前日はかなりの雨でしたが翌日にはあがり
妙心寺の辺りからてくてくお散歩
龍安寺の近くなのでやはりゆるい上り坂ですが
歩くにはちょうどいいくらいの時間です。
団体もあり、結構な人出です。
世界遺産 仁和寺は仁和4年(888年)に宇多天皇により作られたそうで
皇子・皇孫が門跡を務めたことから
門跡寺院の筆頭とされ、「御室(おむろ)御所」と言われているそうです。
(注:門跡寺院とは皇族・貴族が住職を務める特定の寺院のこと)
歩いてくる途中にも御室という地名をよく見かけ
ここの桜は御室桜と言って有名です。
今回それも目当てだったのですが・・・
ちょっと遅かった (^_^;)
前日の雨でずいぶん散っていましたが
残った花はしずくの重みを受けながらも
まだ咲き誇っていました。
下のアングルがよく写真で撮られるようです。
この場所は満員でしたが
にわかカメラマン何とかがんばって撮ってきました。
もう1週間いや3-4日も早かったらきれいだったかな~
御室桜の特徴はその背丈のかわいさです。
右下の竹製の手すりこれは人の腰の高さくらいなので
桜の背丈が人より少し高い程度
歩いていると目の前に桜の花があって
その近さにちょっと感動
満開の時にぜひまた見たい。
つつじが鮮やかな青みがかったピンクできれいでした。
花が少し小振りでよく見かけるのとは違う種類のよう
紅葉もきれいなのかな?
そしてこれが先ほどの写真スポットから見えた五重塔
ご本尊は大日如来だそうで
四方を仏様に囲まれ安置されているそうです。
正面には大日如来を意味する額が懸けられとあったけど・・・これ?
真言宗によくある梵字のようにも見えます
そしてこれは九所(くしょ)明神
伽藍を守る社なのだそうです
お寺の中に神社?とちょっと不思議な気もしますが
勉強しないといけませんね (^_^;)
こちらは経蔵(きょうぞう)
真言宗の仁和寺ですが、窓は臨済宗によく見られる釣鐘型
禅宗様と言われるものだそうです
中には八面体の回転書架、各面に96箱総計768の経箱
きちんと温度・湿度管理されているのでしょうね
そしてこれは観音堂
千手観音菩薩を本尊とし、不動明王・降三世明王
周りに二十八部衆を安置しています。
法話があるということで15分ほど周りを散策しまた戻ってきました。
若いお坊さんが大きな扉をひとつひとつ開けていきます
中は撮影禁止
法話を聞く人で満員です
みなさん正座をし、私も慣れない正座をしながらかしこまり。
でも建物や安置してある仏像の重々しさとは相反して
お話をしてくださるお坊さんの語りは軽妙でした
ラジオのDJ ?はたまた綾小路きみまろ?とみまごうばかりの
テンポ、笑い、しかし最後はみんなを頷かせる
「 あなたの家族、あなたの仕事、あなたのまわり
みんなあなたにちょうどいい 」
初めて法話というものを体験したけれど
また機会があったら待ってでも聞きたいと思わせる
さすがの20分でした。