![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/79/924f905fc691f868b7b1bef12a4dbb5a.jpg)
ここ数年、日本では「まちづくり」の専門季刊誌(学芸出版社)や教科書(日本建築学会)が登場し、「まちづくり」という言葉がメディアにも頻繁に載るようになりました。
しかし、その注目度とは裏腹に、先進事例の知恵や教訓は、他の地域へ普及・活用されたという事例はあまり聞くことがありません。
この世の中に、全く同じ環境にある地域など存在しません。どの街にも効くような万能薬の如きマニュアルなどはありません。指南書や事例集こそたくさん出てはいるものの、最も大事な部分は行間に隠れていたり、真似たところで上手くいかず、かえって自信を喪失させるようなものばかりです。
では、各地の個性を活かしつつ、まちづくり関係者の皆さんに役立つような道具はないのでしょうか?マニュアルではなく、もっと汎用性のある方法論(メソッドやフレームワーク)のようなもの。街が金太郎飴にならずに、地域の個性を伸ばせるもの。。。
CLAIR Report で知ったのですが、アメリカにありました。
こういうところは流石です。市民活動の裾野の広さに感心します。
『Community Tool Box』は、その最たるもので、日本にはこのような無料のお役立ちサイトは皆無です。
特に今回紹介したいのは、『ABCD』です。
Asset-Based Community Development (資産重視のコミュニティ開発)の略です。
私は『まちづくりのABCD』と呼んでます。『ABCD』は、Asset-Mapping を含む Community Building を体系化したもので、地域における『人材』の価値に焦点をあてていることが、最大のポイントです。地域の資産(特に人)を基調とするまちづくりなので、地域の個性が発揮されます。
検索するとわかりますが、残念なことに、日本ではほとんど紹介されていません。せっかくなので、この機会にいくつか紹介します。
BUILDING COMMUNITIES FROM THE INSIDE OUT
http://www.socialdesign.org/assets/assets.html
DISCOVERING COMMUNITY POWER:
A GUIDE TO MOBILIZING LOCAL ASSETS AND YOUR
ORGANIZATION’S CAPACITY
http://www.northwestern.edu/ipr/abcd/kelloggabcd.pdf
各種ハンドブック等
http://www.nwrel.org/ruraled/publications/com_mapping.pdf
http://www.communitybuilders.nsw.gov.au/download/Making_Headway_ToolKit.pdf
http://www.vcn.bc.ca/citizens-handbook/
木下斉さんが、彼のブログで紹介しているように、この一部(もしくはいくつか)を全国に普及させるプロジェクトに着手したいと思っています(『まちづくりのABCD普及プロジェクト(仮称)』)。既にまちづくりに関心のある人から、かなりいい反響が届いています。
まずは、関心のある人を巻き込んで、資料を翻訳することからスタートし、全国のまちづくり関係者へ無償提供(将来的には『Community Tool Box』の日本版のようなものを作りたい)していきたいと考えています。そうすることで、日本各地のまちづくりが、自信を取り戻し、活力のある地域づくりに向けて加速するものと信じています。
しかし、その注目度とは裏腹に、先進事例の知恵や教訓は、他の地域へ普及・活用されたという事例はあまり聞くことがありません。
この世の中に、全く同じ環境にある地域など存在しません。どの街にも効くような万能薬の如きマニュアルなどはありません。指南書や事例集こそたくさん出てはいるものの、最も大事な部分は行間に隠れていたり、真似たところで上手くいかず、かえって自信を喪失させるようなものばかりです。
では、各地の個性を活かしつつ、まちづくり関係者の皆さんに役立つような道具はないのでしょうか?マニュアルではなく、もっと汎用性のある方法論(メソッドやフレームワーク)のようなもの。街が金太郎飴にならずに、地域の個性を伸ばせるもの。。。
CLAIR Report で知ったのですが、アメリカにありました。
こういうところは流石です。市民活動の裾野の広さに感心します。
『Community Tool Box』は、その最たるもので、日本にはこのような無料のお役立ちサイトは皆無です。
特に今回紹介したいのは、『ABCD』です。
Asset-Based Community Development (資産重視のコミュニティ開発)の略です。
私は『まちづくりのABCD』と呼んでます。『ABCD』は、Asset-Mapping を含む Community Building を体系化したもので、地域における『人材』の価値に焦点をあてていることが、最大のポイントです。地域の資産(特に人)を基調とするまちづくりなので、地域の個性が発揮されます。
検索するとわかりますが、残念なことに、日本ではほとんど紹介されていません。せっかくなので、この機会にいくつか紹介します。
![]() | Building Communities from the Inside Out: A Path Toward Finding and Mobilizing a Community's Assets John P. Kretzmann (著), John L. McKnight (著)Acta Pubnsこのアイテムの詳細を見る |
BUILDING COMMUNITIES FROM THE INSIDE OUT
http://www.socialdesign.org/assets/assets.html
DISCOVERING COMMUNITY POWER:
A GUIDE TO MOBILIZING LOCAL ASSETS AND YOUR
ORGANIZATION’S CAPACITY
http://www.northwestern.edu/ipr/abcd/kelloggabcd.pdf
各種ハンドブック等
http://www.nwrel.org/ruraled/publications/com_mapping.pdf
http://www.communitybuilders.nsw.gov.au/download/Making_Headway_ToolKit.pdf
http://www.vcn.bc.ca/citizens-handbook/
木下斉さんが、彼のブログで紹介しているように、この一部(もしくはいくつか)を全国に普及させるプロジェクトに着手したいと思っています(『まちづくりのABCD普及プロジェクト(仮称)』)。既にまちづくりに関心のある人から、かなりいい反響が届いています。
まずは、関心のある人を巻き込んで、資料を翻訳することからスタートし、全国のまちづくり関係者へ無償提供(将来的には『Community Tool Box』の日本版のようなものを作りたい)していきたいと考えています。そうすることで、日本各地のまちづくりが、自信を取り戻し、活力のある地域づくりに向けて加速するものと信じています。
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