ミュージカル「MY ONE AND ONLY」＠青山劇場

V6坂本さん主演ミュージカル『MY ONE AND ONLY』を観てきました～！




前作「ゾロザミュージカル」ではワイルドでセクシーな盗賊を演じ、フェロモンまき散らしていた坂本さんが、今回は普通の恋する青年パイロットを演じる本作品。

歌はもちろん、タップダンスをふんだんに盛り込んだ華やかで陽気な、これぞブロードウェイミュージカルの王道って感じの舞台で、すっごい楽しかったです。

ストーリーは、ある青年が高嶺の花に恋をして、釣り合う男になるように頑張って変身して、恋におちて、でも邪魔が入って・・・っていうベタなラブストーリー。

もうちょっとひねりがあってもいいかなとも思ったけど、分かりやすいのでその分歌と踊りに集中できるし、たっぷりショーが見れたので大満足でした。

舞台はほとんどが歌とタップダンスで構成され、ほぼ坂本さんとヒロインのイージスを演じる大和田さん（岡江久美子さんのお嬢さん）が出ずっぱりなので、坂本さんファンの私にはもうたまりません。

で、坂本さん演じるビリーですが、イージスに似合いの男になるために必死になって服装を変えたり、彼女の好きなダンスを習ったりと、恋愛一直線！なところが、超～可愛いんです。

さらに恋が成就すると、もう2人はラブラブモードで、ずっとチュッチュしてるんですけど、とってもいい雰囲気で微笑ましいんですよね～（熱狂的なファンだったらキーッ！！ってなるかも）

今まで坂本さんって私の中でクールなイメージだったので、恋する青年ってどうなのかな？って思ってたんですけど、こんなに表情豊かに演技するんだ！ますます素敵！って思っちゃいました。

楽曲はメロディラインが美しく、何曲か耳に残ってるんですけど、坂本さん歌上手すぎです。
柔らかくて甘くてよく通る歌声が耳に心地よくて、ため息が何度もこぼれました。完全ジャニーズの枠超えちゃってるし、劇団四季でも通用するんじゃないかな。って思います。

タップダンスは以前も舞台で経験があるらしいのですが、素人ながらその技術は相当なものと思われます。

黒の燕尾服にストローハットという、まるで王子様のような出で立ちで華麗なステップを踏む坂本さん。

きっとものすごいことをやってのけてるんだろうけど、それを全く感じさせない軽やかなリズム。
さらに、上半身の動きが流れるように優雅で笑顔を絶やさないのはさすが！って思いました。
長い手足がまた舞台映えするし、いや～ほんと坂本さん、かっこいいわ！

ソロで踊るシーンのほか、アンサンブルキャストと一緒に踊るシーン、イージスと二人で水を使って踊るシーン、川平慈英さんとの息の合ったタップのシーン、クライマックスの結婚式での華やかなダンスシーン、カテコのオールキャスト揃ってのタップ、どれも素晴らしく、印象的でした。

ヒロインの大和田さんは以前「ガラスの仮面」というお芝居で拝見したんですけど、あの頃より確実に歌もお芝居も上達してて素晴しかったし、鈴木さんや大和さんに、川平さんと、実力派キャストが脇を固めているので、とても安心して観れてほんと良かったです。

いやしかし、坂本さんみたいに声・ダンス・ルックスと、3拍子揃っている役者さんって日本にそうそういないので、これからもっともっとたくさん舞台に立ってほしいですね。

ミュージカルを観るのは久々だったけど、今回の舞台はミュージカルってこんな楽しいんだってのを思い出させてくれたので、機会があればまた色々観に行ければって思います。


そうそう、今回チケットはJチケットで取ってみたのですが、距離はあるけど、ど真ん中のなかなか見やすいお席でした。

後ろが関係者席だったので誰かいないかな～って最後目を凝らして見てみたら、元光GENJIのあっくんがいました～！1人で観に来られてるようでしたよん♪

来週はSHOCKを初めて観に行くので、これまた楽しみです（*^_^*）


ブロードウェイ・ミュージカル
『MY ONE AND ONLY』

演出・振付＝◇ビル・バーンズ

脚本◇ピーター・ストーン＆ティモシー・S・メイヤー

作曲◇ジョージ・ガーシュイン

作詞◇アイラ・ガーシュイン

出演◇坂本昌行　大和田美帆 大和悠河 鈴木綜馬 川平慈英　ほか

●3/10～24@青山劇場

〈料金〉SS席12,000円 S席11,000円 A席9,500円(全席指定・税込)

〈問合せ〉サンライズプロモーション東京　0570-00-3337