地理人レポート

展示や新グッズ作りに向けたコラボレポートと、空想地図&地図グッズ紹介をお届けします。

マニアフェスタオンラインを機に、「地理人 コールセンター」を実施します。

2020年09月26日 | 全般・その他
みなさまこんにちは。
9/26(土)、マニアフェスタオンラインに出展しております。

本来、リアル会場で物販やイベントを一堂に会するイベント「マニアフェスタ」のオンライン版らしく、とはいえブログ&EC・動画&ライブ配信…ってそれフェスタがなくてもできるやん〜という感じで、一体何をすればいいのか謎イベントではあるのですが、

おそらくこれは起爆剤です。
同時多発的に何かが起こるという示し合わせで、フェスタ感は生まれるのか…?という実験だと思います。

私からしても、こんな機会でもないと配信なんぞしようとは思わなかったので、この起爆剤は、初・ライブ配信しよう、という方向で使わせていただきます。

というわけで、本日13:30〜15:30、16:00〜18:00の間、「地理人コールセンター」をライブ配信します。お電話下さい。電話でいただく質問、人生相談〜等をそのまま配信します。

1時間目

2時間目

電話、来るのか?(謎)



Googleマップだけじゃない!海外近隣国のネット地図(2020年版)

2020年09月03日 | 全般・その他
日本にはYahoo!地図やマピオン、MapFan等さまざまな地図があることを紹介しました。海外を見るときこそ皆さん、Googleマップを見ると思います。いやいや、これも必ずしも正解ではありません。

Googleマップがメインなのは、日本近辺では少数派?

日本近辺でGoogleマップをメインで使ってる国や地域は台湾と香港(たぶんマカオもそう)くらい。日本と接する中国、韓国、ロシアはGoogleマップはメインではありません。中国ではGoogleが撤退しているためそもそもGoogleマップが見られなかったりするのですが、北朝鮮はそもそも国内から見られるネット地図がないはずです。意外な地図が詳しかったりするのであとで紹介します。

先に断っておきますが、私はテクノロジーの知識はありませんので、API〜といった情報は全く把握しておりません。また、現地で公共交通(特にバス)を使うので、バス乗換検索の画面が多々出てきます。

(私のスマホの海外地図アプリたち。中国、ロシア&CIS諸国、韓国に行く際は、上中段の6アプリは入れておきましょう。PCだとそれぞれ同サービス名で、Webから見られます。)

中国では「高徳地図」と「百度地図

中国のネット規制は有名ですが、中国のwifiにあやかるとGoogle(検索、地図、メール)もTwitterもFacebookも使えないことでかなり不便します。つまりそれだけアメリカのサービスに依存してるという訳ですが。ところが中国本土で使える香港SIMをAmazonで事前に買っておけば、お手持ちのSIMフリー携帯で、上記のサービスが使えます。こんな感じでGoogle MapでGPSが使え、現在地も軌跡も取ることができます。(画像は重慶市)

とはいえGoogle Mapは私の中ではGPS記録用で、中国滞在時は基本的には使いません。スポットの情報もあまりないし、公共交通ユーザーからすると乗換検索が壊滅的に弱いからです。

中国のネット地図2トップ、高徳地図(高德地图)と百度地図(百度地图)の比較は使い方解説比較記事に詳しく書いてあります。シェアとしても公共交通の検索も高徳地図が優勢らしいんですが、私個人は百度地図をメインで使っていますが、その要因は主にビジュアルです。

(左:高徳地図、右:百度地図)

引いて見たときの情報量が、高徳地図のほうが少なく、百度地図のほうが多いのです。


(左:高徳地図、右:百度地図)

かなり拡大すると似た詳しさになってはくるんですが…高徳地図のほうがフラットで情報が少なく今風なのかもしれませんが、私からすると百度のほうが好みです。なお、ストリートビュー(全景)があるのも百度地図の強みです。


