せめてここで…王様の耳はロバの耳

どこにも言えないことだけど貯めずにいれば笑えるかも?!

誰にも言えない事件

2019-07-27 04:35:00 | 記憶に…残る
とにかく記憶が曖昧にならないうちに書き残しておかないといけない

少し帰りが遅くなってしまった…と言っても夜7時過ぎくらいだったと思う。
雨がまだ止まない。
お友達の1人に家の近くまで送ってもらって車を降りた。
家まで数㍍…雨はけっこう降っていて少し霧っぽくなって、生暖かい感じがしていた。
あまり濡れないように自分なりに走って家に向かった。
もうウチの門なので、お友達に振り返って手を振ると、お友達の車は動き出した。
敷地の中に入り家の門を閉めていると、お友達の車が戻ってきたような感じで、
ウチに差し掛かる手前で走ってきた車が止まった。
忘れ物?…宅急便?…
そんな感じがするみたいに私に向かって車が来た感じがした。
車の大きさが違うのでお友達ではないとすぐにわかり、
一瞬、いつもの宅配便のお兄さんが乗ってくるワンボックスの車に似ていた。
でも霧の雨の中、よくよく見ると、それよりも少し大きな車で、あまり見かけない車だった。
なんとなく怖いから門をどんどん閉めて、家に入ろろうと思ったところに話しかけられた。
「〜〜〜〜」
いつも静かな夜なのに、雨音のせいでなんて言ってるのかわからなかった。
自分の知っている人ではないけど、宅配便のお兄さんか義父母の家に来た親戚の人とか知り合い、
そんな人だと失礼に当たるかな?とか考えていたと思う。
だって自分の家の前で話しかけてくる人から走って逃げるのもお客様に失礼だと思った。
話しかけられた内容を聞き取ろうと門に近づいて『どちら様ですか?』と聞く。
「あの~す-ませ~−ど~–ー」
そんな風に聞こえたので〈用事のある人〉と私の脳が判断して、聞き取れるようにと
車に少し近づいて門越しに首を傾け手を耳に当てて見せた。
運転席の人が口の横に手を当てて叫んでいるように見えてもまだ聞こえない。
しかたなく…せっかく閉めた門を少し開けて小さく2歩くらい外にでた。
運転席から顔を出していたお兄さんがもう1度何か言った時、
どこからともなく人がわいてきた。
車の中から出てきたんじゃないような…ん?と見ると、車の脇に他の男の人たちが何人かいて目があった。
ささささささささどたん!
雨音の中ほとんど音もなくわたしは車の中まで運ばれていった。
と同時に車は急ぎもせず、普通に静かに走り出した感じがした。

一瞬の出来事だったのに、お友達のいたずらだとしか思っていない自分。
『ええ?だれ?」と質問している声も余裕のある感じだったんじゃないかと思う。
この時はまだぜんぜん恐怖とかなく、半分楽しいような気分がするくらい
みんなの顔を見回して、見知った顔を探していた。
『ちょっと待って!ちょっと待って!こんな時間にふざけてる場合じゃないでしょ?』
車がゆらゆらする中で、ガムテープが口に貼られてしまった。




やっとここで心臓がドキドキというのがわかった。事態も飲みこめてきた。
もう1度車内を見回してみても、見知った顔を確認できないくらい車内は真っ暗だった。
いきなりの往復ビンタでクラクラして声も出ないでいるうちに、
ロープか紐のようなものが目の前を通り過ぎると、後ろにいた人が私に目隠しをした。
左手を持ち上げられて、どこかにキュッとつけられて…
右手を持ち上げられて、左手と同じところにキュッとつけられた。
両足首も何かでキュッとされて〈そのままここ座って〉と声がして、両側から腰に手を当て下に下げられた。
わたしは椅子らしき何かに座った。すぐにひも?でお腹の辺りを締められた。
車内がシーンとしてただ雨の中を車が走る音だけがした。
どれくらいか覚えていないけれど、ガタガタとした道を走った感じがして車が止まった。

