黒らぶ警備隊

pirkaとmojeのHappy LAB LIFE♪

北海道旅日記(vol.4…原野捜索 ピリカ編)

2011-11-04 | pirka

ピリカ編も長文です。(^^ゞ

 

アクアが無事にヘルパーを発見し、本部に戻った。

アクアから、ピリカにバトンタッチされた。

しばらく休憩後、いよいよピリカの番に…。

エリアが決まり、地図を確認!!

すると、ピリカのエリアは…アクアのエリアよりも、少しハードな感じ。

まっ!!体力的には、問題ないだろう!!

幸いアクアの時より、風か吹いてきているようだ。

ピリカ…頑張るぞっ!!

今回も、アシスタントの学生がついてくれた。

アクアの時に使いこなせなかった自分のGPSを、出発前にY氏に調整してもらっていたので

おいどんさんもGPSを確認しながら、ルートのサポート!!

             

エリアに到着し、いよいよピリカの捜索スタート。

すると、いきなりハードな茂み。

でも、風向きを考えると

アクアの時と同じ、エリアのエンドまで進みたかった。

風下から攻めたほうが、時間のムダや、残臭などの反応も限りなく少なくて済むからだ。

とにかくそのハードな茂みを、ひたすらエンドまで進めた。

やはり風向きが、若干変わった。

でも、今進めているルートでも…いけるハズ。

       

ピリカは、アクアとは違い…ハンドラーの私から、あまり離れない。

それは、裏を返せば…捜索レンジが、アクアに比べると、やや狭いってことだ。

しかし、それはそれで、ピリカが見せる反応の見落としは極力少なくて済むワケだ。

ピリカも、アクアほどではないが右に左に…動いてくれているし・・・

イイ感じだよっ、ピリちゃん!!

        

それにしても、この茂みの深さ、倒木の多さそして高さ…トゲの群衆は抜けても抜けてもまだ続く。

このトゲが痛いのなんのっでも、とにかく前に進むしかない!!

アクアのエリア以上の原野だ。

しばらく進めていると、林道が見えてきた。

思わず林道を進めたくなったが、ルート変更せずに再び茂みに入ることに…。

やっとエリアのエンドまで来た。

途中、ピリカが何かしら反応を見せる。

しかし、確認するも何もない。( ̄ー ̄; ヒヤリ

さて、どうするか???

アクアと同じようなルートで進めることに…

歩いてきたエリアの境界線の反対側の、境界線に進む。

そして、そこから…ジグザグに切っていこう!!

GPSで方向を指示してくれる、おいどんさんのアドバイス通りに進めていった。

         

再度、林道に出た。

さて、ココからどうするか???

もう少し、進行方向に進むか?

それとも、折り返すか?

GPSで、軌跡を確認すると…

ピリカの捜索レンジからすると、

このままもう少し進行方向で、進めたほうがイイだろうっと判断した。

しかし、その進行方向に進むには、坂を上り丘に上がらなければならない。

坂を見上げると、気持ちが負けそうになったが…そのまま進むことに。

 

坂を上り始めると、ピリカが…すーーーっと私から離れた。

え?この離れる感じは、

ピリカが、今年2月の実動捜索行方不明者発見した時の反応とている。

も、もしかして???

すると…その坂を上りきった丘の上で、ピリカのシッポが振れているのが見えた。

そして、そのシッポが見えた瞬間と同時に、ピリカが一声えた。

慌てて駆け寄る。

すると、倒木の茂みの下にヘルパーがいる様子。

しかし、カモフラージュネットを被っているヘルパーは、ピクリともしない。

ピリカは、少し腰が引けた感じで臭いを確認していた。

一瞬…ミョーなことが頭をよぎる。エエェェェ(●'Д'●)ェェェエエ

すると、ヘルパーが起き出した。ヽ(*'0'*)ツ ワァオォ!!

発見だ!!!!

やったぁぁぁーーーやったぞ、ピリちゃん。

       

モチロン、私からのご褒美ボール!!