そして、日本の地図だと体験できないのが、バス停を押すとそこを通るバスの系統や路線が出てくるという機能。日本でもApple地図は実装してますが、その他の地図では見たことがありません。ところでこの上海17路の車窓風景、新旧市街地の景観の変化が激しく楽しいので、動画をご覧下さい(ビリビリ動画)。中国では倍速で動き字幕を入れ、なぜか日本のアニソンを流すバス前面展望が流行しています。


ところで中国の地図ということは、中国が主張する国境に忠実だということです。南シナ海の、中国以外の国が「そこ中国じゃないだろ…」と言うエリアこそ中国として強調されて描かれます。ところで気になるのは北方領土。ロシア領土として描かれているかと思いきや、国境線は日本と同じ引き方をして日本領土としながらも「ロシア占領」と書いてあります。案外そういう認識なのね…。

韓国ではNaver地図kakaomap

韓国ではGoogleマップは使えますが、韓国にデータセンターを持たない企業への地図データ搬出禁止の法律があるようで、Googleマップは公的な地図や道路交通情報を反映できないようです。

(左:Naver地図、右:kakaomap)

そこで使われてるのがNaver地図(네이버 지도)とkakaomap(카카오맵/旧Daum地図)。Naverのほうが圧倒的にユーザーが多く、韓国Google Mapにはストリートビューがありませんが、Naver、kakaoの両地図ともストリートビュー(ロードビュー)に対応しています。さらに最近日本語対応もしています。


はい、こんな具合に日本語になります(日本語のスマホに入れると第一に日本語で表示されます)。そういえばハングルは日本の仮名のような表音文字です。韓国人の感覚からすると漢字は不要、読みだけ分かっていればいい…と思っているようで、あらゆる地名がカタカナに訳されます。フェヒョン駅(会賢駅)、ミョンドン駅(明洞駅)は漢字で書いてくれ…と思うのですが、その感覚はないようです。漢字は彼らにとって、日本で言う古文漢文のような「昔使ってた、学校で勉強する難しいやつ」という認識で、「漢字が嫌い」と言う人の多いこと多いこと…。

(左:Naver地図、右:kakaomap)

さきほどの高徳地図と百度地図の比較と同様、拡大すると、フラットで情報が少なめのNaver地図と、色も情報も多めのkakaomapの違いが見て取れます。もうお気づきかもしれませんが、私はkakaomap派です。



(左:Naver地図、右:kakaomap)
韓国で何より進んでいるのはバスの検索。各バスにGPSがついており、いまバスがどこを走っているのか、指定のバス停に何分何秒後に来るのかが出てきます。ところでサムイルギョと書いてあるけど正しい読みはサミギョでは…。あるいは漢字で三一橋と書いてくれると覚えやすかったりしますが。



そんな日本語・漢字地名で見たいあなたには!コネスト地図があります。日本人向けに編集された韓国のスクロール地図。どこにその需要があるのかは分かりませんがかなりちゃんと編集されており、Webだけでなくアプリもあります。地図も美しい。ただ、乗換検索やストリートビューはありません。



ところで、漢字の固有名詞を調べても分からないこの国でよく漢字を特定したな…という努力の跡が見られます。「(株)大静環境」とか「基山橋」とか、ものすごく調べるのが大変だったはずです。まぁいいや。


ところで日本海に浮かぶ某小さな島についての熱が強めの韓国。超大きめな字で「独島(トクド)」と出てきます。まぁこれは韓国ならそうだろうなという感じですが、韓国の書店で売られていた日本の紙地図で「竹島」が修正液で消されて売られていたのはビビった…。

ロシアではYandex2GIS

あれ、忘れてませんか?日本の隣国はまだまだありますよ。しかもこの隣国もメインはGoogleマップではないのです。そう、ロシア。全然話題に上がりませんが、ロシアでは圧倒的にYandex Maps(яндекс карты)が主流です。次いで2GIS(2ГИС)という地図もあります。ところでこのYandexというサイト、日本におけるYahoo!のようなポータルサイトで、メールや乗換検索、宿の予約等色々な機能を統合したポータルサイトです。

(左:Yandex Maps、右:2GIS)