頭の中で必死に冷静になるように考えながら、視覚がふさがれてそれ以外の感覚に集中する。
声も出ないし…もちろんなんだかわからない怖さで体が震えていた。
歯がガチガチするくらい怖くて心の中では『やめて』『たすけて』『やだ』って叫んでいたけど
声になるわけもなく…頭の中ではドラマみたいにみんな引きちぎって走って逃げることを考えてるけど
体が動くわけもない…
自分が武術のような能力もない。
完全に体が固まっていてまずは騒がない方がいいよって自分に言い聞かせる。
とにかく様子をみようと耳だけに意識を集中していた。

誰かが静かな声で話し始めた。
〈ごめんね。驚かせちゃってさ。寒くない?…静かに言う通りにしててくれれば痛いこととかしないからね〉
〈あれ?わかった?…あっ話せないんだね。きこえてるよね?〉
〈痛いこととかしないから静かにしててね〉
わたしはなん回もなん回も首を縦に振ったような気がする。
〈いい子だね〉とひざのあたりをとんとんとされた。

〈危ないから動いちゃだめだよ〜〉
ハサミのようなものでTシャツが切られている音がした。
それと一緒に携帯のシャッター音…
ズボンも切られていく音がして、またシャッター音…
<おおおお><いいねえ><ひゅ〜><大きいじゃん><ほらなババアじゃねえだろ><あたりだな>
そんな声がした。さっきの静かな声の人の他の6人の声が聞こえたから、ここには7人いるんだなと思った。
殺されるな…そんな気になって、たぶん自分が今ほとんど裸で写真を撮られ、暗いか明るいかはわからないけど
じろじろ見られていると思い、この後はきっとドラマみたいなことが…と思ったら体に触られ始めた。
わたしにできることはなんだかわからなくて、ただ首を横に振って『やめて』とガムテープの下から訴える。
自分では見えないけれど、自分が今どんな姿でなにをされてるかは理解していたと思う。
触られたくなくて逃げようとする動きは、またおもしろいのかいろんなことを話している。
助手席?に座っていた人がこっちに動くような気配がしたら、パッとわたしから手を離した。
もう1人いたんだ…
わたしはその人にスッと持ち上げられて片足の上に座らさせた。
口のガムテープをはがして  しぃーーって言った。
……………………

その人がわたしの耳下でささやき始めた。
«この事は誰にも話してはいけませんよ»«約束しましょうね◯◯◯◯◯◯◯さん…いいお名前ですね»
«すごくきれいに写真も撮れていますから安心してくださいね»
«気持ちがよかったら声とか出しちゃっていいんですよ»
«動画も録ってますから»
“僕らは人殺しじゃないから安心してくださいね。ちゃんと送って行きますからね”
足のひもがほどかれて誰かが足を持った…なにが始まるか想像できた。
さすがに抵抗はしてみる。勝ち目がないけどとにかくなんとかしなくちゃって暴れるしか、声を出そうとするしか、
それくらいしか頭が回らない。
ベルトの音が心に痛くて涙が止まらなくて、舌を噛んで死んでしまおうと思った。
口から血が流れて“おおおっとだめですね”と布を口に押し込まれた。

わたしの体にたくさんの手が好きなことをしてた。
使いたいようにわたしの体を使っている。
あちこち水をかけられるような感覚もある。
ジャンケンをする声…背中にすごい痛み…内股にもすごい痛み…胸にも…腕にも…
手首には❌の痛み……痛みの後にはなにかがなにかが流れてくる感覚。
そしてそれを人の手が私の体にぬっているみたい。

ジャンケンの勝負がついて順番が決まったみたいで…
<なあ口もやろうぜ><大声出されるだろ><この人騒がなそうじゃん>
そんな声とシャッター音となんだか突っ張った感じのする皮膚に、触られてる感覚、あちこちが痛い。
さっき舌と唇を噛んだので布を入れられたけど、血の味がした。
口から血が流れてるのも自分でわかった。
頭の中でなにも考えられなかった。もうどうでもいいやって考えたかも覚えていない。
このまま死ねないかとほっぺの内側を思い切り噛んでもっと血が流れてきた。

