冬の海の記憶

あなたが私にくれたもの
それは夢と希望

あなたが私に与えてくれたもの
それは優しさと愛

目を閉じると
かすかに聞こえてくる

それは打ち寄せる波
それは遠い遠い昔の波の記憶

白い砂浜が続いている
波が打ち寄せてくる

足をすくう引き潮
冷たい感触

自分の意思をあざ笑うように
二人の足跡を消し去っていく波

曇り空
落ちてきそうな低い空

波が運んでくる
潮の香り

どこまでも歩いていこうと
思ったけど

どこまでも砂浜は続いていると
思ったけど

遠い遠い昔の記憶
オブラートにくるまれた

溶けてしまいそうな
淡い淡い昔の記憶

よくわからないけれど
ふっと浮かんできました

それは鎌倉の冬の海
でしたね