情報量は似ていますが、どっちかというと2GISのほうが濃い目です。Yandexは英語・ロシア語の表示が選べます。


バス検索画面はこんな感じ。路線によってはGPSでバスを追うことができます。交通系はYandexのほうが強いので、乗換検索の際はYandexを使います。ロシアの地図と紹介しましたが、旧ソ連(現CIS諸国)でもこのYandex・2GISペアがGoogle以上に活躍します。


さて、一応見ておきましょうかね、北方領土。中国や韓国と異なり、国境線を引いて強く主張してきませんが、しれっと「ユジノクリリスク(国後のロシア名)」「クリリスク(択捉のロシア名)」と表示されています。クリリスクを拡大すると…Google Mapでは真っ白ですが、Yandexでは道路や施設の情報も出てきます。



Hotel Itrup(ホテル イトゥルプ←択捉)なんてあるんですね…。予約できそうな画面ですが、残念ながらボタンを押しても反応なし、公式サイトもなしということで情報はつかめず…。

北朝鮮は案外OpenStreetMap

最後に北朝鮮です。日本編で紹介し忘れました、地図界のWikipedia「OpenStreetMap」ですが、北朝鮮では一番詳しい地図です。平壌駅付近を見てみましょう。

(左:Google Map、右:Naver地図)

世界最強Google Mapと韓国最強Naver地図、やはり平壌では情報薄めです。これでも一時期よりはかなり詳しく表示されるようになったんですが。

(左:kakaomap、右:OpenStreetMap)

続いてkakaomapとOpenStreetMap。群を抜いて詳しいのがOpenStreetMapです。ちなみに路面電車の線路も書いてあるのはOpenSteetMapのみ。現地で乗って確認したのですがルートは3路線とも正確です(私が乗ったのは2系統だけだけで、1と3は他の移動の際車窓から見て確認した限り)。kakaomapはOpenStreetMapより情報は薄いものの、施設名は詳しく書いてあります。というか平壌駅前ってやたらと大学が多いのね…(대학の表記が大学)。


そんなわけで海外、といっても近隣国の地図サイト、アプリを紹介しました。近隣情報しか押さえておらず、他にもGoogle Map以外の地図がメインで使われている国や地域がある気がするのですが、全然押さえきれておりません。ヨーロッパやアラブ世界にはありそうな気がするんですが、どうなんでしょう。ご存知の方いましたら、お知らせ下さい。

Googleマップだけじゃない!日本のネット地図(2020年版)

2020年08月31日 | 全般・その他
こんにちは地理人です。
さて、本日は…
空想地図でも地理人のエピソードでもグッズでもなく…

普段何気なく地図について、です。
ネットで見る地図=Googleマップ、と思っていませんか?

意外にいろいろな地図があり、強みもさまざま。2019年に出した本「地図感覚」でも各地図を紹介したんですが、その頃と比較すると随分事情も変わってきています。この1年半でのネット地図の変化は激しかった…。


こちら、現代の日本人が見慣れているであろうGoogleマップです。昭文社マップルに見慣れた私からすると薄くて見慣れないのと、世界共通仕様なので高速道路がオレンジ色〜に違和感があるのですが、逆にこの色に慣れた人も多いでしょう。私も検索して場所を探す際はよく使います。



続いて見る人が多いであろうYahoo!地図。昨年の本を書いた際にオススメしたのですが、あれから様相がかなり変わってしまいました。見た目のデザインもかなり選べたのですが、それがなくなり…Googleマップに寄ってしまい、あえてYahoo!地図を見る機会が減ってしまいました。コスト削減と最適化の結果とは思いますが、GoogleマップになくてYahoo!地図にある強みが見えなくなっている気がします。(ゼンリンの地図情報を使うのをやめたかと思いましたが、続けているようです。奈良高低差崖会さん、うさん、情報ありがとうございます。)



