シャボン玉

子供とシャボン玉を飛ばした。晴れていたので、虹色にひかり
きれいだった。
よく、すぐに消えてしまうので、命のはかなさに例える人がいる。
でも、やはりシャボン玉は、子供の笑い声と青い空が似合ってる。
ちょうどその時、家族ずれが車で通り過ぎた。
乗っていた子供たちは目をまるくしてこっちを見ていた。
運転していたお父さんの口が、笑いながら「シャボン玉だ！」と
言っていた。
ポカポカと今日も陽だまりは暖かい。
笑い声とシャボン玉は風に乗って冬の青空へと吸い込まれていった。