遅くなりましたが、舞台「あゝ、荒野」の感想をちょこっとだけ。
あ、がっつりネタバレありなんで、知りたくない方はご注意を!
私自身初の寺山作品というのと、舞台はよく好んで観るけれど難解な作品が多い蜷川演出とあって、事前に原作を読んで予習をして行ったものの、やっぱり難しくて、終わった後も友達と「どういう作品だったかって聞かれても答えにくいよね」って話になって。
ただ、蜷川作品特有の幻想的かつ妖しく美しい世界と、潤君と小出君という同世代俳優の魂のぶつかり合いを目の前にして、舞台と言う生物のパワーを体中に感じれた、とても幸せな時間だった、ということは確かです。
なのでお芝居の内容についてはあまり触れられませんが、私が感じたことを中心に書きたいと思います。
開場してすぐ座席に着くと、舞台にはセットはなにもない状態でガランとしていました。
そして開演時間15分位前からかな?ステージにはキャストがパラパラと集まり、リラックスした状態でストレッチをしたり会話をしたりしだしてました。(ここには潤くん、小出君はいない)
キャストさんたち、見るからに個性的な面々が揃っています。中には蜷川さんそっくりな方がいらっしゃって(服装も似てる)ちょっと笑ってしまいました。
(こういう始まり方は蜷川舞台ではよくあること)
開演時間になるとキャストが集まり、リズムに合わせてWSSのようなダンスをしたり、ペアで社交ダンスしたり・・・そこから架空の街新宿のネオン街のセットが表れ、一気に昭和にタイムスリップします。
そこは猥雑で排他的で、でもどこか生命力にあふれた街。
ここでだったかな?月川悠貴さんの歌う昭和歌謡に合わせて人々が行きかいます。
雰囲気的には蜷川さん演出の舞台「身毒丸」みたいな妖しい感じでした。
なかなか潤くんが出てこなくて、まだかまだかと待ちわびていると・・・
床屋で髪を切るバリカンや軽トラの屋根にあぐらをかく新次こと潤くんが現れます。
その新次はムショ上がりのチンピラで、自分の中にある欲望をもてあましているので目つきはするどく、全てのものにくってかかるかのような勢い。そのするどい目つきとたたずまいに、観客の全ての視線が注がれてたと思います。それ位の圧倒するほどの存在感に息を飲みました。
セットはラブホテル街に変わり(セット転換に使われる仕切りの写真は森山大道氏のもので迫力ありました)
客席から肩を落として歩いてくる小出くん演じるバリカンが登場。
今回の芝居は客席の間の通路を使う演出が沢山あります。主に真ん中の通路から一階中央下手側の扉までを使用していたので、上手側にいた私の席には潤くんが来ることはありませんでしたが、小出君は座席から1mくらいの近さで観ることが出来ました。
小出君は吃音で自分に自信がないまま暮らしている青年バリカンを演じます。
彼が物語のストーリーテラーで、影の主役と言ってもいいのだと思います。
一言一言、絞り出すように台詞を吐く小出君は、今までTVで観るイケメン俳優の姿とは全く違うものでした。
そうそう、お芝居中に寺山さんの詩を読み上げるシーンがあるのだけど、左右の電光掲示板にもシーンが変わるごとに寺山さんの詩が映し出されました。(詩に関しては私はさっぱり)
自分の存在意義を探してさまよう彼に手を差し伸べた娼婦マリー。そこで起こる不審な殺人。
そして、バリカンのいるその部屋に手違いでやってくる新次と奔放な女性芳子。
眉毛を少し上げ、不敵な笑みをたたえる新次は背筋がぞっとするほど綺麗でした。
潤くんの舞台は初めてでしたが、TVに映る三波春夫に罵声を浴びせる難解な長台詞もすごく滑らかだったし、想像以上に良く通り、聴きやすい声に惚れぼれしてしまいました。
舞台はラブホテルの一室。と来たらあとはヤルことヤルだけなのですが、おもむろに服を脱ぎ始める新次。
透き通るほどに白くて、引きしまった身体を惜しげもなく披露する潤くん。(パンツは履いてますよ、なんかやらしいパンツでしたけど)
あーもう、なんて美しいの!!!海外の彫刻みたいなんだけど!!!
