せめてここで…王様の耳はロバの耳

どこにも言えないことだけど貯めずにいれば笑えるかも?!

雨上がりの着火

2019-05-01 11:12:00 | オレ様のご機嫌
たけのこをゆがくための着火

もう何年もやってるよ

だけどたまにやった人に

もたもたするなと

うしろから

「バカちがうよ」

「あぁなんだそれ」

「早くつけろよ」

「それ使うの?」

「はぁ〜まだかよ」


燃え易そうな小さな木の枝と
よく乾いた枯れ葉を入れて
芯の火になってくれそうな木を真ん中に
おいて…そこで火を大きくしていく
5分もかからない工程な
まずうるさい!

結局はひと言
「ちっ!おっせえよ」
「どけ」
「オレがやるから見てろ」
「ったく何回やってんだよ…毎年」
「覚えようという気がないからだよ」

こっちは家の中で用をしてるところ
「お〜いマッチ持ってこい」と
大声で叫ぶのででてきただけ

着火マン持ってきたら
「これじゃダメだ」とマッチを取りに行く

ここから機嫌が悪くなる( ´Д`)----------
「マッチっていったよな?」
「なんでマッチ持ってこないの?」
「着火マンなんてたのんでねえから」

着火マンでやってみろ!の展開

点かないのは
昨日水をかけて消したから
気が濡れてるわけ

でもわたしの手際の悪さのせいになる

【オレがやるのをよくみてろ】
大声でまず昨日のススを掻き出して掃除な
それからだろ?
手抜き…大雑把…やる気がねぇ

よく見てあげた立ってみていたら
腕を引かれて片方のひざを地面につき
「おら!ここだよ…ここ」と
衿元を引っ張られて
ハイハイのような姿で
地面に両手両ひざついての点火講座

土下座してるみたいで惨めなきもち
動きたくなくなって
動けば何を言われるかと
ビクビクしていたら

もう邪魔だからと後ろ首の服を引かれて
ふらふらと立ち上がり
立ちくらみで倒れる

大声で「うわああぁ」
近所に響き渡る驚きの声の後
「ちっ何やってんだよ!」
「邪魔だろ?」
「早く立てよ」

倒れてぶつけた頭のところから
血がにじんできてる感覚
「ごめんなさい」と
慌てて立ち上がって
手を洗うフリをしながら
いしをよごしていないかの確認

ふぅ大丈夫…家に走る

倒れて下の石に頭ぶつけて
血が出たなんて言ったら
大変なことになる
家で触ったけど大したことなかった
軽く水で流したら
古くて捨てても良さそうなタオルで
頭をダッシュで拭く

いちおう場所は
右の耳の後ろあたりの後頭部?
首筋と耳の上の線が交わるあたり

お風呂に入ったら
ズキズキしてきた
タオルを1枚ムダにしてしまい
枕に敷いて寝ることにした



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