染めのまち落合スタンプラリー

先週の土曜日のことですが、「染めのまち落合スタンプラリー」というイベントに友達と参加してきました。



落合は今も沢山の工房が多く集まり、江戸の着物文化を支えている街です。

このイベントは一年に一度開催され、今年は江戸小紋の「松綱染工所」、江戸更紗の「染の里二葉苑」、東京友禅の「アトリエ功」「東京手描友禅工房協美」、湯のし「吉澤湯のし加工所」をスタンプラリー形式で巡るというもの。

普段は見ることが出来ない工房の中を見学したり、職人さんに直にお話を聞くことができたりと、貴重な体験が出来てすごく面白かったです。


↓湯のしの作業場。今は機械化されていますが、反物の状態によって設定を変えたりしなければならないので、熟練した技術が必要なのだとか。

蒸気の熱で職人さんの指紋はなくなってしまったそうです。





↓江戸小紋の型染めの作業場。
柄のつなぎ目が分からないように、色が均一になるように、大変気を使う作業です。




何気なく着ている着物や帯が、色んな職人さんの手によっていかに大切に作られているかというのを知ると、自分の着物が愛しくなって、より大切にしようって思うんですよね。

あと、着物は仕立て直したり、色を変えたりしながら着れる一生もののものなので、安物ではなくいい品を選んで着ていきたいなって思いました。


スタンプラリーのあとは丹後ちりめんの白生地や、ギャラリーで江戸小紋や手描き友禅、江戸更紗の着物や、螺鈿の帯など、素敵な作品を沢山見せていただきました。

中でも江戸小紋の細かい柄と色の美しさにうっとり。

江戸小紋はカジュアルなシーンでもフォーマルなシーンでも着れて、また柄が細かいのでどんな帯でも引き立たせてくれるという便利着物なので、いつか欲しいと思っていました。

今回も藤色地にグリーンベージュの角通しの素敵な反物があったのですが、今は色々と物入りなので涙をのんで諦めました。ほんとに残念。

次誂えるなら江戸小紋！これを目標によし、頑張って働こう！

先着200名に貰えるオリジナル手ぬぐい。ピンク地に、染色道具が描かれたとても可愛らしい手ぬぐいです！




★この日の着物★

結城紬に初めて袖を通しました！体に馴染んでとても着やすかったです。