でもって芳子を挑発する目とか、肩にかける手とか、仕草全部がものっすごい色っぽいの!!!
もうドッキドキで見守ってたわけですが、その先はシーツの中で♪って感じだったので際どいシーンはなかったのですが、シーツがモゾモゾ動くのをキー!って思いながら観てました(笑)
ちなみにラブシーンは2回あったけど、キスはしてなかったような!?いや私の座席から見えなかっただけか!?
芳子役の女優さんは、ちょっと前に野田秀樹氏と勘三郎の芝居の娘役?に抜擢された超有望な方みたい。特別美人ってわけではないんだけど、人を引きつけるオーラがある女優さんでした。
とにかく潤くんといちゃいちゃしまくりで、あー羨ましいったらありゃしない(爆)
その後の裸で寝ちゃうシーンは、小出くんの独白シーンそっちのけでその綺麗な肉体に目が釘付けでした。
このシーンでは大学の自殺研究会のメンバーとして、TVでもよくお見かけする村杉蝉之介さんや、江口のりこさんが、怪しい雰囲気をふりまき、混沌とした社会の中で生きるとは何か死とは何かを問いかけます。妻を殴ることを生きがいにするスーパー経営者がいたり、皆胸の中に様々な感情を持ちながら生活してる中、自分の欲望に素直に生きる新次というのが、すごく異質で、一際輝いて見えました。
場面が変わり、街をうろついているとチンピラにからまれ、倒したところを勝村さん演じる片目のコーチに見出され、ボクシングの道に進むことを決める新次。
一方のバリカンも落ちていたチラシを見て、自分を変えるためにボクシングを始め、新次と同じジムへ入ります。
片や連戦連勝の新次。一方のバリカンは力はあるものの人を憎むことができずになかなか勝てない状態。
陰と陽の2人。まったく逆だからこそ芽生える友情。新次のことを憧れの存在として慕うバリカンと、可愛い弟のように可愛がる新次。2人の間に流れる空気は穏やかでほっとさせられました。
名曲喫茶で自殺研究会のメンバーを言いこめる場面や、うらぶれたBarの女主人と口論する場面、自信たっぷりに自分はヒーローになる、と語る新次。
普通の人なら嫌味にも聞こえかねないけど、新次が言うと妙に説得力があり、この人について行けば間違いない、そう思わせる何かがあります。
そんな新次を慕いつつも、次第にそれではいけない、自分は一生光に隠れる影だ、と思い悩むバリカン。
小出君が浮浪者相手に語りかけるシーンはぐっと胸にせまるものがありました。
新次も表れ、2人でジャングルジムで意見を交わし合う2人。気持ちが通じ合っていても、考え方は全く違うという、美しくも悲しい場面でした。
「俺は俺だ!」ってまっすぐ前を見据え、叫ぶ潤くん、男らしくってなんて素敵!!
