水曜日はレディースデー。
銀座シネパトスにて、映画「beautyうつくしいもの」を観てきました。
主演は歌舞伎役者の片岡孝太郎(仁左衛門さんの息子さん)、共演は片岡愛之助、という上方歌舞伎の将来を担うお2人。
題材はもちろん歌舞伎ですが、歌舞伎と言っても、地方に伝わる村歌舞伎のお話です。
昭和10年、長野県伊那路村。
村歌舞伎を初めて見た少年・半次(孝太郎)は、村に伝わる舞踊「天竜恋飛沫(てんりゅうこいしぶき)」を舞う雪夫(愛之助)に心を奪われる。
雪夫に誘われ歌舞伎を始めた半次は、ふたりで「新口村」を演じ、初舞台で大成功を収める。そしていつしか、半次と雪夫は村の看板役者となっていく。
時は過ぎ、昭和19年。
半次と雪夫のもとにも召集令状が届く。終戦を迎え、シベリアの強制収容所に送られた半次たちを待っていたのは過酷な労働の日々と、雪夫との死別であった……。
一人帰国した半次は、いなくなってしまった雪夫の空白を埋めるかのように、かつての雪夫の役を演じ続けた。
ある日、遠く離れた村で、伊那谷だけに伝わる芝居「六千両」を演じる役者がいることを知った半次は……。
村歌舞伎に生涯を捧げた半次と「舞台上の伴侶」とも言うべき花形役者幸雄との、八十年に渡る絆を軸に描かれたストーリー。
映画としては、色々と突っ込みどころ満載というか、綺麗にまとまりすぎてる感じもありましたが、半次と雪夫の友情の他にも歌子との恋愛や、家族との絆についてや、村歌舞伎に対する村の人々の愛情が丁寧に描かれていてとてもいい話だったと思います。
何と言っても歌舞伎のシーンが最高でした。
本物の歌舞伎役者の孝太郎と愛之助が演じているだけあって、「新口村」の忠兵衛と梅川は息を飲むほど美しく、ずっと観ていたいと思った位魅入ってしまいました。
孝太郎さんは歌舞伎以外の演技をしているところを初めて観ましたが、なかなか自然に演技されててお上手だなと思いました。
特にクライマックスである半次の引退公演の「天竜恋飛沫」の老いた身体で必死に舞う演技は半次の雪夫に対する思いが詰まってるのが感じられてすっごく良かったです。
愛之助さんは現代劇だと、ちょっと演技が大きいかな~って思ってしまいましたが、男らしい雪夫というキャラクターにぴったりだったし、顔を作った時の色男ぶりにはもううっとり。
共演陣が麻生久美子、井川比佐志、北村和夫、演出家の串田和美さん、と結構豪華。
それに加えて秀太郎さんや、仁左衛門さんもチラっとご出演されるという、ファンにはたまらない演出もありました。
ちなみに映画の題字も仁左衛門さんが書かれたそうです。
村歌舞伎は以前に尾上松也くんが出演したドラマを観てアットホームな感じが面白そうだなってちょっと気になっていたのですが、この映画を観てますます興味が出てきました。
調べてみたら全国200近くもの団体があるようでびっくり。
機会があれば観に行ってみたいなって思いました。
歌舞伎と言えば、「NINAGAWA十二夜」のロンドン公演初日はスタンディングオベーションありの大盛況だったようです。
リハーサルはロンドンのスタッフが休憩ばかり取るのでなかなか進まず大変だったようですが、無事に終わったようでなによりです。
銀座シネパトスにて、映画「beautyうつくしいもの」を観てきました。
主演は歌舞伎役者の片岡孝太郎(仁左衛門さんの息子さん)、共演は片岡愛之助、という上方歌舞伎の将来を担うお2人。
題材はもちろん歌舞伎ですが、歌舞伎と言っても、地方に伝わる村歌舞伎のお話です。
昭和10年、長野県伊那路村。
村歌舞伎を初めて見た少年・半次(孝太郎)は、村に伝わる舞踊「天竜恋飛沫(てんりゅうこいしぶき)」を舞う雪夫(愛之助)に心を奪われる。
雪夫に誘われ歌舞伎を始めた半次は、ふたりで「新口村」を演じ、初舞台で大成功を収める。そしていつしか、半次と雪夫は村の看板役者となっていく。
時は過ぎ、昭和19年。
半次と雪夫のもとにも召集令状が届く。終戦を迎え、シベリアの強制収容所に送られた半次たちを待っていたのは過酷な労働の日々と、雪夫との死別であった……。
一人帰国した半次は、いなくなってしまった雪夫の空白を埋めるかのように、かつての雪夫の役を演じ続けた。
ある日、遠く離れた村で、伊那谷だけに伝わる芝居「六千両」を演じる役者がいることを知った半次は……。
村歌舞伎に生涯を捧げた半次と「舞台上の伴侶」とも言うべき花形役者幸雄との、八十年に渡る絆を軸に描かれたストーリー。
映画としては、色々と突っ込みどころ満載というか、綺麗にまとまりすぎてる感じもありましたが、半次と雪夫の友情の他にも歌子との恋愛や、家族との絆についてや、村歌舞伎に対する村の人々の愛情が丁寧に描かれていてとてもいい話だったと思います。
何と言っても歌舞伎のシーンが最高でした。
本物の歌舞伎役者の孝太郎と愛之助が演じているだけあって、「新口村」の忠兵衛と梅川は息を飲むほど美しく、ずっと観ていたいと思った位魅入ってしまいました。
孝太郎さんは歌舞伎以外の演技をしているところを初めて観ましたが、なかなか自然に演技されててお上手だなと思いました。
特にクライマックスである半次の引退公演の「天竜恋飛沫」の老いた身体で必死に舞う演技は半次の雪夫に対する思いが詰まってるのが感じられてすっごく良かったです。
愛之助さんは現代劇だと、ちょっと演技が大きいかな~って思ってしまいましたが、男らしい雪夫というキャラクターにぴったりだったし、顔を作った時の色男ぶりにはもううっとり。
共演陣が麻生久美子、井川比佐志、北村和夫、演出家の串田和美さん、と結構豪華。
それに加えて秀太郎さんや、仁左衛門さんもチラっとご出演されるという、ファンにはたまらない演出もありました。
ちなみに映画の題字も仁左衛門さんが書かれたそうです。
村歌舞伎は以前に尾上松也くんが出演したドラマを観てアットホームな感じが面白そうだなってちょっと気になっていたのですが、この映画を観てますます興味が出てきました。
調べてみたら全国200近くもの団体があるようでびっくり。
機会があれば観に行ってみたいなって思いました。
歌舞伎と言えば、「NINAGAWA十二夜」のロンドン公演初日はスタンディングオベーションありの大盛況だったようです。
リハーサルはロンドンのスタッフが休憩ばかり取るのでなかなか進まず大変だったようですが、無事に終わったようでなによりです。