ネット地図では個人的にGoogleマップ並に見る機会が多いのがマピオン。なにしろ見た目が美しい。検索性はGoogle、Yahoo!に比べて弱いんですが、見た目のビジュアルはこの2つの物足りなさを大きく補完してありがたい地図なのです。現在主流の検索地図は、地図上では情報を薄めに表示し、検索によって情報を出す形ですが、「検索せずに多くの情報が見える地図」のありがたさもあるのです。なにしろ検索するのも手間なので。


Googleマップが進出する2005年以前、90年代にネット地図を見ていた方は自然とMapFanを見ていた人も多いはずです。私もMapFanといえばその頃の思い出でした。

おお〜懐かしい…(2000年のMapFanのキャプチャ)
カーナビに強い同社ゆえ、どこかちょっと前のカーナビの地図のようなテイストが続いてたのですが…最近躍進が続いています。マピオン地図がいま使っているデータはインクリメントP社で、MapFanの運営会社ですが、いつの間にか地図の精度や活用しやすさが進んでたんですね。MapFanのサイトで見られる地図も情報量と見た目のバランスが整ってきていて、推せる地図になってきています。


以前のYahoo!地図でもできた(今はできなくなった)モノクロモード。印刷して上に書き込む際にはとても見やすく便利なモードが、ここにきてMapFanに搭載されています。



あと、地味に嬉しいのが地下鉄の駅です。上がGoogleマップ、下がMapFanなんですが、Googleマップその他各社の地図では、地下道や地下通路がピンク色で描かれるだけで、その地下鉄路線のホームがどこかは分からなかったのです。j日比谷線の日比谷駅から銀座駅までは地下通路はつながっていて、どこに駅があるんだか分かりません。このへんはMapFanは優秀で、どこにホームがあるか分かるので、駅に着いてから目的地までの距離を推測することができます。

あとはRPG風地図モード。なんじゃこりゃぁ…笑

地味に優秀なのが古地図風…おお、現代の地図ながらなかなかキレイじゃないか…



ゼンリンデータコムが運営するいつもNAVIは、今や貴重なゼンリンのデータを用いたネット地図です。引きの縮尺で全体像を見ながら細かい建物の形状を見渡すのにはとても良い地図です。「街歩き地図」モードも地味にオススメ。(もっとコントラストが強めに出るといいけどなぁ…それはどの地図にも思うこと)



こちら、日本の地図データの元を作っている…というか測量を行っている国土地理院の地図(地形図)です。スクロールや拡大縮小は民間地図サイトに負けないスマートさ。「地形図」ゆえ、都市部よりも山間部や地方で真価を発揮します。



富士山周辺ですが、等高線だけでなく山の稜線の陰影がキレイに描かれています。地形や都市部以外の地域を見る際には地理院地図を要チェックです。

では次回は、海外のネット地図情報をお届けします。
海外のネット地図こそGoogleマップだけだと思ってませんか?そんなことはないのです…。

地理人(女)の人生から、現実・地理人(男)の人生をみつめる

2020年08月11日 | 全般・その他
当ブログ、はじまりは3、4月頃のことです。
コロナとともに始まり、遠方に行く話はできないものの、
これから展示をするぞ…ということでコラボの話と、これまでのグッズの話をしておりました。しかし、展示もひと段落、新商品もなかなか作れず…

さてこれからどうするか。色々迷うところです。
迷うと言っても特に、選択肢がないので、ゼロから考える本格的な悩み&迷いです。

さて、それは書くと長くなるので、
いまさらFaceAppをしてみることで、女・地理人の人生が浮かんできます。

さて、これが実際の地理人、今和泉隆行です。


フムフム。まぁ私だなという感じですね。

女性になる前に…!
高齢地理人の様相です。



とりわけ父親に似てる訳でも母親に似てる訳でもなく、私だなぁという感じですが、これは30年後くらいに答え合わせをしましょう。高齢になったときこそ、友人知人が多く孤独でない状態でありたいものですが、顔はどうであれ、人々に囲まれ、ウザくないおもしろい老人であってほしいと願うばかりです。願うだけでなく目標にせんといかんのか。

