語会6/30★
入船亭 扇辰 茄子娘
古今亭 志ん輔 鰻の幇間(たいこ)
桂 米團治 たちぎれ線香
~仲入り~
三遊亭 楽太郎 たがや
林家 たい平 青菜
帰りはつるっと冷たいものでも食べたいねと言う話になり、今年初の盛岡冷麺の「ぴょんぴょん舎」へ。
さっぱりしたスープと艶やかでコシのあるモチモチ麺の美味しさはもうたまりません!
今年の夏もまた、ちょくちょく通うことになりそうです♪
この会は毎回有名な落語家が勢ぞろいするので、普通の落語会よりチケ代が高いけど落語初心者の私にとってはまさにうってつけの会だったりします。
今回のお目当ては米團治さん。楽太郎とたい平も生で見てみたい!
と気合い入れてチケ取りしたら2列目が取れてしまってビックリ。
もうかぶりつき状態で5人の師匠の高座を堪能してきました。
なんと言ってもこの日の一番は米團治さんの「たちぎれ線香」。
襲名披露公演がようやく落ち着いて、ほっとした様子の米團冶さん。
まくらでは、お馴染みのおっちょこちょい話を披露し、会場は爆笑の渦に。
他にもお茶屋遊びのことを話す姿が水を得た魚のようにイキイキとしていて、こういう噺をさせたらピカイチなはずだわ~と納得。でもいくらハッチャけても許されるというか憎めないのは、米團冶さんの人柄のなせる技なんだよなって思います。
ネタは初代米團治からのお家芸である「たちぎれ線香」、私これ聴きながら涙がボロボロこぼれてきて、落語でこんなに泣いたのは初めてかもって位泣いてしまいました。
確か以前吉弥さんで聴いた時は切ないなとは思ったけど意外とさらっとした印象だったんですが、この日の米團冶さんは情感たっぷりで、ぐいぐい惹きこまれてしまいました。
特に後半、若旦那が小糸が死んだことを知った時の悲しみの演技は若旦那その人じゃないかっていう位熱が入っていて、落語を聴くと言うよりまるでお芝居を見ているような感覚でほんとすごかったです。
三味線の音色が切なくてまた涙を誘うポイントなんですが、米團冶さんも涙と鼻水でボロボロになっており、まさに大熱演でした。
しかし米團治さんやってくれました、熱が入りすぎたのか、段取り忘れたのか知りませんが、予定時間を大幅にオーバーしてしまい、結局終演が30分ずれ込み、その後の楽太郎さんがやれやれといった感じでぼやいておられました(^_^;)
扇辰さんは「茄子娘」。
夏の雨や雷、茄子など夏を感じさせ、さらっとしたいい噺でした。
扇辰さんのシブい声に、こなれた話しぶりは聞いていて落ち着きます。
志ん輔さんを聴くのは初めて。
「鰻の幇間」はお調子者の太鼓持ちが、適当なことを言ってある旦那に食事にあやかろうとしたところ、逆にすっかり騙されてしまったという噺。
元気いっぱいで賑やかなしゃべりがテンポが良くていいなって思いました。
仲入り後、お待ちかねの楽太郎さん、TVで観るより痩せてるのにビックリ。友達とも話したのだけど、ちょっと病的?な細さでした。お体大丈夫かしら。
まくらで花火の話になったとき、たい平さんを呼んで花火の音マネをさせたのですが、このたい平さんの花火がすごく上手でした。
「たがや」の「たが」とは桶や樽などを締めるもののこと。最近の人は知らないからいちいち説明しなくちゃならない、そのうち音声ガイドも必要になるのか、なんておっしゃってました。
「たがや」は江戸時代の両国橋で起こった騒動の噺。
楽太郎さんは親切心なのか、少し難しい台詞が出てくるとすぐに説明を入れたり、別の話題に話が飛んだりして、なんだかグダグダな感じになってしまってました。
もっと正統派な高座を期待していただけに残念でした。
トリはたい平さん。
テレビで見る通りの陽気な感じの方だったので、「青菜」をやるのはちょっと意外な感じだったんですが、たい平さんらしいアレンジを加えた賑やかな「青菜」になっていて、笑うポイントが沢山あったし、それはそれですっごい面白いなと感じました。
この噺を聴くと、あぁ夏が来るんだって気がします。
日本酒は飲めないけど、冷酒を美味しそうに飲む仕草とかされちゃうと飲んでみたい気分になります。
この「青菜」がお客さんのウケが一番良く、いっぱい笑いが起こっていました。
でも私的には植木屋さんはもうちょっと粋な感じが好きかなって思います。
なんにせよ、思いっきり笑って泣いて、ストレス発散できたのか、終わった後すごくスッキリ。明日もがんばろうって思えるいい落語会でした。
★読売GINZA落語会6/30★
入船亭 扇辰 茄子娘
古今亭 志ん輔 鰻の幇間(たいこ)
桂 米團治 たちぎれ線香
~仲入り~
三遊亭 楽太郎 たがや
林家 たい平 青菜
帰りはつるっと冷たいものでも食べたいねと言う話になり、今年初の盛岡冷麺の「ぴょんぴょん舎」へ。
さっぱりしたスープと艶やかでコシのあるモチモチ麺の美味しさはもうたまりません!
今年の夏もまた、ちょくちょく通うことになりそうです♪