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ジャニーズ、特に嵐(相葉さん)をこよなく愛するチャミのブログ。みんな違ってみんなイイ。

6月歌舞伎鑑賞教室「鳴神」@国立劇場

2010年06月22日 | 歌舞伎
このブログ、最近はもはや嵐ファンブログになりつつありますが、歌舞伎含め、伝統芸能が嫌いになったとかは決してございません(笑)

ただ、私自身歌舞伎座に対する思い入れが強かったので、その歌舞伎座が改修中の今、心にぽっかり穴が開いてしまったような状態で、今一つ歌舞伎に対して熱くなれなくなってしまい、劇場に通う回数が減ってしまったんですよね。

ま、そんな感じですが、歌舞伎が好きなことには変わらないので、これからは心の赴くままに、自分が本当に観たい!って思う芝居だけをじっくりといい席で観るというスタンスで行けばいいや~なんて思ってます。

とは言っても3年間のうちに行われる勘太郎君の勘九郎襲名披露興行とかにはキャーキャー言ってまた歌舞伎狂いしてそうですけどね~(^_^;)


てなことで今月の歌舞伎は一回のみです。

日曜日は4月のさよなら公演を一緒に観たメンバー総勢6名で、国立劇場の歌舞伎鑑賞教室を観に行ってきました。



歌舞伎鑑賞教室は、学生さんや歌舞伎が初めての方に、歌舞伎を知ってもらおう、好きになってもらおうと名目で国立劇場で年に何回か開催されている歌舞伎公演です。

この公演は歌舞伎を観る前に演目の解説や、下座音楽や舞台演出などの歌舞伎の基本知識を分かりやすく歌舞伎俳優の方が実際に見せてくれるという趣向があり、分かりやすい上に楽しくて、これを学生の頃とかに観ておけばもっと早く歌舞伎ファンになったのになぁと思ってしまいました。

歌舞伎の見方の解説は澤村宗之助さん。解説は的確だし、トークはユーモアがあって面白いし、司会業でもイケるのでは?と思ってしまう位とってもお上手でした。

学生の男の子が2人代表で舞台に上がって太鼓を叩いてみたり、ツケ打ちしてみたり、打ち掛けを着て女形の歩き方をしてみたり・・・なかなか普通の人はできないことなのでいい経験になったんじゃないかな。

雷の音がする雷車(らいしゃ)、知ってはいたけど実際に音がするのを見るのは初めてだったので、改めて昔の人は音を出すのに色んな工夫をしてたんだなぁと感心しちゃいました。

景清の立ち回りも見れたし、とってもお得な歌舞伎の見方でした♪


休憩を挟み、いよいよお待ちかねの「鳴神」です。
「鳴神」は歌舞伎十八番 のひとつで、「鳴神不動北山桜」というお芝居の四段目に当たります。

あらすじは、鳴神上人が法力で竜神を北山の結界の中に封じ込めてしまったために雨が降らなくなってしまったため、帝が雲の絶間姫を上人に遣わし、上人の法力を解くよう命じるのですが・・・

鳴神上人には愛之助さん。お坊さんですが坊主頭ではないし、威厳があって立派な方って感じでとっても素敵。
なのに絶間姫に誘惑されて、ころっと態度が変わってしまうあたり、情けないけど憎めない感じが良かったです。

雲の絶間姫には孝太郎さん。今回のお役は芝翫さんに指導して貰ったのだとか。
絶世の美女って感じではないけれど、上人に言い寄るシーンは妖艶で、女の私もドキドキしちゃう位綺麗でした。

お姫様としての気品も感じられ、ただ上人を騙すだけのキャラにはなってなくて、今まで観た孝太郎さんの役の中で一番好きかもって思いました。

朝起きると竜神は放たれ、やっと絶間姫に騙されたのだと知る鳴神上人。
弟子のお坊さん達が止めるのも聞かず、怒り狂う上人。
その変貌ぶりは、恐ろしいけど、最高にかっこいい!

そして最後、絶間姫を追いかけるため、花道を飛び六法で走り抜けます。
お席が10列目の花道近くだったため、愛之助さんの力強い六法を間近で見れて、その迫力に大興奮でした!

成田屋さんのお家芸である歌舞伎十八番の演目でしたが、愛之助さんが鳴神を見事に演じきり、とても素晴しい舞台でした。

1幕のみと短い時間ではありましたが、とても充実した70分でした。
一緒に行ったメンバーも皆楽しかったと言ってくれたので、誘って良かったなぁと思いました。

私は今のところ行く予定はないけれど、来月もまた別の演目で鑑賞教室がありますので興味のある方は是非国立劇場に足を運んでみてください。チケット代もお安いですよ。

パンフレットもついてきます。



ちなみに来月は錦之助さんらによる「身替座禅」です。これは文句なしに楽しい演目です♪


この日、約1ヶ月ぶりに着物を着ました。

梅雨に入ってしまったので悩みましたが、単衣を着るチャンスはもうあまりないし、雨が降ったらコート着ればいいや!って着て行ったらなんとか雨は降らずに過ごせたので良かったです。

グレーの単衣に、仕立てたばかりの更紗帯で。帯は落合にある二葉苑さんの帯です。



帯は生地が柔らかくて結びやすいし、合わせやすい柄なのでこれから重宝しそうです♪

6月なので半衿はレース、帯揚げは絽のものを。

全体はこんな感じ。



今月はあと一回着物を着る予定ですが、雨が降ったら着れないし、ほんと梅雨って嫌ですわ。



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ころりん)
2010-06-22 23:17:55
涼しげなお着物&帯ですね

この季節、着物の準備をしてても天候に左右されるので、ホンマ困りますよねぇ~~~。

私もおNEWの着物、来月の松竹座に着て行きたいのですが・・・
どうなる事やらです
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夏着物 (チャミ)
2010-06-23 13:33:54
>ころりんさん

コメントありがとうございます!

着てる本人は汗だくですけども、周りの方にはせめて涼しそうと思っていただけるようなコーディネートにしました♪

ほんとこの季節は着物好きには憂鬱ですよね。

ころりんさんもお着物着られるんですね~素敵!

梅雨は7月中旬位までですもんね、松竹座観劇の日がどうか晴れますように・・・
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