続いて、女性の地理人です。



おお、ナチュラルビューティー…
誰だお前…自分でありながら、私が近づけない感がある
キレイなだけじゃなくて仕事もできそうだし、恋も友達も充実してそうじゃねぇか…
でも拡大してよーく見てみると特に美人ってほどでもなく普通なのよな〜(素材が自分なので配慮がいらない!言いたい放題〜

そういえば、随分昔ですが私は、キレイすぎる女性には近づかない法則がありました。
美女は近づきたい、話したい人が多いので、競争率の高いところに飛び入ろうとしても虚しいしあぶれるぞ、という発想です。
自己肯定感低いゆえの施策でしたが、自己肯定感の低さがにじみ出てて気持ち悪かったのと、人を容姿で判断してるのはクズいな、ということで、その後「容姿は全く気にしない」ことにして、その法則を撤廃しています。

それゆえ、キレイな友人も多いのですが、私の口からは「キレイですね」「かわいいね」とか言えなくなっています。私の口からそれを言っても誰も得をしねぇぞ、という発想です。そういう謎配慮も発生します。

そんな中、この女性化した自分を見て、にわかに(キレイだな…かわいいな…)とチョット思ってしまったことの混乱たるや。そう、元素材が自分自身だし実在しないので、この顔の人物相手に配慮する必要がないのです。それゆえ気が緩んでしまったんでしょう。でもクセでどこか配慮してるんですよ、コイツに全く配慮しなくていいのに…

まず、思いました。
いいよな〜10代20代はさぞモテたでしょうよ…と。

現実の男性今和泉は、自分から人を誘ったり、行動を起こしたりすることが極度に苦手。今や色々なアウトプットと独特の印象を与えることで、ありがたくも色々誘ってもらうようにはなりました。モテではないですが。しかし、10代の頃、この引き&待ちタイプだとただただ暇だったのです。霞を食って暇を潰す。一人遊びだけは進展します。(→空想地図とかね)

何度も思いましたよ、男性なんてクズな性別に生まれてハズレくじを引いてコノヤロー…と。とはいえ今は、そんな自己肯定感の最底辺を経験したためか、多少思ったようにいかぬ状態になっても「あのときよりは断然マシだ」と思える材料になっています。

しかし待てよ…
10代は美人JKとかにはなってないハズなんですよ。

というのも、このアプリにはどうも顔を現実より美化するフシがあるなと思うのです。
それも、10代に加工すると韓国アイドルみたいになるという…



これが、現実(左)→10代に加工(右)したものですが、若くなってるというよりは整形と化粧やん…若くなったらカッコよくなるかって?現実はそうじゃない!そんなに甘くねぇ…!



こちらが10代の私。(めっちゃ探すの大変だった…ないんすよ写真が!
結局、卒業アルバム(18歳)と証明写真(19歳)だし…
集合写真的なものはあるんですが、当時の画像は解像度が粗いし自分の顔が小さすぎるので断念しました。さて、コレを女性に加工する前に高齢者にしますよ…


ん?誰だこのコワいオバチャンは…
たしかに今の顔相でジジイになったほうが良さそうだ、ということはわかりました。

女性要素は今よりあるらしい…しかし、さっきのより可愛くはならなかろう…


誰だよお前感はさらに強くなりました。たしかに現在の顔の女性版よりは幸薄そう(男性の現実版もそうよね)。右の地理人(女)はモテなさげ。左の地理人(女)は変な男にはひっかかりそう。素材が自分だから言いたい放題言えるのは気持ちいい…配慮がいらねぇ…!

こうして見ると、女に生まれたところで、特にイイ10代を送る訳でもなさげだなとは思います。まぁ高校の頃までは垢抜けず、大学生になってキレイになってそこから恋愛が…みたいなパターン、多いですよね。男・地理人の大学生時代の恋愛活動実績:0 に比べたら、ちょっとは良いのでは…?