そして、いろんな感情から解放されて、自由になるには新次と対決するしかないと考え、ジムを移籍するバリカン。
新次は芳子と再会してまたイチャイチャするんですけど、「ただお前とヤリたいだけなんだ!」って(笑)
こういう筋肉バカって可愛いな~なんて思っちゃったりして。
「オレよかっただろ?」って聞きまくってるしね(笑)芳子もすっかり新次に魂抜かれちゃって、ベッタリだし。羨ましすぎだわ。
その後はハダカでタバコを美味しそうにくゆらせてたり、飲み物飲んだり、けだるそうにする潤くん。
もう、もう、仕草一つ一つがかっこよすぎて吐くかと思った(爆)
そんなこんなで、いよいよ大詰め、新次とバリカンの2人が後楽園ホールで対決する日。
新次と対決して死ぬ覚悟でいるバリカン、そしてそのバリカンの気持ちを汲んで、「アイツがそれで満足なら」と打ち負かすと宣言する新次。
新次は赤のボクサーパンツ。フード付きジャケットを頭からかぶる新次は闘争心の塊。
バリカンは青のボクサーパンツ。
実際の大きさほどのリングがセッティングされ、観衆が見守る中ゴングが鳴り響きます。
最初は新次とバリカンは五分五分。
2人ともフットワークが軽く、すごく様になっていて、まるで本当のボクシングの試合を見ているかのような臨場感に圧倒されました。体中から飛び散る汗、必死な表情、演技とは思えない位。
潤くんが3月からトレーニングに精を出しただけあります。すっごいかっこいい。
そしてやがて、試合は新次が優勢になります。
無我夢中にお互いを殴り合う2人、次第に打たれることを冷静に受け止め、快感さえ感じてきてしまうバリカン。殴られても殴られても倒れないバリカンにさらにパンチを打ち込む新次。
ここのお芝居の演出はスローモーションで行われ、より一発一発の重みが感じられて、観ているこっちも痛みを感じるような錯覚に陥ったほど。2人は汗びっしょりですし、バリカンの口からは血が流れて見るも無残な姿に。
89発打たれたところで、バリカンは意識を失い倒れます。我に返り、戸惑う新次。バリカンを胸に抱き、悲痛な叫びを上げる新次・・・。
ここで舞台の幕が閉じます。(実際には舞台の照明が明るくなったんだけど)
リングという荒野で必死に生きた2人の若者。
新次とバリカン、こういう形でしかお互いの友情を表現出来なかった無情なラストに胸を打たれ、最後は涙があふれてきました。
カーテンコールになると、ボクサーパンツ姿のままで挨拶をする潤くん。芝居をやりきった後なので放心状態なのか、芝居の時のギラギラした表情とは打って変わって、ぽわんとした感じの潤くんがものっそい可愛かったです。
お芝居中はずっとオールバックなんだけど、ボクシングシーンの時は何もセットしていないせいか、前髪が下りてきてて余計に幼く見えたんですよね。
客席はもちろん全員スタンディングオベーション、拍手はずっとずっと鳴りやみませんでした。
数えてないけど何度も何度もカテコに出てきてくれて、はける時は小出君と肩組んだりしてとっても仲良さそうな所に萌えました。
お客さんももう帰ろうかなって雰囲気の時に、再度2人が出てきてくれて舞台袖にいる蜷川さんを呼んだら、蜷川さんと、冒頭で蜷川さんにそっくりだと思った人が揃って出てきて会場爆笑!やっぱり意識して似せてたようです。
一点だけ、カテコで残念なことが。
2回目の挨拶の時かな?3列目位のファンが2人、いきなり走ってきて、潤君と小出君の前に花束を差し出したんですよ。
こういうのって他の舞台ではよくあることだけど、このお芝居に関してはそういうことはご法度。
その瞬間潤君の顔はひきつり、会場中の空気が凍りついたように思いました。
小出君はさすがに花束を受け取ってたけど、潤君は受け取らず。結局花束は舞台上に置かれ、仕方ないのでそれを掴んで舞台袖に潤くん持って行ってましたけど、もうさ、やめてくれよーって思っちゃった。
なんでも、さいたま公演ではうちわ振りまわしたファンがいたとか?潤くんそれにも不機嫌だったみたいだし。舞台はコンサートじゃないって普通わかるでしょ!?わからないようなお子様は舞台見に来ないでほしいですわ。
最後に嫌なこと書いてしまいましたが、お芝居は本当によかった!!!
潤君は映像の人かな~なんて思ってたけど、舞台でお芝居する潤くんもすっごい素敵でした!また機会があったら潤くんの他の舞台も見てみたいです。
こういう世界感の芝居ってジャニーズとしてのイメージもあるし、なかなか映像ではできないことなので、舞台でギラギラした潤くんが観れてすっごい嬉しかったです。
やっぱりね、潤君はギラギラした役がよく似合うんですよね、蜷川さん、よく潤君を起用してくれました!っていう感謝の気持ちでいっぱいです。
最近の潤君は役柄のおかげか、ちょっとした仕草一つとっても色気がダダ漏れてる気がしてドキドキしちゃすんですけど、この新次モードで、次の月9で探偵演じたら、それはすごいことになるんじゃないかと今からワクワクしてます♪
なんだかんだ、いつものようにダラダラと長くなってしまった観劇レポにお付き合いいただきありがとうございました♪
★おまけ★
観劇前にケンタで潤くんがCMしてるポットパイ食べました♪
私は断然トマトクリーム派です♪
潤クン、麗しいわ~。
あ、がっつりネタバレありなんで、知りたくない方はご注意を!