ピリカは、シッポをブンブン振り、ボールを嬉しそうに咥える。

やっと、去年の悔しさを晴らすことが出来た!!

嬉しくって、泣きそうだ。

早速、本部に発見の報告!!

本部をスタートしてから、1時間弱で発見できた。

ピリカも、予想していた時間を大幅に短縮しての発見だった。

本部からの指示で、今回はヘルパーも回収。

アクアの時は、ヘルパーを移動するってことですっかり忘れてしまっていたヘルパーとの記念撮影!!

ビデオに撮ってみた。

撮影を終え、みんなでスタート地点に戻り始めることに。

緊張が緩んだのか…

私とアシスタントと2人…途中で、先を歩いていたおいどんさんとヘルパーを見失ってしまった。

そこで、2人で…『あっち?いやっ…こっち???』

えぇぇ、これって遭難???ヽ(*'0'*)ツ ワァオォ!!

私が、アシスタントの学生に任せっきりにしてしまったのがイケなかった。

冷静になって、GPSを確認。

きっと、こっち方向だ…

やっと林道に出ると、車が見えた。

よかったぁ。助かった(-`ω´-;Aフキフキ

おいどんさんが戻ってから、10分以上経過していたようだ。・・・(゜_゜i)タラー・・・

                   

                捜索時は、写真を撮る余裕などなく・・
                   原野捜索時の画像は
                試験終了後に撮ったモノです。(^^ゞ

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北海道旅日記(vol.3…原野捜索 アクア編)

2011-11-04 | AQUA

旅…3日目 (2011.10.30) アクア編…長文です。(○´д`A)フキフキ

 

そもそも、北海道の旅の目的は…

今年も、北海道ボランティアドッグの会が主催する

原野捜索救助の試験にチャレンジするためだった。

 

この原野捜索の試験を受けるきっかけは、

2006年に、この原野捜索の試験を見学したのが最初!!

その時に、いつかこの原野捜索にチャレンジしたい!と思い、

2008年にアクアが、おいどんさんと1回目チャレンジ!!

しかし、その時は自分たちの捜索スタイルにこだわりすぎたことと…

あまりのエリアの広さに時間的な配分が、かみ合わず…あえなく時間切れ。

つづいて、2010年に私とピリカで…アクアのリベンジを果たそう!!っと臨んだものの

そう甘くはなかった。

とにかくハードなエリアと、まだ経験浅かったピリカと私とのコンビには厳しかった。

   

そして今年…2011年は、アクアとピリカでエントリーしたのだった。

捜索では、制限時間3時間をまるまる使うことを見越して、

夏から私自身の体力作りをしていた。

 

朝6時半に訓練所を出発、原野に向かう。

この日の早朝、主催者であるY氏は、5時頃から原野に入り

熊よけの為にと、鉄砲や爆竹でクマを追い出していたのだ。

なにせ、この原野の近くにある牧場で、先月ヒグマが捕獲されたそうだ。オオーw(*゜o゜*)w

それにしてもクマにしてみれば、まだ夜も明けないうちから、ドンドンバンバンと脅されて、きわめて迷惑な話だよね。

          

会場である原野に到着後、

すぐにヘルパー役の学生がGPSを片手に、アシスタントの学生と原野に入っていった。

何せ、捜索エリアが約50ヘクタール(500m×1000m)広大なエリアで

しかも、人間の手が殆ど加えられていない原野。

ヘルパーは

何せ、犬が発見してくれるまで、指定された場所で、じっと待っていなければいけないのだ。

かなり、過酷だ。

 

しばらくして、エリアが決まった。

さて、我々はアクアとピリカどちらから先にスタートするか?作戦を練った。

アクアを、一番手で行こう!!

        

ガタガタと揺れる林道を車で走りエリアに到着!!

エリアの何処からスタートするかは、ハンドラー次第。

しかし、時間計測は、本部を出た時点から計測が行われていた。

車をおり準備をし、風をみる。

風はあまり強くないが、風向きは読めるほどには吹いていた。

≪林道からだ!!≫ということは、エリアの風上にいるってことだ。

と、なると自分たちの捜索スタイルから言えば、風下に回りたい。

『エリアのエンドまで行きたい。』

アシスタントの学生に告げた。

今回、アクアのアシスタントについてくれた学生は

私が伝えることを、とてもよく理解してくれ、GPS上の地図の見方もうまい!!