続いて20代の地理人の顔写真です。


左が21歳、右が26歳。あんまり変わらないですが、高校生のときよりはマシというか「無」になってる感があります。

ではまずお約束の老化から。


おお、オバチャンから少しおじさんになってきた…
しかし、ちょっとめんどくさそうなおじさんですぜ…近づきたくはねぇ…


なんなんだ、21歳の地理人(女)は垢抜けぬが、26歳の地理人(女)は突然美人になっている…21歳の地理人(女)、なんか現実的な様相ですよこれが。こんなでしょうよ、ええ

それにしても26歳以降、今に至るまでの男・地理人は、なんなんだ、どうなってるんだ…!?(あと、26歳の女地理人、とある親戚に顔が似ててビビっている)

いろんな顔写真をぶちこんでみたところで、
モテる美女地理人(女)と、そうでない場合と、どちらもあり得ることが見えてきました。

モテる美女地理人(女)であった場合

モテて男と恋仲になったとして、男から求められたことや、モテという何かを獲得したことで地理人(女)は満たされるのか。満たされないでしょうね〜。最低限の単位は獲得したでしょうけど、私が求めてるのはそんなことじゃない、とはいえどんな人に、何を求めてるのか、何が得られると満足なのか分からなくて迷走するでしょう…

しかも女性に生まれることで感情の起伏は大きく上下して、不安定になるでしょう…
そうすると、恋は煩わしいものとして、美しくいることに意味を見いださなくなり、冒頭の美人であろうとするナチュラルビューティー地理人(女・30代)にはならなそう

モテない地理人(女)であった場合…

高校時代だけでなく、大学時代も現実の男・地理人と同様、恋愛を避けてやり過ごします。現実の男・地理人の顔相が20代から30代にかけてマシになった(いま気づいたよ)のは、色々な活動を通して自己肯定感を満たし、安定してきたからでしょう。感情が不安定とはいえ(知らんけど)、地理人(女)もその過程を辿るとすると、冒頭の画像のようにナチュラルに美人化するかもしれません。

しかし、20代の頃はそうでもなかったけど30代になってから美女になったパターンってあるんでしょうか。30代で美しい人って大抵20代の時点で美しいので、そのパターンがあるのかどうか気になります。

とはいえナチュラルビューティーを得ても、画像では分からない肌年齢の劣化があるでしょうから(女地理人、肌ケアとか雑だろうしね)、冒頭の加工されたナチュラルビューティ地理人は、「遠くから見るくらいがちょうどいい」んじゃないでしょうか。女性は27歳を越えると途端に「とりあえずモテる」戦線から離脱する例は多いので、この遅咲き地理人(女)も、大きなモテにはつながらないと思います。


実在しないが、他人とは思えぬ自分の化身を見ると、色々な人生の可能性を考えてしまいます。結局美人地理人(女)を見たところで、他人としてはイイナ…と一瞬思いつつ、その人生に当事者目線で見つめると、それはそれで大変だし無条件に喜べるもんでもないな…という感じです。美人地理人(女)を見て、男性としての自己肯定感底辺からモテを経験せずに淡々と生きてきた現実地理人(男)の人生は、案外良かったし最適解だったかもしれない、と思うに至りました。

こりゃツイートすると長くなるなと思い、ブログにしたためました…。そしてこんなに自分の顔写真を投稿することは後にも先にもないと思います(恥)。

とりあえず関連商品なのかどうかわかりませんが、実在しない人物の落とし物セットをマルシェルでも販売開始してみましたので、不思議な気持ちになりたい方はドウゾ・・・


人はなぜ、展示をするのか

2020年07月17日 | 全般・その他
こんばんは。
先日11日まで、「空想調査員が見た、空想都市展」という展示をしておりました。多くの方にお越しいただき、ありがとうございました!