私自身初の寺山作品というのと、舞台はよく好んで観るけれど難解な作品が多い蜷川演出とあって、事前に原作を読んで予習をして行ったものの、やっぱり難しくて、終わった後も友達と「どういう作品だったかって聞かれても答えにくいよね」って話になって。
ただ、蜷川作品特有の幻想的かつ妖しく美しい世界と、潤君と小出君という同世代俳優の魂のぶつかり合いを目の前にして、舞台と言う生物のパワーを体中に感じれた、とても幸せな時間だった、ということは確かです。
なのでお芝居の内容についてはあまり触れられませんが、私が感じたことを中心に書きたいと思います。
開場してすぐ座席に着くと、舞台にはセットはなにもない状態でガランとしていました。
そして開演時間15分位前からかな?ステージにはキャストがパラパラと集まり、リラックスした状態でストレッチをしたり会話をしたりしだしてました。(ここには潤くん、小出君はいない)
キャストさんたち、見るからに個性的な面々が揃っています。中には蜷川さんそっくりな方がいらっしゃって(服装も似てる)ちょっと笑ってしまいました。
(こういう始まり方は蜷川舞台ではよくあること)
開演時間になるとキャストが集まり、リズムに合わせてWSSのようなダンスをしたり、ペアで社交ダンスしたり・・・そこから架空の街新宿のネオン街のセットが表れ、一気に昭和にタイムスリップします。
そこは猥雑で排他的で、でもどこか生命力にあふれた街。
ここでだったかな?月川悠貴さんの歌う昭和歌謡に合わせて人々が行きかいます。
雰囲気的には蜷川さん演出の舞台「身毒丸」みたいな妖しい感じでした。
なかなか潤くんが出てこなくて、まだかまだかと待ちわびていると・・・
床屋で髪を切るバリカンや軽トラの屋根にあぐらをかく新次こと潤くんが現れます。
その新次はムショ上がりのチンピラで、自分の中にある欲望をもてあましているので目つきはするどく、全てのものにくってかかるかのような勢い。そのするどい目つきとたたずまいに、観客の全ての視線が注がれてたと思います。それ位の圧倒するほどの存在感に息を飲みました。
セットはラブホテル街に変わり(セット転換に使われる仕切りの写真は森山大道氏のもので迫力ありました)
客席から肩を落として歩いてくる小出くん演じるバリカンが登場。
今回の芝居は客席の間の通路を使う演出が沢山あります。主に真ん中の通路から一階中央下手側の扉までを使用していたので、上手側にいた私の席には潤くんが来ることはありませんでしたが、小出君は座席から1mくらいの近さで観ることが出来ました。
小出君は吃音で自分に自信がないまま暮らしている青年バリカンを演じます。
彼が物語のストーリーテラーで、影の主役と言ってもいいのだと思います。
一言一言、絞り出すように台詞を吐く小出君は、今までTVで観るイケメン俳優の姿とは全く違うものでした。
そうそう、お芝居中に寺山さんの詩を読み上げるシーンがあるのだけど、左右の電光掲示板にもシーンが変わるごとに寺山さんの詩が映し出されました。(詩に関しては私はさっぱり)
自分の存在意義を探してさまよう彼に手を差し伸べた娼婦マリー。そこで起こる不審な殺人。
そして、バリカンのいるその部屋に手違いでやってくる新次と奔放な女性芳子。
眉毛を少し上げ、不敵な笑みをたたえる新次は背筋がぞっとするほど綺麗でした。
潤くんの舞台は初めてでしたが、TVに映る三波春夫に罵声を浴びせる難解な長台詞もすごく滑らかだったし、想像以上に良く通り、聴きやすい声に惚れぼれしてしまいました。
舞台はラブホテルの一室。と来たらあとはヤルことヤルだけなのですが、おもむろに服を脱ぎ始める新次。
透き通るほどに白くて、引きしまった身体を惜しげもなく披露する潤くん。(パンツは履いてますよ、なんかやらしいパンツでしたけど)
あーもう、なんて美しいの!!!海外の彫刻みたいなんだけど!!!