この子なら、ルート取りは任せられると思った。

         

いよいよ、スタート!!

アクアは、水を得た魚?いや、ラブラドール…!!

…のようにイキイキしている、意欲も充分過ぎるほどある。

イイ感じだ。

最近のアクアは、捜索レンジががり、仕事に自信と余裕があるように感じていた。

ただ…時々、地面のニオイに気を取られる感もあり、横着さも出ているのは確か。

食べれるモノがないかと探してしまう。(;`O´)o コラーッ!!

 

いざ原野に突入すると、やはり風は一様ではなかった。

ただ、そうメチャクチャに、風が回っているワケではなかったので

予定していたルートで進むことにした。

胸の高さほどの倒木もあり、背の高さよりも高い藪をかきわけ…

トゲの群衆の中で、トゲに刺されながらも

それでも、前に前にと進む。 

エリアのエンドに着いた。

そして、次はエリアのエンドに対して平行に進む。

風向きに対して、ほぼ直角に。

   

スタートしたエリアの反対側の境界線近くに着いた。

そして、これからがどう進むか?

アクアの捜索レンジを考え、次への方向をアシスタントに指示をした。

しばらく進めていく途中で、アシスタントが私の後方から

「スミマセン。やや、中央よりに来てしまいました。」 

少し、休憩をして…GPSを見る。

アクアの捜索レンジと風の強さから考えると、若干、エリアの空きが広くなりすぎた。

しかし、今回は自分の中ですぐに切り替えられた。

『じゃぁ、次はこの空いているエリアに進みたいので、方向を指示してください』

最初に計画したルートとは、若干変わってしまったが…

空いてしまったエリア方向に進むことに。

少し休憩をとり…アクアに水分補給。

エリアエンドにほぼ平行に歩いてきた軌跡にたいして、アクアの捜索レンジを考え進めることに…

しばらく歩いたら、アクアがふーっと、やや膨らみながら反応を見せた。

もしや!!!!!

すると、

WON WON WON ♪

発見だ!!

シッポを、ブンブン振っているアクアのもとに駆け寄ると、

そこには、カモフラージュのネットを頭から被っていたヘルパーの学生が…。

アクア…やったね!!!!!

    

アクアは、私からご褒美ボールを貰う。

嬉しそうに、自慢げにそのボールをくわえていた。

経過時間は、本部をスタートしてから約1時間10分ほど。

3時間まるまる原野を歩くことを覚悟していたので…

自分たちが、予想していた時間を超える早い時間での発見となったのだ。

ありがとう…アクア。

とにかく…ホッとした。

本部に発見の連絡を入れる。

ヘルパーもホッとしていた。

しかし、

残念なことにヘルパーは、

このあともう1組のヘルパーとして、その場所に残留することを本部から指示された。

原野の中で、じっと寝ていると相当寒かったらしく…

本部からの指示で、ヘルパーを倒木の近くに移動させた。

ヘルパーを残して、我々はスタート地点に戻ることに…

帰り道は、足取りもかった。

しかし、次はピリカの番だ!!

そうも、余裕なんて見せられないのだ。

GPSを頼りに、車まで辿り着いた。

頑張ったネ…アクア。アクアは余裕を見せていた。

GPSを見ながら進めてくれたアシスタントの子…ホントにありがとっ♪

そしてそして、

風を読んでくれたり、ルートの変更などの的確にアドバイスしてくれた…おいどんさん。

お陰で、アクアも2008年のリベンジ出来ました。

 

そして原野捜索は、次のピリカにバトンタッチされたのだ。

まだまだ続く…(^^ゞ

                     

                    

                     頑張ったアクアに…
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                    次は、ピリカの番です。

                  まだまだ続く…(-`ω´-;Aフキフキ