«あれあれあれれ…だめでしょ?そういうことしないでね»
と新しい声が聞こえてきた。運転席あたりから聞こえてくるから…8人目❓
この人はなにもしてないんだって思いながら声を聞いていた。
«みてみてみてみて。こんなの見つけちゃったよ»
それは私のカバンの中に入っていた現金のことだった。
何人かはわたしのカバンの中の隠し万札探しがはじまっていた。
ちょうど今日…通帳から下ろしてきたところだった。
私の70万円…銀行の封筒に入れてあった。
財布の中に小さく畳んで隠してあった2万円だったり…
何かの時用にときれいな封筒に入れていた5万円だったり…
わたしをたすけてくれた【お友達ローン】の返済のため封筒に貯めていた千円札が20万円ちょっと…
化粧ポーチに隠しておいた1万円に…キーケースに隠した1万円に…
Suicaカードの裏にあった1万円に…とにかく後で確認したら全部見つかっていた。
家で確認したら…カバンの中はポーチの中も免許証の中もみんなバラバラに出されていた。
カードや身分証明書はなくなっていなかった。

こっちでは口の順番を決めるジャンケンが始まっていたと思う。
勝ち負けにめちゃくちゃ盛り上がっていて、勝ち抜いた人が<よっしゃ>と…
わたしの椅子になってる人がそこまでずっと耳下でささやくだけで
なにもしなかったのにわたしの両足を大きく開かせた。
抵抗なんて、こっちは必死の力だけどまったく効果なし。
そんな状態で1万円札がパラパラと運転席の人が1枚ずつばらまいたので
急にそれを拾う争いに変わり、わたしは手首の縛られたところでゆらゆら宙に浮いていた。
はじめて車が近くを通る気配がして、ホーンが聞こえた。
やべやべ…でるぞ
車はなにもなかったように走りはじめていくと、わたしの顔を後ろからドア?に押さえつけた。
また静かな声でいろんなことを言いはじめた。

今日のことは誰にも話しちゃだめだよ。警察とか絶対だめだよ。おれたちは◯◯◯ちゃんのこと大好きだし
すごく気に入ったから何回だって会いにくるからね。ダンナよりぜったにしあわせ気分にしてあげるし…
きれいな写真がたくさん撮れてるから今度は一緒に見ようね。
おれたちがまた迎えにきた時は騒がないで自分からこっちにきてね。
オレらいっつも見ててあげるからね。今日のことは忘れないからね。
満足させてあげられなかった分は今度たっぷりね…wwwww
お金たくさんありがとうね。必ず返しにくるから楽しみにしててね。
ほんとこんなおばさんとは思えないセクシーな体だよね。
次が楽しみだよ!またね!

チョキンと何回か音がして、床に寝転んだら蹴る人踏む人がいた。
スライドドアーの開く音がして、走ってる車から「はい〜」と投げ捨てられた。
大雨の中、血だらけ傷だらけ泥だらけで砂利道の真ん中で「ばいばいまったね」と手を振る姿が見えた。

32・10   ←車のナンバー

どうやって帰ってきたかは覚えてない。
切られた服を着て前を鞄で隠して…それでもドロドロだから人目を避けて
コソコソ歩いてきた。何度も死のうと思った。こんな汚された体で死にたくない。
真夜中を過ぎて家にたどり着いた。何回もゴシゴシ洗洗洗洗…落ちるわけのない汚れ。
お金があったから性交渉されなかった。

  死にたいずっと消えない傷死にたい消えない汚れた体汚い悔しい死にたい
  32・10の紺か黒のWGN…見つけて全員を
  死にたい死にたい誰かわたしを今すぐに殺してください
  お金を取り返してくださいせめてお金だけでも…
  記憶から消して何もかも忘れてしまいたい
  こんな体で生きていたくない死にたい汚い自分が醜くて大嫌い 























































































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