でもって芳子を挑発する目とか、肩にかける手とか、仕草全部がものっすごい色っぽいの!!!
もうドッキドキで見守ってたわけですが、その先はシーツの中で♪って感じだったので際どいシーンはなかったのですが、シーツがモゾモゾ動くのをキー!って思いながら観てました(笑)
ちなみにラブシーンは2回あったけど、キスはしてなかったような!?いや私の座席から見えなかっただけか!?
芳子役の女優さんは、ちょっと前に野田秀樹氏と勘三郎の芝居の娘役?に抜擢された超有望な方みたい。特別美人ってわけではないんだけど、人を引きつけるオーラがある女優さんでした。
とにかく潤くんといちゃいちゃしまくりで、あー羨ましいったらありゃしない(爆)
その後の裸で寝ちゃうシーンは、小出くんの独白シーンそっちのけでその綺麗な肉体に目が釘付けでした。
このシーンでは大学の自殺研究会のメンバーとして、TVでもよくお見かけする村杉蝉之介さんや、江口のりこさんが、怪しい雰囲気をふりまき、混沌とした社会の中で生きるとは何か死とは何かを問いかけます。妻を殴ることを生きがいにするスーパー経営者がいたり、皆胸の中に様々な感情を持ちながら生活してる中、自分の欲望に素直に生きる新次というのが、すごく異質で、一際輝いて見えました。
場面が変わり、街をうろついているとチンピラにからまれ、倒したところを勝村さん演じる片目のコーチに見出され、ボクシングの道に進むことを決める新次。
一方のバリカンも落ちていたチラシを見て、自分を変えるためにボクシングを始め、新次と同じジムへ入ります。
片や連戦連勝の新次。一方のバリカンは力はあるものの人を憎むことができずになかなか勝てない状態。
陰と陽の2人。まったく逆だからこそ芽生える友情。新次のことを憧れの存在として慕うバリカンと、可愛い弟のように可愛がる新次。2人の間に流れる空気は穏やかでほっとさせられました。
名曲喫茶で自殺研究会のメンバーを言いこめる場面や、うらぶれたBarの女主人と口論する場面、自信たっぷりに自分はヒーローになる、と語る新次。
普通の人なら嫌味にも聞こえかねないけど、新次が言うと妙に説得力があり、この人について行けば間違いない、そう思わせる何かがあります。
そんな新次を慕いつつも、次第にそれではいけない、自分は一生光に隠れる影だ、と思い悩むバリカン。
小出君が浮浪者相手に語りかけるシーンはぐっと胸にせまるものがありました。
新次も表れ、2人でジャングルジムで意見を交わし合う2人。気持ちが通じ合っていても、考え方は全く違うという、美しくも悲しい場面でした。
「俺は俺だ!」ってまっすぐ前を見据え、叫ぶ潤くん、男らしくってなんて素敵!!