東京ではコロナの勢いが強まっており、それでもこれだけ来ていただけるのはありがたいことでした。私はこのドアを常時開けて換気を良くするくらいしか…できねぇ…そして私は健康が続いています。(私が期間中にかかってたら大変だっただろうな…)

しかしそれでもなぜ人は見に来てくれるのか。このwithコロナ時代、首都圏外からは来にくく、首都圏でも足止めした人は多かったと思います。さて、新様式として、同じものをWebでアップしたら、同じくらい見てもらい、反応をいただけたのか。

そうでもなさそうなんですよね。withコロナ時代の展示のアウトプット方法のひとつとして、展示の記録として動画を上げてみたものの、こちらはあまり反応がありません。笑

展示の全体像/地理人が案内する「空想調査員が見た空想都市」展〈Part.1〉

動画は無編集撮って出しで凝ったものではないし、そもそもネットでのアウトプット全般苦手なので(SNS、Webその他…あるけど結局リアル人間関係、コミュニティでの動きがメインで、ネットはそれを補完するものにしかなってない)、私の技量でもあると思います。

とはいえ、別に私は展示がうまい訳でもないのです。今回ギャラリーで設営していて、ギャラリーオーナー、今回のキュレーター、設営技師2人…と一緒に設営してたのですが、私が最も配置や見せ方、もっと言うと美しく見せることに最も無頓着した。なので私の技量の比較というよりは、場がもつ力やリアルなスペースでの展示の効能を考えてみようと思っています。

狭い会場ながら、1時間以上いた方々も結構多かった。冷静に見れば、そこに特に普段注目するものはなく、むしろ注目しない普遍的なものしかない。何を1時間以上見ていたのか…とツッコミを入れたくもあるが、同じく妙な地元感を感じていた方もいた。日常の記憶がどう作られるのか、ゆるゆる考えたい。


はい、結論出ず…
今後考えていきたいだけで、まだ全然煮詰まってないんですが。

単一の視覚、聴覚コンテンツを鑑賞することはスマホでできても、複数のコンテンツをまとめて複合的に味わうことは、それを包容する大きな空間あってこそで、空間全体でどういう体験ができるかを考えねばな、とは思いました。はい。

そして、もうひとつ。
これは言われて気づいたんですが、見せようとしていない風のものと、見せようとしている風のものの混在も特徴で、これは整えていくか、あえて散らしていくか…散らし方と混在具合をこれから考えていくことになりそうです。

そして、今回改めて「展示の所作」を味わうのでした。
いまさらですが新鮮だったのは芳名帳。近年展示が続いた公立美術館では芳名帳はありません。今回の展示会場のような、民営のギャラリーだとあるのです。

ギャラリーさんによって芳名帳が用意されていました。「DM希望」の欄がありますが…そうか、展示作家たるものDMを送るのか!(DMを送ることを想定してなかった)。

とりあえず芳名帳がおもしろいので、架空のものを作ってみましたよ。
(何人か協力いただきました)



ところで人はなぜ、展示をするんでしょう。
今回は、というか今回も、キュレーターの方に呼んでいただいて、この企画が実現しました。なんて受動的。受動的にいただいた機会をもとに、企画内容は積極的に攻めた内容にしよう、と今回、コラボ展示の新たな章を開いたつもりではありますが、そのためにも、展示の効能を考えねばなりません。

人によっては、自力でギャラリーを借りて、企画し、進める人もいます。作品が売れる場合は、ギャラリーを借りる費用を、作品が売れた価格で賄える…こともあります。しかしそれはごく少数。うちも、たぶん作品としては売れないと思います。(売れないと思ってるだけ、かもしれない、試してないのでわからないけど)

売れなくても、お金がかかっても、展示をしたい…そういう人もいるのです。

なんならネットでもアウトプットできるこの時代に、リアルスペースを借りて展示をすることで何を叶えるのでしょうか。私の中ではさきほどのまとめから…単一の作品にとどまらず、複数の作品をまとめて複合的にアウトプットし、それを鑑賞する空間作りを通して、作品群を通して見えてくる体験づくりをする、ということなのか、あるいは出版のように、作品制作活動の集大成、作家としての活動履歴としてすること…なのでしょうか。

教えて、展示する人!
地理人は今後、展示する人、したい人に、なぜ展示をするのか…追ってまいりたいと思います。そしてヒントを得たいと思います。それでは。

地理人のコラボの話とグッズの話、始まります。

2020年03月14日 | 全般・その他
こんにちは&こんばんは。地理人です。

マニアブログフェスタ、はじまります。
マニアフェスタ出店者の皆様方とともに、ブログ発信&グッズが買える新企画。(詳しくはこちらからどうぞ

それにしてもブログを新しく始めるなんて、何か心境の変化があったのでしょうか。年1回更新されるかどうか、という過疎ブログサイトの地理人ノート、というサイトもありますが、アレとは何か違うのでしょうか。

地理人ノートはもはや、人生の個人的振り返りや展望を考える自分用メモとなってしまいました。そう、あのサイトから何かを広げようとか、なるべく多くの人に見てもらおうとか、そういう流れはないのです。

1. リアルイベントや物販でしている話を、このブログで伝えていく

ネットでもそろそろ広がる出し方、伝え方をしていこうと少し思い始めました。そこに来て、コロナウイルスはえらいこっちゃで、イベントや物販等、実際の場所で何かを展開する機会は今はいったんお預け、という世の風向きです。
マニアフェスタその他の物販イベントでは、ここ1〜2年で作り増やしているグッズの話を口頭ですることはありますが、イベント中止旋風が吹き荒れる昨今、安全を求めればインドアで、向かうのはインターネットでしょう。そういえばグッズの説明や余談を、ネットではほとんどしていないので、改めて届けられるようにしよう、と思い始めもしました。

そこで、4月から少しずつ、空想地図グッズの紹介…店頭でお話してる話などなどをお届けします。

2. 6月に展示があるので、様々なクリエイターとコラボを進め、その過程をこのブログでレポートする

地理人といえば、人見知りはないのに人に何かを頼むのが苦手で、結局一人で色々積み上げてしまう、協調性のないワンオペ野郎でした。一人が好きかって?そりゃ一人好きだし楽なんですが、特にワンイペを好んでやっている訳ではないのです。もう、一人の力では、空想都市の何かを作り進めるのに限界があります。実力的にも、時間的にも。そういうわけで、いつか誰かとコラボしたい、とは思っていたのです。これまで、自分主導で誰かを巻き込むと、大体始まらないか、途中で終わるのが通例だったため、呑気に始めよう!とはなりにくく、慎重にもなるのです。しかし、それでも始めます

6月に予定している展示についてはもうじきお知らせしますが、昨年の東京都現代美術館での展示と異なるのは、私以外の多種多様なクリエイターが参画することです。タナゴさん、Mr.Denshaさん、キシリ徹さんをはじめ、多種多様な人々とのコラボを経て、展示したり、グッズにしたり、ネットで発信したりする予定です。それを、クレイジーに己と闘う真面目大学生(休学中)の膳所からレポートします。



ちゃきちゃきした告知はここまで。ここからは私の書きたい放題。
空想地図に関して、2017年頃まではわりと呑気なものでした。特にアウトプットの機会も多くなかったので、空想地図を作り進めても進めなくても、その他の再現品(風の、創作物)ができなくても、特に気にすることはありませんでした。まぁ人生において、しなくていいことでもあったのですよ(今でもそうっちゃそうだけど)

ところが、2017年以降、公立美術館での展示や、マニアフェスタで等のグッズ出品の機会が増えます。こうして変わったのは、忙しさ…というより、同じものを出し続けると、停滞感を感じるということです。私が停滞感を感じるだけでなく、何度も来る人にとっては停滞感を感じるだろうなぁと言うピリリ感です。

そんなにピリリとしなくても、という声もあるかもしれませんが、ピリリがないと私は動きません(人生の停滞です)。ピリリはよく言えば刺激です。ようやっとこの私に、何かを作り続けよう、世に届けようという意識が芽生えはじめてきました。

ワンオペ野郎のままであれば特にまぁ何でもいいか、となるのですが、参画するクリエイターにとって、空想都市を通して、いつもとは異なるアウトプット、アプローチになり、より新たな表現や仕事に繋がる機会になるのであれば、やったほうがいいしやる気も出るところです。出るでしょう。以上、地理人天気予報でした。