そして、いろんな感情から解放されて、自由になるには新次と対決するしかないと考え、ジムを移籍するバリカン。
新次は芳子と再会してまたイチャイチャするんですけど、「ただお前とヤリたいだけなんだ!」って(笑)
こういう筋肉バカって可愛いな~なんて思っちゃったりして。
「オレよかっただろ?」って聞きまくってるしね(笑)芳子もすっかり新次に魂抜かれちゃって、ベッタリだし。羨ましすぎだわ。
その後はハダカでタバコを美味しそうにくゆらせてたり、飲み物飲んだり、けだるそうにする潤くん。
もう、もう、仕草一つ一つがかっこよすぎて吐くかと思った(爆)
そんなこんなで、いよいよ大詰め、新次とバリカンの2人が後楽園ホールで対決する日。
新次と対決して死ぬ覚悟でいるバリカン、そしてそのバリカンの気持ちを汲んで、「アイツがそれで満足なら」と打ち負かすと宣言する新次。
新次は赤のボクサーパンツ。フード付きジャケットを頭からかぶる新次は闘争心の塊。
バリカンは青のボクサーパンツ。
実際の大きさほどのリングがセッティングされ、観衆が見守る中ゴングが鳴り響きます。
最初は新次とバリカンは五分五分。
2人ともフットワークが軽く、すごく様になっていて、まるで本当のボクシングの試合を見ているかのような臨場感に圧倒されました。体中から飛び散る汗、必死な表情、演技とは思えない位。
潤くんが3月からトレーニングに精を出しただけあります。すっごいかっこいい。
そしてやがて、試合は新次が優勢になります。
無我夢中にお互いを殴り合う2人、次第に打たれることを冷静に受け止め、快感さえ感じてきてしまうバリカン。殴られても殴られても倒れないバリカンにさらにパンチを打ち込む新次。
ここのお芝居の演出はスローモーションで行われ、より一発一発の重みが感じられて、観ているこっちも痛みを感じるような錯覚に陥ったほど。2人は汗びっしょりですし、バリカンの口からは血が流れて見るも無残な姿に。
89発打たれたところで、バリカンは意識を失い倒れます。我に返り、戸惑う新次。バリカンを胸に抱き、悲痛な叫びを上げる新次・・・。
ここで舞台の幕が閉じます。(実際には舞台の照明が明るくなったんだけど)
リングという荒野で必死に生きた2人の若者。
新次とバリカン、こういう形でしかお互いの友情を表現出来なかった無情なラストに胸を打たれ、最後は涙があふれてきました。
カーテンコールになると、ボクサーパンツ姿のままで挨拶をする潤くん。芝居をやりきった後なので放心状態なのか、芝居の時のギラギラした表情とは打って変わって、ぽわんとした感じの潤くんがものっそい可愛かったです。
お芝居中はずっとオールバックなんだけど、ボクシングシーンの時は何もセットしていないせいか、前髪が下りてきてて余計に幼く見えたんですよね。
客席はもちろん全員スタンディングオベーション、拍手はずっとずっと鳴りやみませんでした。
数えてないけど何度も何度もカテコに出てきてくれて、はける時は小出君と肩組んだりしてとっても仲良さそうな所に萌えました。
お客さんももう帰ろうかなって雰囲気の時に、再度2人が出てきてくれて舞台袖にいる蜷川さんを呼んだら、蜷川さんと、冒頭で蜷川さんにそっくりだと思った人が揃って出てきて会場爆笑!やっぱり意識して似せてたようです。
一点だけ、カテコで残念なことが。
2回目の挨拶の時かな?3列目位のファンが2人、いきなり走ってきて、潤君と小出君の前に花束を差し出したんですよ。
こういうのって他の舞台ではよくあることだけど、このお芝居に関してはそういうことはご法度。
その瞬間潤君の顔はひきつり、会場中の空気が凍りついたように思いました。
小出君はさすがに花束を受け取ってたけど、潤君は受け取らず。結局花束は舞台上に置かれ、仕方ないのでそれを掴んで舞台袖に潤くん持って行ってましたけど、もうさ、やめてくれよーって思っちゃった。
なんでも、さいたま公演ではうちわ振りまわしたファンがいたとか?潤くんそれにも不機嫌だったみたいだし。舞台はコンサートじゃないって普通わかるでしょ!?わからないようなお子様は舞台見に来ないでほしいですわ。
最後に嫌なこと書いてしまいましたが、お芝居は本当によかった!!!
潤君は映像の人かな~なんて思ってたけど、舞台でお芝居する潤くんもすっごい素敵でした!また機会があったら潤くんの他の舞台も見てみたいです。
こういう世界感の芝居ってジャニーズとしてのイメージもあるし、なかなか映像ではできないことなので、舞台でギラギラした潤くんが観れてすっごい嬉しかったです。
やっぱりね、潤君はギラギラした役がよく似合うんですよね、蜷川さん、よく潤君を起用してくれました!っていう感謝の気持ちでいっぱいです。
最近の潤君は役柄のおかげか、ちょっとした仕草一つとっても色気がダダ漏れてる気がしてドキドキしちゃすんですけど、この新次モードで、次の月9で探偵演じたら、それはすごいことになるんじゃないかと今からワクワクしてます♪
なんだかんだ、いつものようにダラダラと長くなってしまった観劇レポにお付き合いいただきありがとうございました♪
★おまけ★
観劇前にケンタで潤くんがCMしてるポットパイ食べました♪
私は断然トマトクリーム派です♪
潤クン、麗しいわ~。
潤くんの舞台、私も行きたいです(T-T)
待ってました!私も何てコメントいいのかなぁ~
レポ読んでいたら雰囲気が伝わってきて自分も行った気持ちになりました(*^^*)
凄く興奮しちゃいました(*^^*)潤くんに惚れちゃいそ~です(*^^*)
短いコメントでごめんなさい(T-T)
予想通り、すごい素敵なレポをありがとうございます。
舞台の様子、話の流れも、もちろん潤くんの凄さ、かっこよさもすごく伝わってきました。
「仕草一つ一つがかっこよすぎて吐くかと思った」
という感想、まだ観てませんがすごく分かる気がします。
私、倒れずにちゃんと最後まで平静に観れるかな~?
ボクシングシーンで前髪おりた潤くんが見られるんですね。
それがめっちゃ楽しみです。←そこかいっ!?(笑)
他のお仕事もあって潤くん大変だと思うけど、
千秋楽まで頑張ってほしいです。
ラブシーン・・・あったのですね。
読んでいて「ザ・ビューティフル・ゲーム」の時の翔くんのベッドの中のモゾモゾや、なが~いキスシーンを思い出しちゃいました。
(私はいまだにBENIさんを見るとキーっ!て思います(笑))
ドラマや映画と違って、稽古も含め何度も何度も繰り返されると思うと、良い作品のためには必要なシーンとわかっていても、やっぱりヤキモチ焼いちゃいますね。
でも、そんなラブシーン忘れちゃうくらい、ラストの戦うシーンがホントに凄そう!
今回は残念ながら観劇出来ないので、チャミさんの臨場感あふれるレポで、大満足です!
ありがとうございました!
コメントありがとうございます!
今回一回きりの観劇ですから、目に穴があきそうな位、しっかりと目を凝らして潤君のお芝居を見つめてきました。
つたない文章ですが、会場の雰囲気が少しでもお伝え出来たようでよかったです。
私も観ていてすごく興奮する、素晴らしい舞台でした!
出来たらもっとたくさんの観てほしかったって思っちゃいます・・・
なんだか感情のままにダラダラと書き連ねてしまったつたない文章でしたが、素敵なレポと行っていただきすごく嬉しいです!
ヒミコ様ももうじき観劇ですね。
私のレポも完璧ではないし、書いてない部分で素敵な場面も沢山あったので、是非見逃さずにしっかりご覧になってきてくださいね!
私もヒミコ様のレポ楽しみにしています♪
ちなみに潤くんの前髪は汗がすごいので、ふんわり降ろしてる感じではないです。
前髪が2,3本はらっとする程度かな?それでも十分可愛かったです♪
予想はしていましたので、それほどの衝撃はありませんでしたが、ラブシーンありましたよ~!
そう、お芝居には必要なシーンと分かっていてもキーっとなりますよね(笑)反対にセクシーな潤くんも観たい~って思っちゃうから複雑な心境だったりして・・・
BGの翔さんのキスシーンは衝撃でしたね(WSで観ました)確か10秒位ありましたよね・・・あれは確実にキー!!です(^_^;)
ラストのボクシングシーン圧巻でした。
見逃した点もあるとは思いますが頑張ってレポ書いたので喜んでいただけてよかったです。
チャミさんの興奮が伝わってきましたよ。
DVDが発売されるといいなぁ(^m^)
潤くんはもちろん、作品としても観てみたいです。
間近ってほどではなかったので、双眼鏡でガッツリセクシー潤君を拝んできました。
なかなか潤君だけを3時間弱観ることってないので、すごい貴重だなーって思いました。
今回に関しては東京とさいたま公演だけでしたから観れない方もいっぱいいますよね。
私も是非DVD化してほしいなって思います。